新星空の友

口径10cmに絞って撮影したシリウス伴星のあぶり出し前後を載せました

 口径20cmドブソニアン望遠鏡で口径10cmに絞って撮影したシリウス伴星のあぶり出し前後の写真を載せました。
 2月21日曇り時々雪やあられ降る。変な天気の一日でした。昨日(2/20)に新型コロナウイルスワクチン追加接種(3回目)を集団接種会場へ行って接種してきましたので、本日(2/21)は副反応を考慮して自宅でのんびりしていました。
 自宅にいましたので、撮影したシリウス伴星の写真で口径10cmに絞って撮影した写真を見直しました。
 先日(2/19)のソフト現像開始した時は、シリウス伴星がどこに写っているのか判りませんでした。筒先の絞りによるエアリーディスク(中心の円盤像)とエアリーパターン(回折リング)がたくさん写って点々模様がいくつもあり、伴星を確定できません。
 伴星がエアリーパターンに隠れているようでしたので、エアリーパターンが見えないようソフト現像処理を進めました。
 その結果、見えにくかったシリウス伴星の点像が浮き出てきました。
 写真の上が北になるよう角度補正して、点像の位置角と角距離を測定して伴星に間違いないことを確証しました。

 口径20cmF6の時はエアリーパターンは判りませんが、口径10cmF12に絞った場合はエアリーパターンがたくさん発生しました。
 天文年鑑の「天体望遠鏡データ」のエアリーディスクの直径の項目を読みますと、望遠鏡のF数に比例するとのことです。
 F12の場合はF6の2倍の直径になりますので、口径10cmに絞った時の方がエアリーパターンがたくさん写って写真の質が低下します。実際に撮影した写真はその通りです。(F数が小さいほどエアリーディスクは小さくなるということです)
 
 シリウス伴星のあぶり出し前後の写真2コマを添付します。

①シリウス伴星のあぶり出し前(エアリーパターンがたくさん)

2022年2月18日20時16分~19分 露出47ms×250/500フレーム×5コマ
20㎝ドブソニアン望遠鏡 f1200㎜(口径10㎝に絞る)ASI290MC IR/UVカットフィルター GAIN350 動画撮影 RegiStax6+ステライメージ9 トリミング無 自宅 気温5℃
※キャプチャエリア544×548、上が北へ角度補正済

②シリウス伴星のあぶり出し後

データは①と同じ


 

 
 






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