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新星空の友

今年(2022年)もシリウス伴星の観察・撮影チャンスが来ました

 今年(2022年)もシリウス伴星の観察・撮影チャンスが来ました。
 1月15日晴れ。今年も20時頃に南東の空でシリウスが見える時季になりました。
 今年はシリウス主星と伴星が最大角距離(天文年鑑記載値11.31秒)で絶好の観察・撮影チャンスです。
 口径8cm以上の望遠鏡であれば主星と伴星が分離して観察できると思います。
 私の観察実績では数年前に口径8cmセミアポ屈折望遠鏡で分離観察できています。
 但し、分離観察できるのは、シーイング良好の時です。シーイングの良くない時は、20cmドブソニアン望遠鏡でも分離観察できません。
 地上で風が少し吹いている時でも上空はシーイング良好の場合があります。
 まずは一度望遠鏡を出してシリウスを観察してみることです。観察してシーイング良好であれば、伴星を分離観察できるチャンスがあります。倍率×150倍~×200倍で観察すると良いでしょう。
 写真撮影はシリウス南中時刻の前後90分ぐらいの間が良いです。地平高度が低いとシーイングが良くないですから。
 また、スカイウォッチャー製20cmドブソニアン望遠鏡の場合、南中頃に撮影しますと、斜鏡金具(スパイダー)の十文字の回折像と伴星が重なります。ですから、南中頃を避けて伴星が点像に写る時間帯に撮影すると良いでしょう。
 私のドブソニアン望遠鏡の場合は、南中の70分前後の頃がシリウスの放射光線に邪魔されず点像できれいに写りまます。(撮影実績から)
 その前に、オリオン座リゲルを観察・撮影して、主星と伴星が分離観察・撮影できることを確認すると良いでしょう。リゲルの方が容易に分離観察・撮影できますから。
 尚、写真は一眼デジカメよりも動画カメラの方がきれいにハッキリ撮影できます。動画カメラ所有の方は動画撮影して写真変換することをお勧めします。
 露出時間は長過ぎますと、伴星が主星にくっ付く感じになりますから、自分の適性露出を決めると良いでしょう。
 私も今季、絶好チャンスのシリウス伴星の観察・記録撮影する計画です。

 昨年観察・撮影した写真を添付します。

昨年(2021年)のシリウス主星と伴星
2021年3月19日21時01分~03分
露出46.8ms×250/500フレーム×4コマ
20㎝ドブソニアン望遠鏡 f1200㎜ ASI290MC
IR/UVカットフィルター GAIN300 動画撮影 
RegiStax6+ステライメージ9 トリミング自宅 気温14℃
※キャプチャエリア544×548




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