伊勢本街道(の一部)を走る

三重県多気町に住んでいたときに始めたブログなのでこんなタイトルですが、大阪に移って早十年

潮見峠歴史の散歩道 その7

2005-09-24 | Weblog
とりあえず、潮見峠歴史の散歩道 金剛座寺ルート編最終回です。
金剛座寺からは車の通行できる舗装路で常に人が利用しているので蜘蛛の巣もなく、スピードの出し過ぎに注意するだけで楽なものでした。
写真は神坂の集落から天啓公園に向かう道の途中にある配水場のところにある金剛座寺に向かう参道の入口です。
表から行けばそれほど大変な道ではないのでわざわざ峠道を利用する人なんて居なくて当然です。

この後、天啓公園に向かう道は見通しの良いなだらかな下り坂が続いているので思いっきり重たいギヤでこいで最高速度を出して見ました。
自転車でも時速64km出すことができました。

潮見峠歴史の散歩道 その6

2005-09-23 | Weblog
ようやく金剛座寺です。
途中で目的地が変更になっちゃいましたが、一応目的地の金剛座寺です。
見てのとおりの山の中にあるお寺で、お世辞にも立派とは言えませんが良くこれほどのものをこんな山の中に作ったものだと感心する大きさです。
写真ではわかりにくいですが、屋根の重量感とかは普通の民家とは別格の趣きがあります。
ここも現在ではただの山の中ですが、徒歩で尾根伝いに大和路から伊勢に詣でていた時代はそれなりに人の往来があり、都からの旅人にしばしの安息を与え頼られていたのでしょうか、そう考えると今の姿は物悲しさが漂っています。

庭に一本の桜の老木があり春にもう一度訪れたくなりました。

潮見峠歴史の散歩道 その5

2005-09-22 | Weblog
すばらしい眺めの潮見峠を越えると今度は下り坂です。
最初は尾根伝いの緩やかな下りで、しばらく行くと近長谷寺方面と金剛座寺方面に分かれる分岐点が有ります。
最初、登り始めたときは近長谷寺まで行きたいと思っていましたが、蜘蛛の巣だらけの悪路が想像以上にしんどかったので近い方の金剛座寺に目的地を変更しちゃいました。
出発点の天啓公園から分岐点までが1km、分岐点から近長谷寺が2km、金剛座寺が0.3km、とてもそれまで走った距離の倍の距離を更に走る気が起きなかったです。

写真は分岐点から金剛座寺に下る道です。
道の真ん中に草が茫々と生えていないので走り自体はそれほど大変ではありませんが、下りがきつくスピードが出る上に見通しが利かないので全く気が抜けない緊張し通しの道でした。



潮見峠歴史の散歩道 その4

2005-09-21 | Weblog
急な坂道をひたすら登っていくと次第に道の両側の木々が鬱蒼としてきて、道のあちこちに枯れ枝が散乱していきます。
更には道の真ん中に大きな蜘蛛の巣があったり、蛇が出てきたり、猿が飛び出してきたり、どんどんと凄いことになって行きます。
ちょっと自転車で走っただけでここまで秘境の雰囲気があるとは思いも寄りませんでした。

更に登っていくと突然見晴らしのいい尾根に出ました。
昔、大和路から伊勢に向かって尾根伝いに歩いた旅人が初めて伊勢湾を望む眺望に見とれて一時足を止めたことからこの辺りの峰を潮見峠と呼んだそうです。

この日は雲が多く伊勢湾を望むことはできませんでしたが、多気町の中心部を一望することができました。
左側は相可の集落、真ん中辺りの住宅地は相可台、真ん中上の白い巨大な建物群はシャープの三重工場、右の白い建物はクリーンセンターです。
抜けるような青空の時にもう一度眺めたい景色です。

潮見峠歴史の散歩道 その3

2005-09-21 | Weblog
この先車・バイク等の通行はご遠慮くださいと言われなくても、こんな道に迷い込んでくる車も無いと思います。
写真では分かりにくいかもしれませんが、左側の木の生えていない部分が道です。
この時はこの程度の道が続いているのかなと軽く考えていました。
そりゃ電源立地交付金を受けて整備しているのだからそれなりにまとまった予算が組まれてちゃんとした道が作られていると普通は思うって物です。

ほんの入り口のこのあたりはまだ余裕があったので、ちょっと上りがきつい山道って感じでクロスバイクには打って付の道を見つけた喜びでワクワクしながら登っていきましたとさ、、つづく

潮見峠歴史の散歩道 その2

2005-09-19 | Weblog
散歩道も最初のうちはちゃんと舗装されていています。
しかしこの時点で既に小石が散乱していてロードやママチャリでは走れそうに無い荒れ具合でした。
まだ車が入れる幅があるため、この先にあるミカン畑に地元の人が通っているのか蜘蛛の巣も無く敵は急な登り勾配だけです。

潮見峠歴史の散歩道 その1

2005-09-18 | Weblog
これから1週間に分けて昨日行ってきた塩見峠歴史の散歩道をご紹介したいと思います。
塩見峠と言っても世界遺産に登録されて知名度の上がった熊野古道の潮見峠ではなくて、多気町の四疋田と神坂の間の山の尾根にある峠で手元にあるマップルでは道すら書かれていないようなところです。

天啓公園の南側の道のバリケードのあるところを進むとこんな看板があります。
『歴史の散歩道整備事業は「平成15年度電源立地特別交付金」の助成を受けて整備したものです。』とありますがかなりの税金を投入して整備されているようです。
期待半分、怖いもの見たさ半分で出発です。

彼岸花

2005-09-17 | Weblog
多気町の天啓公園近くの田圃の畦道に咲く彼岸花です。
1週間ほど前から草刈の終わった道端ににょきにょきとつぼみが出ていましたが、昨日あたりから一気に咲き始めました。
まさにお彼岸に華を添える見事な咲きっぷりです。

伊勢いも畑を走る

2005-09-15 | Weblog
三重県多気町は伊勢いものふるさとです。
伊勢いもはいびつな瘤だらけの丸い山芋の一種でとても粘り強く風味の強い芋です。
地上の部分はひょろひょろの蔦がちょろちょろと有るだけなんですが、あの土の香りが立ち込めるふわふわのとろろになる山芋がこの土の下ですくすくと育っていると思うと凄く不思議な感じがします。
収穫が始まる11月になるのを楽しみにしながら芋畑を眺めて走っています。

天啓公園

2005-09-14 | Weblog
天啓公園にある法泉寺の山門です。
人里はなれた辺鄙なところにある割には何時も散歩している人が多い人気スポットです。
ちょっとした高台になっているので見晴らしも良くて気持ちのいいところです。
お寺は公園の一角にあり新しく整備されたばかりの公園の中でここだけ古い時が流れています。