ずーっと続く暑さに負けて、写真を撮るのも億劫になり、ましてや模型なんぞ触る気にもなれない。これは確か6月に書き込んだ記事。迷走台風のおかげで、ちょいの間一息いれられたせいかやっとアップできた。
タミヤの飛燕に感動したはずなのだが、これはハセガワのキット。その昔、塗るまでにはしたのだが無塗装の機体と緑の斑点をどうしていいのか知恵も腕も無かったので棚に寝かせていたもの。ブリティシュファントムをやっつけた後、そうか、これまた同じような理由で放置してた48EEライトニングをなんとかするかと再開はしたものの、えいやと塗るには手持ちの銀塗料ですら色味が判ってないし巷のマル秘技情報も試したいしで丁度良い練習台にした。
ハセの飛燕、上反角が足りないと言われているが、シャープに薄く成型された主翼がぺらぺらで貼り合わせただけでは形になり難いのもそうなる一因かもしれない。ここは、先人の知恵に従い主翼の裏にプラ板の補強を瞬間で貼るのが定石だと思う。上反角はへなへな主翼故付け根を少し削ってエイと曲げて貼れば調整できる。ただ、特に後ろから見るとタミヤの翼の方がずーっと形が良い。ハセガワは真っ直ぐすぎ。20世紀と21世紀の差か。
さて、無塗装仕上げ。メッキのようではなく、保護シートを剥がしたばかりのアルクラッドでもないアルミ製を目指すので、まずはやったことの無い事からとドライブラシと銀粉擦り付けを試した。下塗りはタミヤの缶、AS12。TS17の方がアルミっぽいので好きなのだが切らしていたので。予想通り、ドライブラシは大変難しくやればやるほど汚くなる。早々にあきらめてクリアを吹いて表面を平らに削るが当然何かしらの痕跡は残る。次の手は粉塗りつけと素直にクレオスのメタルカラーを試した。金属感は出るがコントロールが難しくむらになる。やり直すか、とクリアを吹くと粉が浮いて、こすりムラが和らぎ、ちょっと良い感じ。気を良くして何回か繰り返してやると、メッキとは違う見た目にはなった。とは言え、どちらかと言えば雨ざらし、ハンガークィーン風になってしまったのでクレオスのスーパーファインシルバーを適宜吹いて少し輝きを追加。これはこれで嫌いじゃない仕上がりだが、なんとも出たとこ勝負なのが難点だ。残念ながらブログの画像ではべたな銀にしか見えない。うん、撮り方が乱暴なだけか。
マーキングはエアロマスターから244部隊隊長機。ここに緑の斑点を塗っていくのはもっと大変そうだぞ。