月面V・X・Lの撮影の合間に大犬座h3945・うさぎ座h3759とγ星の二重星を観察・撮影しました。
2月1日、月面Lが観えるまでの待ち時間に二重星のh3945・h3759とうさぎ座γ星を観察して撮影しました。
大犬座h3945とうさぎ座h3759の二重星は「ほしぞらの探訪」の本に載っていません。「全天恒星図」には重星表記はありますが、番号は載っていません。
インターネット検索中に存在を知りました。一度観察・撮影したいと思っていました。うさぎ座γ星もまだ観察・撮影したことがありませんので、一緒に観察・撮影することにしました。
月面撮影と同様に20cmドブソニアン望遠鏡で観察・撮影しました。
二重星の導入は位置表示機能(赤経・赤緯表示)を使って行いました。
今回の三つの二重星の中で印象深いのは大犬座h3945です。
倍率×48倍で観察しますと、オレンジ色と青色の重星が見事にきれいに観えました。「冬のアルビレオ」の別名があるほどのきれいな星です。このことは知る人ぞ知るで、あまり知られていないようです。実際に観察してみますと、必見のお勧めの星です。
各重星のデータは下記の通りです。
①大犬座h3945 光度4.7-6.5等、角距離26秒
(赤経07h16m 赤緯-23.2°)
②うさぎ座h3759 5.8-8.6等、26.8秒
(赤経05h26m 赤緯-19.7°)
③うさぎ座γ星 3.6-6.3等、96秒
撮影した写真3コマを添付します。
①大犬座h3945(重星)
2020年2月1日19時55分25秒 露出1/8秒×2コマ
20㎝ドブソニアン望遠鏡 F6 アイピースSP25㎜
35㎜ F4.5 トリミングISO3200 自宅 気温1℃
②うさぎ座h3759(重星)
2020年2月1日19時44分13秒 露出1/6秒×4コマ
20㎝ドブソニアン望遠鏡 F6 アイピースSP25㎜
35㎜ F4.5 トリミングISO6400 自宅
③うさぎ座γ星(重星)
2020年2月1日20時40分49秒 露出1/6秒×5コマ
20㎝ドブソニアン望遠鏡 F6 アイピースSP25㎜
35㎜ F4.5 トリミングISO3200 自宅