続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「緑の光線」(1986仏/シネセゾン)

“独りぼっちのヴァカンスを何とか実りあるものにしようとする若い女性の旅を、優しい南仏の光に包まれる幸福を観る者にも味わわせながら、おっとりと軽妙に語っていく、エリック・ロメールによる《喜劇とことわざ》シリーズの第5作目”

よく考えたらロメール作は初めてかも。

最初のうちは、ライフスタイルや主義にこだわりすぎなヒロインに“ないものねだり”な面倒臭さを感じたけど、独りでいる時より人といる時の孤独感とかじわじわと伝わってくる演出に引き込まれてしまった。

タイトルの緑の光線とは、太陽が沈む時に一瞬見えるもので「見ると自分と相手の気持ちが解る」というジュール・ヴェルヌの引用なんだとか…。

ひたすらタイトルに向かって終わるラストに鳥肌ものだった!

《恋に恋する彼女の理想は高く、昔からの男友達も、新たに現われた男性もなんとなく拒んでしまうデルフィーヌ。そんな彼女の今年のヴァカンスは女友達と二人でシェルブールへ。 でも、なぜか独りで海を見つめるばかり…》

製作はマルガレット・メネゴス、監督・脚本は「満月の夜」のエリック・ロメール。
撮影はソフィー・マンティニュー、音楽はジャン・ルイ・ヴァレロ、編集はマリー・ルイーザ・ガルシアが担当。

◆CAST
マリー・リヴィエール、アミラ・ケマキ、リサ・エレディア

原題:Le Rayon Vert


キネカ大森1 17:00~観客20人程/134席







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