4月に入り、「いよいよ野球シーズン到来！！」と思いきや、コロナによって世の中自粛モードに暗転・・
春のセンバツが史上初の中止に追い込まれ、プロ野球に至っては開幕が無期限で延期されるなど、この夏の東京オリンピックを間近に控え、一体全体どうなってしまうのでしょうか？
逆にここまでくると、早く野球がやりたい、早く野球が観たいという気分に駆られますね。
閑話休題・・先日、学童野球を指導する方たちと会食をする機会がありました。何をコンセプトに指導したら良いのか、一種の「お悩み相談」的な時間となりましたが、実際問題、まだまだグラウンド内は罵声、怒鳴り声が飛び交っているようで、子供を「自立」した人間に成長させるために野球(スポーツ)をさせるのに、これでは本末転倒。まず大人が見本を示さなくては…と常々思います。
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野球教室のときは技術を教えるだけでなく、大人になって仕事をしていく上で、私が「野球をやってきて良かったな」と思えたこともしっかりと子供たちに伝えます。
1 交友関係 ～ 「友達」というよりも「仲間」。持論になってしまいますが、いわゆる「親友」と呼べる人って、大人になってからだとできにくいです。
大人になっても忖度せずにバカなことを言い合えるのは最高のストレス解消法。ビジネスにおいてもお互いに良いアイディアを出せる間柄という「仲間」がいるのは、大人になればなるほど、こんなにありがたく心強い存在はありません。
2 体力 ～ 社会に出ると頭脳も大切ですが、やはり過酷な業務を乗り切る体力がないと、そこに信頼は生まれません。「無理が効く」。野球で言えば「連投が効く」大人になってもらいたいですね。
3 状況判断 ～ 得点圏内のピンチにおいて、守備中に大体3パターンを頭の中に入れておきます。私は内野手でしたので、まずゴロが来た時にどうするか。ハーフライナーが来た時にどうするか。背走するファールフライが来た時にどうするか。物事全て後手に回らず、常に先手先手を考えていることが大切です。
4 決断力 ～ リーダーシップに必要不可欠なことが「決断力」。噂を信じすぎないこと。固定観念を持たないこと。自分の目で確かめること。事の前後をしっかりと理解、確認すること。公平性を保つこと。これらが最低限できていれば、軸がぶれることなく良いチーム作り、組織作りが可能ではないかと思っています。
さて、学童野球の指導者の方たちから、「もし私が学童野球の監督をするとしたら・・」の質問がありましたので、以下のことをお話しさせていただきました。
1 練習時間は3時間以内（主にケーススタディ形式。過度なランニングメニューは必要なし！その代わりグラウンド内では歩かない。理想は常に全力疾走！）
2 飲み物、間食は各自で用意する（その日の気温、天候等を考えてコンディショニングに徹する）
3 座学(トレーニング理論、フォーメーション等)の時間を設ける（強いカラダと意識がないと技術は身につきません）
4 野球(プロアマ問わず)を観戦する時間を設ける（試合前の練習、準備の仕方など、少しでも上手い選手を観てイメージ作り）
最後の5は、私が最も意識していることです。
練習中はできるだけ「あまり上手くない子の近くにいてあげる」こと。野球は本当に楽しいスポーツ。疎外感と孤独感を子供が感じてしまう環境はご法度です。
何で日本の文化は小学生から野球漬けにしたがるのでしょうか？高校で一つのピークを作るために、現段階の取り組みとしては、まず発育発達など成長プロセスを学ぶべきだと思います。
院長も近々、YouTubeデビュー！野球界で絶大なる人気とアクセス数を誇る某チャンネルさんに出演しますので乞うご期待！
夢のない時代だからこそ、患者さんには常に夢を語れる治療室でありたいですね！
