見出し画像

TAMAの日記

近江鉄道 武佐駅 東洋(現 東海)カーボン滋賀工場専用線

2月1日(火)

おはようございます。

今朝の近江八幡は、快晴 気温2℃。


Yahooを見ていたら、「鉄道チャンネル」が配信した記事が目に入った。

「JR東海道線と近江鉄道八日市線の接点、近江八幡で東海カーボン滋賀工場専用線を想いながら近江牛を喰らう!」




昔は「東洋カーボン」だったが、当時の写真が手元にあるので、この機会に紹介したいと思う。


現在、近江鉄道近江八幡駅の2番線となっている線路が、当時は国鉄近江八幡駅の貨物ヤードと繋がっていた。

近江八幡駅のすぐ東側に、国鉄と近江が並ぶ踏切があり、それでなくても「なかなか開かない踏切」と地元で
悪評だったが、近江鉄道の貨車の入れ替えが始まると、「開かずの踏切」になって道路渋滞を引き起こすので
当時から問題となっていた。

近江鉄道八日市線の貨物列車は


兵庫県の別府から「多木化学」の肥料を積んだ貨物列車が新八日市駅までと、東洋カーボンの
原材料を積んだ貨物列車が武佐駅までの、合わせて2本が設定されていた。

新八日市までの貨物列車は、途中の交換駅が最大3両しか対応出来なかったため、
機関車ー貨車ー車掌車の短い貨物列車だった。

一方、武佐駅までの貨物列車は、近江八幡駅から一駅だけなので



比較的長い編成で運行されていた。

しかし、東洋カーボン専用線に貨車を入れるには、武佐駅で機関車を付け替える「機回し」が必要だった。

なので、武佐駅に到着すると貨物列車を途中で分割して、前半分を貨車ごと機回しして


最後部の車掌車に再度連結。


機関車を中に挟んだ状態で、残った後半分の貨車を八日市方面に押し出し


今度は後ろ半分の貨車ごと機回しして、再び編成を組成する。


そうしてやっと、貨車を東洋カーボン滋賀工場専用線に押し込み



工場の敷地内に貨車を運び入れていた。
 
この一連のポイント操作や、踏切信号の操作は、


武佐駅で全て行われていた。

当時、武佐駅は24時間駅員が配置されていたが、貨物列車の廃止とワンマン化による合理化で
その後は無人駅となり



東洋カーボンに続く専用線も姿を消した。

現在、専用線横にあった農協の倉庫も取り壊され、武佐駅の裏には広大な
更地が広がっている。

以上 今朝たまたま目にしたYahoo記事に便乗して、昔の写真を紹介した。


今日は、久しぶりに希望が丘文化公園に行って、少しウォーキングをする予定。

コメント一覧

satochannoniwa
工場に入る列車 懐かしい、、ですね
私の故郷にも 有りましたよ、、
踏切で遊んでて、、運転手さんに 追いかけられた事も、、アハハハ
  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「鉄道」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事