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裁き3連打!RATEの十二獣でライトロードが強くなりました

2016年10月10日 21時36分54秒 | 遊戯王
こんにちは、すぱけです。今回はRATE発売に伴うライトロードの構築及び新しい展開方法について書きたいと思います。

1.RATEのカードによるライトロードの強化について

2.新型ライトロードの構築

3.新しい展開方法について

4.各デッキに対抗するには

5.感想など


1.RATEのカードによるライトロードの強化について

10月8日に発売されたレイジングテンペストには数々の注目カードが収録されています。その中でも特に目を引くカードは《十二獣モルモラット》《隣の芝刈り》です。





モルモラットは自身1体でエクシーズモンスターを2体以上特殊召喚できるため展開力に非常に優れており、隣の芝刈りはデッキ枚数自体を増やす事で爆発的にカードを墓地に送る事ができます。
展開方法などは後述しますが、モルモラットの注目すべき点は「十二獣Xモンスター以外にXモンスターをもう1体立てられる事」です。固定された展開方法が存在しなかった(初手によって展開が左右された)ライトロードが安定感と展開力の両方を手に入れてる事ができ、決定力にもなる《裁きの龍》をほぼ確実に手札に加える事も可能になりました。

2.新型ライトロードの構築



ライトロードの在り方がこれまでに無いものに変わっているので、回していて変わったと思った点と新しいカードも含めたレシピの解説を書きたいと思います。

◆回していて変わったと思った点
・《妖精伝姫-シラユキ》の発動回数が増えた(増やす事ができた)
デッキ枚数を増やした事でシラユキの発動回数が増えました。発動回数が増えるという事は妨害としてのカードになるだけでなく展開としてのカードにもなる事ができるため、先攻でも展開札の1枚として使うようになりました。

・《エクリプス・ワイバーン》の発動を確固たるものにできた
エクリプスの効果を発動するには「《裁きの龍》がデッキから落ちないようにする」「エクリプスを墓地に送る」の2点を満たす必要があり、裁きの回収が不安定なまま展開をしなければなりませんでした。その課題をこなせるカード(厳密にはモルモラット)が登場したため1枚から使いまわす事も可能になりました。
此方も後述しますが墓地にシラユキとこのカードが1枚ずつあれば墓地→除外→場→墓地と1周できるため、裁きが墓地にあろうと2枚回収できます。

◆レシピの解説
●メインデッキ
・《十二獣モルモラット》《十二獣の会局》《炎舞-天璣》《左腕の代償》《SRベイゴマックス》《SRタケトンボーグ》
モルモラット自体が展開力に長けているため、モルモラット及びそれにアクセスできるカードを極力投入しました。
天璣についてはモルモラットをサーチするだけでなく《ソーラー・エクスチェンジ》のコストである《ライトロード・ビースト ウォルフ》もサーチできるため、使い分けて活用していきます。

・《隣の芝刈り》
前述のエクリプス、シラユキにアクセスするためのカードです。先攻時の発動は相手のデッキ枚数によりますが後攻時であればかなりのデッキ枚数を落とす事ができるため、「デッキ枚数が多い相手は後攻を取る」手段を取れば安定して発動する事ができます。
また、このカードの恩恵を活かす為《Em トリック・クラウン》《リバイバル・ゴーレム》やウォルフなどデッキから落ちる事で発動できるカードも投入しました。デッキ枚数が60枚のためこれらが手札に来る事はあまり無いため引いて負けに繋がるという事は基本的には無いです(モルモラットさえあれば何とかなるというのもありますが)。

・《グローアップ・バルブ》《リバイバル・ゴーレム》



壊獣や残りデッキ枚数の脅威さえ除けば今期のナチュビも充分に強力であり、特に【メタルフォーゼ】【Kozmo】【ABC】に対しては展開札となるカードを軒並み無効にする事も可能です。ライトロードならバルブとリバイバルゴーレムが一番ナチュビを出す際の負担になりにくいと思ったので投入しました。

・《EM キングベアー》《武神-ヒルコ》
この2枚のPモンスターは展開に際し非常に重要な役割を果たすモンスターです。
まずキングベアーから見ていきましょう。



P効果が今回のメインになります。「自分の墓地のレベル7以上のモンスター1体を選んで手札に加える」という効果はデッキから墓地に落ちてしまった裁きを回収できるため3ターン目の決定力を確実に我が物にできます。エクリプスを使う事によっても回収できる裁きですが、《神の通告》などで破壊される可能性を考えると、裁きは複数持っていた方が勝負を決められる可能性が上がる、また上としてのPスケール(6)も兼ねているので手札がモンスターだらけだったりシラユキやエクリプスが手札に来ていたりしていてもP召喚で消化する事ができます。



此方もP効果がメインです。(後述ばかりですみませんが)先攻展開で確実にサーチでき、カグツチをアマテラス、ツクヨミに変える事ができ、特にアマテラスはエクリプス使い回しに関わるキーカードなので1枚は入れておきたいです。下としてのPスケール(3)も兼ねており、一部のモンスターがP召喚に干渉できないもののレベル4であれば展開に繋げられるためデメリットにはならないと思います。

これらのカードは「《十二獣ブルホーン》でサーチできるPスケール(展開、回収札)」として機能し、先攻展開に干渉できるため入れておきたいです。

●エクストラデッキ
・「十二獣」Xモンスター
後述の展開を助けるとともにシラユキの除外コストの1枚にも換算できます。1度使えば2回目以降使う事はなくなるのでX召喚が簡単なブルホーンを除き全て1枚です。

・《M.Xセイバー インヴォーカー》
ベイゴマックスから展開するために使います。このカード以外のランク3モンスターは基本的に蛇足になりがちだったので抜きました。

・「武神帝」Xモンスター
此方も展開に干渉するカードです。
《武神帝-カグツチ》はモルモラット1枚でX召喚の条件を満たせるため非常に簡単に墓地を肥やす事ができるカードです(ミネルバが3枚なのに対しカグツチは5枚。ただしミネルバの場合はガロスがいる事でカグツチ以上の力を発揮する事ができます)。
《武神帝-アマテラス》もランク4版リヴァイエールとしてヒルコ経由から召喚します。エクリプスを特殊召喚する事でX召喚の素材にし、そのまま墓地に送る事で2度目の使用を可能にします。裁き複数回収に貢献してくれるカードなので是非入れましょう。
《武神帝-ツクヨミ》は選択肢の1つとして入れました。ヒルコを経由せずともライトロードであれば素のX召喚でも出す事は難しく無いのでドローしたい時、手札のキーカードを捨てたい時はこのカードを出します。

・《FNo.0 未来皇ホープ》
素材に残ったままのシラユキを外すための1枚です。このカードの有無でシラユキを墓地に送る手間が大分変わってしまうので必須です。

・《氷結界の龍 トリシューラ》
ほとんど使わないので強弱の実感が湧きませんが後攻の時に役に立てるかもしれません。

3.新しい展開方法について

お待たせしました。新しい展開方法というのは《十二獣モルモラット》が干渉した時の方法です。画像付きで一例として書くので各々のテキストと共に参照していただけたらと思います。



※今回の初手ではパターンとしての展開であるため《十二獣の会局》以外の初手のカードは使用しない状態とします。
※今回の展開が絶対に固定というわけではなく、どう動くかは初手によって決まります。
※裁定により「《十二獣の会局》自身を破壊しても特殊召喚が可能」なので併せてご覧ください。

(1)《十二獣の会局》を発動。効果で自身を破壊しデッキから《十二獣モルモラット》を特殊召喚。



(2)《十二獣モルモラット》を素材に《十二獣ワイルドボウ》をX召喚。素材のモルモラットA(判別のためA~Cを使います)の効果でAを取り除きデッキからモルモラットBを特殊召喚。ワイルドボウを素材に《十二獣タイグリス》をX召喚。タイグリスの効果で墓地のモルモラットAを素材にして素材のAの効果を発動。モルモラットCをデッキから特殊召喚。



ここまではよく見た展開方法だと思います。

(3)《十二獣タイグリス》を素材に《十二獣ブルホーン》をX召喚。ブルホーンの効果でデッキから《武神-ヒルコ》をサーチ。



(4)《十二獣モルモラット》BとCで《武神帝-カグツチ》をX召喚。効果で5枚をデッキから墓地へ。



リバイバルゴーレムとエクリプスが落ちていますが今回はノーカウントです。

今回はP召喚したいモンスターが初手にいない(召喚権は余っており《ゴブリンドバーグ》の召喚で《エクリプス・ワイバーンを呼べる》)ため《EM キングベアー》はサーチしません。
基本的にはモルモラット1枚でカグツチ+ブルホーン(ドランシアにも変化可能)になります。デッキから落とす枚数は《ライトロード・セイント ミネルバ》を凌ぐ5枚であり、ヒルコのXチェンジ効果で《武神帝-アマテラス》《武神帝-ツクヨミ》になる事ができるのでこの2体の変化先は状況に応じて使い分けます。

因みに墓地に落ちたリバイバルゴーレムとエクリプスをノーカウントから解除し回したところ



こんな感じになりました。ダイヤウルフを出したのは完全にミスですが…裁きは全部エクリプスの効果で回収できました。
アマテラスでシラユキのコストになったエクリプスを呼び出し、シラユキとエクリプスでエメラルを作り、エクリプスをコストに墓地の裁きを戻すとエクリプスの効果を確実に発動可能(裁きを引いても結局裁きが手札に来ている事になるのでOK)です。シラユキを素材から外すため4Xモンスターを使い未来皇ホープをX召喚します。シラユキが墓地に送れるためホープは必須です。

4.各デッキに対抗するには

【ABC】
シラユキがとても強力に働くため、先攻を取ってシラユキを墓地に置いておけば困る事はほとんど無いと思います。
後攻の場合は芝刈りやベイゴマックスなどの手数勝負でドラゴンバスターや伏せカードの発動を誘っていきましょう。

【メタルフォーゼ】
裁きがとても強力で、Pスケールもろともマジェスペクター以外のカードを全て破壊してしまいます。体勢を立て直されないよう短期決戦で臨みたいです。

他のデッキは「妨害カードを乗り越えて展開していく」というのが定石となるため割愛します。先攻で落としたシラユキはとても強力に働くので(前述の未来皇のように)墓地に送っておきましょう。

5.感想など

使用してみましたが60枚であるにも関わらず事故という事故がほぼ無く、モルモラットによる恩恵がとても大きいと感じました。
インフェルノイドによる落としも強力ですがライトロードにはソラエク、ツクヨミ(やミネルバ、エメラル)などのドローカードがあります。個人的な嗜好ですがドローができるデッキを使いたいのでデッキ使用のモチベーションを高める意味でライトロードの研究を始めました。
まだまだ研究の余地があると思うので、少しでも興味を持たれた方は是非構築し手に取ってみてください。

~終わり~

※他の方からの誤字などの指摘により文章を変更する事があります。ご了承ください。