やっと低空のエリダヌス座θ星(二重星)を観察しました。
12月20日晴れのち薄曇り。夕方のウォーキングを短縮コースにしました。21時南中のθ星を観察したいと思って、庭へ20cmドブソニアン望遠鏡を準備しました。
θ星は南中高度14度と低空のため、我が家からは隣家の松の木が邪魔して観察できるかどうか判りません。
当日は、薄雲りで写真撮影はあきらめ、自宅から望遠鏡で観察できるかどうか確認することにしました。
ドブソニアン望遠鏡の設置位置を南中の低空の星が見える所にしました。
目的星の導入は、ドブソニアン望遠鏡の位置表示機能(赤経・赤緯表示)を使って行いました。
最初はファインダーを覗きますと、隣家の松の木のとがった葉と葉の隙間からチラチラと明るい星が観え隠れしていました。×48倍でアイピース(接眼レンズ)を覗きますと、二重星らしいものが観えました。
望遠鏡の向きが松の木のない空間へきた時、×120倍でハッキリと二つに分離して観えました。
これがθ星です。θ星は光度3.2-4.4等、角距離8.2秒です。低空の位置にあり、観えるチャンスの少ない星です。我が家から観察できる時間はわずか約5分間です。
何とかθ星を観察することができました。今度は、限られた南中の撮影チャンスに写真撮影しようと思っています。
今回は、θ星を自分の眼で観察できて良かったです。予行練習したことになります。
観察後、空は本曇りになり、機材を片付けました。
今回の観察で次回のθ星撮影が楽しみになりました。