清濁混交フリートーク

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管理人:観月伽耶、白利

紅き月の巫女・レビュー

2005年09月03日 22時01分43秒 | 
 と聞いて、ギャルゲーを連想した人。惜しい。間違ってると断言できません。確かあったよなぁ同名タイトルのギャルゲー。

 今日の投稿、「高校の文化祭」冒頭で私を馬鹿笑いさせていたものの正体というのがこちらです。

ファミ通文庫
ナイトウィザードリプレイ・紅き月の巫女
2003年初版・菊池たけし/F.E.R.A著

 これは正確には小説ではなく、TRPGのログを書き起こしたものです。
 TRPGはサイコロ振って分岐を決めながら遊ぶ、セリフのみの即興劇(プレイヤーが役者と観客を兼ねる感じ)といったようなものなのですが…まぁ、知らなくても楽しめます。この本の冒頭にもかなり親切な解説がありますし。しかしそこをたとえ読み飛ばしたとしても結構笑えます。

 めくるめくすごい展開と濃いキャラクター、誰かがボケたらみんながどんどんノってどこまでもボケ倒されていく(それを必死に止めるGM)、それなのに最終的には美しく調和するGMの誘導の妙技。

注:GM ゲームマスター、大まかな台本のようなものを考え、司会進行、誘導、まとめ役を行う役目の人。大変そう。とても大変そう。

 巧妙に伏線を張られたシリアスなストーリーももちろん見ものなのですが、私はシリアスシーンの合間にすらちりばめられたギャグのすばらしさを推したい!(笑)
 いや、むしろギャグメインでしょこれ(大笑)。

 とくにドリームマンことナイトメアには何度笑い殺されかかったことか…!

 あえてそこの詳しい紹介はしません!ぜひ見て、笑ってください。てきとーにどっか開いたら、どこでも絶対笑えるから!

 挿絵がギャルゲー風なのがちょっと引くが、それだけで敬遠したらもったいないなと思いました。

 あと、予備知識無くても笑えるとは言ってもダイス出目のことも知ってたらなお面白いかな。
 基本的にTRPGは技の命中/回避を始めとしたほとんどの分岐がサイコロ振った結果にゆだねられます。
 ものすごくかっこつけた前振りの後に、ファンブル(大失敗)なんてこともしばしば起こります。
 逆に、ものすごくいい目ばかりを連続して出す人がいたり。
 それがセッション全体を劇的に左右したりもするので、その単純な確率論で出てるとは思えないダイス判定結果から盤面には神がいると言われます。実際体験してると身にしみてわかるんですが…うーん、マイナーですよねぇTRPGって…

 またあらためてTRPG自体も布教したいです。

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1 コメント

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こんにちはー (mina-min)
2005-09-04 14:58:51
誰だか分かりやすい(?)ハンドルで投稿してみた(笑)伽耶さん好みの小説はさっぱり分からない私ですが,ブログ開設祝いも含めてコメント残しておきます.

さて,"僕の見つけた秩序"を紹介してもらったとき,同じような語り口調のサイトを以前見たことがあるなって思っていたら・・思い出しましたよ,そのサイト.

"侍魂"

http://www6.plala.or.jp/private-hp/samuraidamasii/index.htm

特におすすめは,「魂」の中の「最先端ロボット技術」という記事.笑えます.

これからも,ちょくちょく荒らし・・いや,遊びに来ます(笑)
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