続・とりあえずの映画鑑賞メモ

タクシデルミア ある剥製師の遺言(2006ハンガリー=オーストリア=仏)TAXIDERMIA

“神への冒涜か、それとも芸術(アート)か…人間の欲望は、この世でもっともおそろしい”

今日は金曜日ですが、書道教室はGW期間ということでお休みだったので、表参道にある伊藤病院に行くことにして16時半頃までに用が済むように早めに出て、無事に検査も済んで薬も受け取り、歩いて渋谷に向かいました

渋谷といっても、イメージフォーラムは表参道寄りなので、歩いても10分くらい、わざわざ渋谷に行くより楽なんですよね。
なので、伊藤病院に行くのも楽しみというか…病院の方はGWの合間の平日でかなり混んでましたが、終わったらこの映画を観られると思えば待ち時間も苦にならないというもの、ようやく、この作品を観られたわけですが、いやはや、噂に聞いていたけど、想像以上に変な映画でした

内容は…“ハンガリーに生きる家族の三世代の男たちを主人公に綴るブラックでアートなドラマ”で、蝋燭フェチにして性的妄想に囚われた祖父、スポーツとしての大食い競技の選手でアスリートとして日々鍛錬(?)に励む父、そして寡黙な剥製師である子の3人が織り成す想像もつかない物語はとても説明できません、ハンガリー史上最大の制作費を投入したというだけあって、奇妙ながらも、ハンガリーの激動の歴史(第二次世界大戦→共産主義政権の時代→現代)を祖父、父、息子の三世代の全く異なる人生の中に描かれているところも見所でもあるので、是非観てみてください、“衝撃のラスト”では開いた口がふさがらなくなりますよ

って、誰にでもオススメできる作品じゃないんですけどね、自分的な好みからすると、溢れかえるほどの剥製たちに囲まれた剥製師の世界に引き込まれました。

ちなみに、映画に登場するこれら剥製の数々はすべてオリジナル作品で、監督によれば、本来はラストシーンの直前にこれらの作品を写したシーンも沢山あったけど上映時間の関係でプロデューサーにカットされてしまったんだそうです、もったいなや、DVD化されたら特典映像に入ってそうだし、購入決定かも、ってなんだかんだ言いながらこの映画けっこう好きみたい

イメージフォーラム2 17:00~観客10人程/108席
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