幸福論

当たり前のように過ぎていく日常に「何か」を残したい。人生における気付きを独自の観点から提供していきます。

海辺で読書をする

2009年07月29日 18時30分08秒 | 日記
決して良い天気とは言えない天候であったが午後を少し過ぎたあたりから海辺で読書をした。
しかし読書を始めてみたはいいものの文字が全く頭に入らなかったから、少し目線を変え、面前に広がる景色を眺めてみることにした。ぼーっと眺めた。
海、波音、風、声、じいいちゃんと孫、空、椰子の木、砂浜、ビーチに群がる天使、趣味の良い洋楽、本。
その全てが心地良くて、毎日でもこうしていたいと素直に思えた。
そうしているうちに自然と活字を読む体勢が出来上がり念願の「海辺で読書」が実現した。
時間が経つにつれ尻上がりに天候も良くなり椰子の木の下の白いイスで僕は時折眠りについていたりした。
木漏れ日が心地良い。こうやって心を静かにできる場所や時間をとても愛しく思えた。
僕が心の底から微笑んでしまう瞬間には必ず趣味の良い音楽や心の落ち着く景色、そして素敵な本がある。
日が沈むにつれ心がより穏やかになっていくのが手に取るように分かり、夕焼け空の下、僕は今までで最高のリーディングタイムを堪能することができた。