たとえば模型道楽

Ⅰ/35 ベッドフォードQL、6ポンド砲搭載。

砂漠での消耗で戦車が足りなくなった英軍は急造の自走砲を多数アフリカに送った。戦車搭載のそれよりも強力な6ポンド(57mm)砲をトラックに載せたのが有名なガンポーティー、実に模型映えのする姿ではあるが、アフリカ戦終了後残っていたものは直ちに輸送型に戻された由。やはり急場凌ぎのあだ花だったのか。

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なんと30年以上前の旧マックス、トミイの製品。今でもイタレリの箱に入って時々流通している名キット。とは言え、スライド金型とかの技術以前の製品なのでほとんど板組みで形にしていく都合、仮組み、すり合わせ等の職人芸を駆使しないとタイヤが接地しないとかキャブと荷台がよじれるなどの泣きを見ることが有る。幌を付けたかったし、こう細くてはまず折ってしまうので、幌枠は1mm真鍮線に交換した。他にも経年劣化でもろくなった細かい部品が壊れたので適宜作り替え。幌は、1枚にしたティシューペーパーにサフェーサーを塗りこんだ物を切り出して畳んだ部分、広げた部分を分けて作り枠に取り付けた。シンナーを含ませると柔らかくなるのでたるみなどを調整しつつ、サフェを重ね塗りして固定。文字にするとややこしいが、やってみると楽しい作業だ。

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屋根なしなのでフィギュアーもミニアートのジープクルーから調達。さすがに、6ポンド砲の出来が今一であるが、載せてしまえばこっちの物、唯一無二の姿となる。格好良いよね、この開き直りは。多分、この手の車両の頂点はSASのジープにシボレー、なんと2つとも出しているタミヤって変な会社だと思う。



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