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介護の現場 虐待

2011年07月22日 | 日常や自分の事
今日、信じられない場面に遭遇した。

昼間、時間があったので近所の温泉へ行き、そこで その「事件」に出くわした。

温泉の入り口で、靴箱に靴をしまおうとした時、
後方から、「ゴツン」という鈍い音がした。
振りかえると、そこには、おばあさんが車いすから落ちて、床(コンクリート)に横たわっていた。

「ゴツン」の音は、おばあさんが床(コンクリート)に頭を打ち付けた音だった。

おばあさんは、老人福祉施設か障害者福祉施設に入所している人のようで、
まわりには、他にも入所している人たちと、その施設の介助士職員が4人居た。


私には、事の大きさがわかったが、
そのとき、介護施設の介助士が、
「○○さん(おばあさんの名前)、綺麗に転んだね~~(明るい調子)」と言った。

綺麗にって、、、どういうこと??


温泉の入り口(玄関)は、靴を履くところが一段下がっていて、
推測すると、おばあさんが乗っていた車いすが、その段差に気づかず、車いすの前車輪が落ちて、
その反動でおばあさんが前回転し転んだよう。


その車いすを介助士の人が押していたのかは定かではない。

おばあさんが自力で車いすを動かしてそういうことになったのかもしれない。

でも、実際に車いすから落ちて、コンクリートの床に頭を打ち付けているのだから、
「綺麗に転んだね」とは普通は言わない。

最悪、死ぬことも想定されるだろうし、まずは、
大丈夫かどうかを心配するのが介助士であろう。人間であろう。

私が見た限りでは、おばあさんは自力で車いすを動かせないと思ったし、
転倒してからは、自力で起き上がれない状態だった。


私は、「ただ事じゃないですよ」と介助士に言った。

すると介助士は、「うんうん(笑いながら)」と言った。

「笑い事じゃないですよ、すごい音がしたんですから」と私。

それを背中で聞く介助士。


おばあさんを抱きかかえて、無理やり車いすに乗せた。
その時、おばあさんの脱力状態のように見えた。


やり取りをしている間、他の介助士と何度も目が合った。

温泉の職員の人とも何度も目が合った。

けれども、だれもなにもしない。


介助士のあの言葉、「自分のせいじゃない」と言っているようで、
すごい恐怖を感じた。

自分のせいじゃなくても、老人を預かっている責任はある。
転倒した時の対処も、勉強してきたと思うし、
人として、その対応は間違っている。
人の命を軽視している。



おばあさんは、無理やり車いすに乗せられ、福祉施設のバスに乗せられた。
(その場から1秒でも早く立ち去りたいかのように)

他の障害を持った人たちも、介助士に言われてバスに乗った。

障害を持った人たちは、この一大事をどう思ったのだろう。
たぶん、この事実を誰かに伝えたりすることはないと思う。


私は、介助士に福祉施設の名称を聞いた。

その施設を調べると、福祉施設を手広く展開している施設だった。


私は、関係各所に通報した。


通報したのは、その福祉施設で実際に起こった事件(虐待)を知ってもらいたかったし、
なにも行動をしなければ、自分も見て見ないふりをしたことになるから。




もしかすると、
介助士がおばあさんに言った「綺麗に転んだ…」や、自分の非を認めない事は日常的にあって、
もう感覚が麻痺しているのか。

とても恐ろしい場面を目の当たりにした。


この記事を読んで、中には、
「こんなことは日常で起きている。よくある話」と思う人がいるかもしれない。
(私は実際にそういう人に会ったことがある)

人としてやってはいけないことに、同調する人も、あの介助士と同類。
人間のクズだと思う。

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