物凄い勢いで作っているように見えるかもしれないがそれは誤解。単に,最後の詰め、所謂小物の取り付けになると手が止まる悪い癖にはまっていて、あっピトー管とアンテナ付いたら出来ちゃった風の模型が溜まっていただけだ。どれもこれも長年、伸吟、苦労、倦怠、妥協の波を乗り越えながらやっと出来上がった物ばかり。あれ、なんか人生相談みたい。そんな中、多分これが一番古顔かな。エアフィックスのバッカニアはどのレビューを読んでも、ひどく歪んだ胴体、と言うコメントが付き物の悪名高いキットだ。私の場合1機目で驚いて、もしかしたら再販はもう少しはましではないかと2機セットも買ってみたがきちんと歪んでおり、しかも、1機はどうやっても組み立てられそうも無かったので捨てたと言う顛末だった。しかし、何年係わっていたのだろうねー、こいつと。やっぱり人生相談か。
今でも唯一無二48のバッカニア。オプションも豊富でS2,S2D,S2B、湾岸S2Bと造り分けられる、はず。ペンギン塗りに惹かれて作り始めたが、この塗装はS1がメインでS2はあっと言う間に1色になり、かなり長い間そのままだった。そうは言ってもこの塗りがRNらしいと思っているので1968年の姿にした。らしさと言えば尻尾にあるエアブレーキなのでこれも開。ついでに艦載機らしく翼も畳んだ状態に、ここまで選べる製品なのだが形にするにはそれなりの手間を掛けないといけない。なにしろ、古い悪名高い製品なのだ。これでも折り畳み部には残り物、銅線などでごちゃごちゃ感を足してある。
デカールはモデルアライアンス。なかなかそそられる内容なのだがデータ類はキットのを使ってね、なのでちょっと焦るかもしれない。
胴体や翼を組み立てるだけで大変だったしスリッパータンクを付けるのにはもっと苦労させてくれた。今となっては苦労も忘れてしまったので、うーんバッカニアは良いわいと思いたいのだが今の目で見ると手際の悪さ、詰めの甘さなどが見えてしまう訳で、模型はさっさと作って気にいらなくなったら作り直したほうが良いようだ。