先々週のこと、私は福島駅前にいた。突然中華が食べたくなり、案内所に駆け込む。
あそこは伝統があるからと紹介された「老舗」は5時から営業。
石林(シーリン)という。
階段を登っていくと、2階は貸切ということで3階へ。
メニューを見る。麻婆豆腐が6種類も。
使用するトーバンジャンが2年ものと8年ものとがあり、山椒と唐辛子の量で
甘口、並辛、中辛、激辛の区別をするので、結果的にこうなったとの説明。
とりあえず2年ものの並辛ということで手を打った。
水餃子は胡麻ソースかけだが、これも選択。あとはやっぱり杏仁豆腐でしょ。
私は開店と同時に入ったのだが、20分ほどで3階のテーブル席も埋まってしまった。
すごい人気だ。
次に来た3人組は着席と同時に「とりあえず4000円のコース料理」
を注文し、追加の料理とドリンクの検討に入った。
その次の熟年夫婦は「まずフカヒレ」。それからメニューを開いて追加料理を物色。
みなさん中華を食べ慣れている人ばかり。他店のように「まず麺類」を検討するお客は皆無。
地元に愛されている「老舗中華」の貫禄だ。客層ですぐわかる。
どうりで案内所がイチオシするわけだ。
で、味の方だが、さすが四川料理を謳うだけあってレベル以上のマーボーが。
これならまた来てもよい。水餃子も完璧。だが何といっても杏仁豆腐にしびれた。
近頃ではけっこうなホテルでも業務用を使っていることが多い。
私だって人のことはいえない。仕入に関わっていた時にはやはり使用していたのだから。
ところがここは手作りだ。間違いなくうまい。これなら接待でも使える。
(2012.2.19記)
最新の画像[もっと見る]
- 調所広丈に会いたい 4年前
- ラジオ体操第三の謎(続) 5年前
- 骨董市に行きたい2 6年前
- デジタル遺品について 6年前
- 林竹治郎に会いたい 6年前
- 徳田球一に会いたい 7年前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます