キタラのパイプオルガンが聴きたい

癖になる楽器というのがある。
私の場合ならオルガンだろう。
まあどんな音色でもでてしまう。
一人オーケストラ？
ウチの娘も3歳からやっただけのことはあり、いまだに教会で弾いているらしい。
私は聴いたことがないが。
それはともかく、以前サッポロのコンサートホール「キタラ」で、新規契約のオルガニストの
お披露目コンサートがあった際、リクエストの希望を書き込むアンケート用紙に
バッハの「トリオソナタ第1番」を希望すると書いたのだった。
そうしたら、今日の北海道新聞に、
「次回のキタラオルガンコンサートの曲目は、○○ほか、4/13（土）午後2時開演、500円」
とあるではないか。
私の希望が通っちゃったのである。
これはぜひとも行かねばなるまい。
この佳曲を初めて知ったのは40年以上前である。
当時住んでいた学生寮の音楽室に備え付けられていたLPレコード。
有名な「トッカータとフーガ」のB面。
盲目のヘルムート・ヴァルヒャ（ORG）。
私は最初からこのトリオソナタにはまった。
それから20年以上たったある日、今のマンションに越したら、ここはCS放送が
標準装備され、初めてスカパーの機材をセットしてスイッチを入れたら、
クラシック番組から流れてきたのがこの曲。
今度はスカパーにもはまった。
今は解約してしまったので聴けないが、あのときの印象は強烈だった。
バッハのオルガン曲で最も美しいとの評価もあながちオーバーとは言えない。
4/13のキタラにはなるべくたくさんの聴衆を期待したい。
それも音楽初心者や、10代の若い人を。
名曲の記憶は一生モノなのだから。
キタラの向かいの楽譜屋さんにお願い。
あれのスコアを仕入れておいてね。
売れるかもよ。（2013.4.11記）