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Man in the Music: The Creative Life and Work of Michael Jackson (書籍)

2011-11-03 | 書籍
翻訳本は、こちら



Man in the Music: The Creative Life and Work of Michael Jackson


Michael Jackson: Man in the Music



商品の説明

内容説明
"Man in the Music" meticulously tracks Jackson's solo career, from 1979's groundbreaking "Off the Wall" to 2001's "Invincible", to a glimpse into some of his yet-to-be-released material. With each album, Vogel places the music in its social and historical context, discusses its relation to Jackson's personal life, reveals the singer's fascinating process of artistic creation and analyses each record, from its cover, to its songs, to its aesthetic impact and cultural legacy. Rather than focusing on the surface-level sensationalism, "Man in the Music" explores and offers insight into the creative process behind Michael Jackson's work, which serious Michael Jackson fans are sure to be looking for.

著者について
Joseph Vogel writes about popular culture, music and politics for The Huffington Post. He has been featured in numerous newspaper, radio and TV interviews, including Democracy Now! and the award-winning documentary This Divided State. He currently resides in upstate New York where he teaches and is a Ph.D. candidate at the University of Rochester.



マイケルジャクソンのニュースブログより、抜粋

「いろいろな意味で、アーティスト自身がその作品だ」。これはマイケル・ジャクソンが言った言葉であるが、まったくその通りである。そしてこれはまた、ジョー・ヴォーゲル著「Man in the Music: The Creative Life and Work of Michael Jackson」を読んだ者が感じる全般的な感想でもある。ヴォーゲルは、ジャクソンが成長してからの作品である1979年の「Off The Wall」から始まり、2001年の「Invincible」までの、マイケル・ジャクソンのソロ作品の全体像の研究という難関に取り組み、そしてそれは、ジャクソンの作品に対する批判的評価において私たちがしばしば目にするタブロイド・スキャンダルや中傷的風刺を通じてではなく、作品自体のフェアで偏見のない分析を通じてなされている。この本を読むということは、あたかもジャクソンの心の中をこっそり覗くかのようだ。つまり、時として彼のスタジオへの立ち入りを独占的に許され、音楽が生まれる瞬間に立ち会っているかのような感覚を禁じえないのである。

「Man in the Music」の最大の強みの一つは、同書が、音楽だけではなくその背景にも焦点を当てながら、アルバムをそれぞれ別々に取り上げていることだ。ヴォーゲルはアルバムそれぞれにちょっとした歴史の講義をしてくれるので、読者は当時がどういう時代であったのか理解することができる。この手法により我々は、プロフェッショナルとして個人としての、そして感情の部分でもある程度、ジャクソンの立ち位置というものを感じ取るのである。これらすべては、彼のアートに深く影響を与えている。そしてジャクソンの音楽面でのコラボレーターたちと会話をすることにより、ヴォーゲルは、レコーディング・セッションやその場の話し合いについての一次資料を基にバックストーリーを紡ぎ、ジャクソンの創作過程をより深く私たちに垣間見せてくれる。

この歴史講義のマイナス面は、ヴォーゲルが時として・・・そしておそらく不可避的に・・・ジャクソンの法律的トラブルについての避けられない議論に傾倒してしまうところだ。ジャクソンを弁護する過程においては、ジャクソンの経歴におけるこの側面に触れずに済ますことはほぼ不可能である。他の偉大なアーティストと同様に、ジャクソンが自身を取り巻く陰謀をインスピレーションとして使うようになって以降はなおさらだ。だから後期のジャクソンの作品の多くは明らかに彼が経験してきた試練に影響を受けている。しかしヴォーゲルがこれらの陰謀についてのバックストーリーに触れているにもかかわらず、同書はジャクソンについて現在進行形で私たちがしばしば目にする否定的でネガティブな解説とはなっていない。それどころか、ヴォーゲルはこの歴史を用いて、ジャクソンがいかにその緊張状態に立ち向かい、利用することで真に深遠な音楽を作っていたかを示すのである。

それぞれのアルバムの章では繰り返し同じ構成が用いられている。まずバックストーリー、次にアルバム収録曲の徹底分析だ。要するに、ジャクソンの創作過程としばしば見られた徹底的な完ぺき主義という値段をつけ難いものを垣間見せてくれるセクションである。このセクションに続くのは、同時期に作られまたはレコーディングされたが正規アルバムには収録されていない「未発表」曲の寸評である。

さらにそれぞれのアルバムの章では、ヴォーゲルは多くのショート・フィルムやライブ・パフォーマンスについてもハイライトを当てており、各曲へと同等の注視を向け、実践主義的手法によってジャクソンのアートに焦点を当てている。

ヴォーゲルの声は単刀直入であり余計な飾りはない。彼はジャクソンの作品を、筋金入りのファンと成熟したポップカルチャー批評の静かなる権威を合わせた鋭い視点で検証する。ジャクソンとその作品に対する彼の観察眼は確かで堂々としたものだ。

「Man in the Music」をマイケル・ジャクソンのアートに関する他の評論と分けているものは、それがユニークであるということである。本という形になった、ジャクソンの膨大な作品に対する偏見のないポジティブな評論はこれまでなかったものだ。すべてのジャクソンファンは間違いなくこの本を自分のコレクションに加えたいと思うだろう。これは無敵の参考文献なのである。しかしまた、カジュアルな音楽のファンやポップカルチャーファン、そしてキング・オブ・ポップについて、キング・オブ・ポップを動かしたものについて、キング・オブ・ポップを史上最高のエンタテイナーたらしめたものについて少しでも興味のある者すべては、この本が魅力的であることに気づくだろう。

「Man in the Music」は11月1日に、米書店チェーン、バーンズ&ノーブルで発売される。MJFCショップでオンライン購入も可能である。

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