先日(2/13)に20cmドブソニアン望遠鏡で撮影したシリウス伴星の写真で短露出のシリウス伴星を載せました。
2月15日雨のち夕方から晴れ。シリウス伴星の動画撮影を露出をいろいろ変更して撮影していましたので、露出の短い(10.2ms)動画を写真に仕上てみました。
パソコンモニターで動画を見ていてもシリウス伴星は判りませんでした。
ソフト現像処理しますと、シリウス伴星が浮き出てきました。写っていました。
短露出のものはシリウス主星と伴星の間隔が大きく離れて写っています。長露出のものは主星が大きく写り、主星と伴星の間隔が狭く写ります。
ソフト現像処理の仕方でシリウス伴星の暗い写真になったり明るい写真になりました。
当日(2/13)に撮影した動画には全てシリウス伴星が写っていました。シーイングが最高レベルに良かったためと思います。
そして、動画カメラの方が一眼デジカメよりもシリウス伴星が写り易いかもしれません。一眼デジカメはシーイングの良い時の写真でも撮影した写真の中から伴星の写った写真を選んでいますから。
短露出で撮影した写真2コマと「シリウス主星・伴星の角距離変化図」を添付します。
シリウス主星と伴星が結構離れて写っています。
写真①と②を見比べますと、写真②の伴星の方が明るく見えます。
シリウス伴星は白色矮星(はくしょくわいせい)であり、青白く写っています。
①短露出のシリウス主星と伴星(暗め)
2021年2月13日19時42分~45分
露出10.2ms×250/500フレーム×5コマ
20㎝ドブソニアン望遠鏡 f1200㎜ ASI290MC
IR/UVカットフィルター GAIN300 動画撮影
RegiStax6+ステライメージ9 トリミング自宅 気温11℃
※キャプチャエリア320×240
②短露出のシリウス主星と伴星(明るめ)
シリウス伴星を明るめにソフト現像処理
データは①と同じ
③シリウス主星・伴星の角距離変化図(望遠鏡で覗いたように下が北)
角距離変化図は他の人の図を引用して追加作図しました。
写真①②の向きは変化図を180度向き変更した方向です。