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~俺、なんか変な病気らしいんだよ。ウケる。~

俺のこと。

2013年11月25日 | 俺のこと
病気の宣告を受けてから20年。


あっという間。


最初に病気だってわかったのは、
中学1年か2年のときなんだよなぁ。
思春期真っただ中。


祖父が結核だか肺炎で入院した時かな。
家族も保健所みたいなところで血液検査とかやらされて発覚。



保健所「精しい検査を受けてください。お兄ちゃんだけ」



後日検査を受け、出た結果。


医者「聞いたことないかもしれませんが。筋ジストロフィーですね。はい。」


俺「え?キンジスロ?はい?」


医者「筋ジストロフィーです。」


俺「何ですか?それ?」


医者「筋肉が人の何倍も速く弱っていきます。
今のところ治療法はありません。
発症のタイミングはわかりませんが、そのうち歩けなくなると思います。
あと、心臓なども筋肉で動いているのでなんちゃらかんちゃら」


サラっと言ってんじゃないよw
ポカーンだわ。最後の方覚えてねぇよ。


それまでおそらく恵まれた環境で育てられて、
壁なんか経験したことのない俺。



人生初めてと言っていい壁がデカすぎるw



そのうち歩けなくなる。
それどころか、死ぬかもしれない。


聞いたこともない病気。
それどころか治療法もない。


まぁ、当時は絶望だよね。



図書館で医学書みたいなもん読み漁って、一人で泣いてたとか。
思い返すとウケるw



筋ジストロフィー?
20歳まで生きられない?

はぁ?

医者「おそらく10年もすれば治療法も見つかりますよ」

んぁ? あぁ。はい。
10年後って23歳ですけどw


やべぇ。やべぇ。やべぇ!!


死ぬ。


みたいなw



進行の具合で、命を落としてしまうような型ではないことは後でわかった。


まぁその後、現実逃避してちゃんとした検査受けなかったんだけど、
20歳くらいの時に筋肉を切り取って検査した。
それでも今もハッキリとした型はわかっていない。
結局、超難病じゃないすか!治らねぇしwみたいな。



そんなんだから、なんか笑えなかった。

「俺はみんなとは背負っているものが違う。」
「ガキがキャッキャしてんじゃねぇよ。うるせーな。」

こんなことを考え始めてた。
イタすぎるw


だからかな。なんとなく女子とばかり接してた。
あの年頃の女子はマジで大人だよな。
すげーよ。


そしてそんな風に思っているやつは当然のごとくイジメられる。
仲間外れとか靴に画鋲とかw
暴力はしないんだよなアイツら。
それでも十分ダメージでかいんだけどw


そして思う。

「ガキ共が・・・」

そしてまたイジメられる。

負のスパイラルw



お前らがぜってー行けねぇ進学校に行く。
マジうぜぇ。


幸運なことに勉強は好きだった。
いろいろ考える時間もないくらいに勉強してた。
現実逃避で勉強とかマジ発想がつまんねぇw



そうして入った高校で人生が、というか、俺自身が変わることになる。


ナイスチョイス!俺!
マジでラッキーマン。


そういう意味ではイジメっ子には感謝するわ。
君たちのおかげで今の仲間や人生があるのだと。


とりあえず今日はここまで。