※以下の記事には、毒舌と愚痴が多分に含まれます。
そんなもんにつきあってられんわという方はレッツブラウザバック。
明後日分のテスト勉強(明日はない)の前に、昨日予告した困ったさん事件(惨事件と一発変換されたが間違いでもないと思う)についての話を。
しようというところですが一夜にしてだいぶ記憶が曖昧になりかけてます。たぶん、心理的な防衛とかで無意識に忘却しようと脳が処理したんだと思います。
閉店30分前、人気もまばらで正直バイト達も気が抜けてきた頃合いにいらっしゃったその女性は、まぁなんと言うか人目を引くタイプでした。
がっつりとアイライン(睫毛が当社比2倍の濃さと長さ)、
金色になるまでブリーチしてパーマもかけたロングヘア(メッシュ入り)
ごってりと真っ赤なルージュ+グロス、
遠目にもなんかすげぇネイル、
露出多めの服に、
なんかすごいラメのバック、
地黒だか塗ってるんだかわからないけど小麦色の肌。
まぁ要するに、1サイクルか2サイクルぐらい前のイケギャル様。
当時から山口みたいな田舎じゃ珍しいタイプですが、今となっちゃぁ都会ですら少数派。
無論アクセサリーもじゃらじゃら。
趣味は人それぞれではあるのですが、なんというか
(うわきっついな)
…と思ったところでじろじろ見たりあからさまに目で追ったりなんていうのは、客と店員の立場でなくとも失礼ですからしませんよ。
毛色は違えど変わった格好のお客さんとか、変わった買い方のお客様とかいらっしゃいますしね。ラッキョウ漬けをダース買いとか(段ボール一箱相当買い占め)。スイカの賞味期限を聞いたりだとか(青果担当に聞いてください)。
頭弱そうなタイプだよなぁ…いやいや、偏見はいかんよ自分。
ひととなりは外見に少なからず現れるというのも経験上の事実だけど。
はからずも暇な時間帯。
後ろのレジに入ってる人は、やれる仕事がなくなったもう一人と軽く話しながら、刺身とか入れるしゃかしゃかしたビニール袋を折る作業。
うちの店では、あの袋を広げやすいように折っておくのもレジの仕事の一部だったりします。
で、私もしゃかしゃかやりつつ、客(例の彼女だけではなく、全体的に)の動きを伺いつつ。
彼女は、レジ付近をうろうろしながら携帯で電話をかけていました。
「あ、もしもし?今?○○○(店名)だけど~。え?ママも来るの?」
(その年でママはどうかと思う)
余談トリビアですが、元々ママ、パパっていうのはフランス語に由来するっていう話を聞いたことがあります。昔、アメリカだったかイギリスだったかでは『フランス語を使う』ことが一種の教養、ステータスであり積極的に会話や英語そのものに取り込んでいったとか。ラテン語みたいな感じでですかね。子供達に『ママ』、『パパ』と呼ばせるっていうのはある種の上流家庭のステータスだったわけです。
でもどうもこれガセビアっぽいです。例えば「ママ」について見てみると、媽媽(中国語)、mere(フランス語)、madre(スペイン語・イタリア語)、mae(ポルトガル語)、Mutter(ドイツ語)、moeder(オランダ語)、moder(スウェーデン語・デンマーク語)、mor(ノルウェー語)、mitir(ギリシア語)、mam(ウェールズ語)、mat'(ロシア語)、mama(スワヒリ語)、umama(ズールー語)、imeh(ヘブライ語)、man(ヒンディー語・ウルドゥー語)、me(ベトナム語)となっていて、『ママ』あるいはそれに似た感じの発音になる国が多いんだとか。これらすべてがマネをしたとは思えませんしねぇ。
あと、最近ではアメリカでは「パパ、ママ」とは言わないそうで。「マム&ダッド」もしくは「マミー&ダディ」が普通だとか。「パパはローマ法王の愛称で、ママなんて、大昔の言葉」…だそうです。ほとんど又聞き情報だから信憑性アレですけど。
でもって彼女は一旦切った電話をまたかけ直し、
「どこにいるん?○○○の中にいるっていってるやん?」
合流がうまくいかずに苛立っている模様。
とりあえず会計を先に済ませてはどうだろう(まさか財布『ママ』持ちか?)。レジ回りうろうろされるといつ来るのかわからなくて気になるんだよなぁ…
数分後いかにも振り回されていそうな『ママ』到着。
いろいろとお疲れな風情です。ご苦労様です。
で、ようやっと会計ですよ。時間帯が時間帯なのでレジは4台中2台しか開いていなく、母子は私のレジに。
「いらっしゃいませー」
…ピンクのシャネルの財布か。何ていうかいかにもだなぁ。ああいかんいかん雑念禁止。
ぴ。
ぴ。
ぴ。
最近、できるだけレジを手打ちにせずにバーコード通せっていうお達しがあったのですが、鮮魚と総菜が登録エラーを連発するんですよね。激しく二度手間なので勘弁して欲しいです。
ぴ。
「ねぇ、何見とるん?」
ぴ。
「何見とるん?って。そんなに珍しいか。あ?」
「?」
「聞いてる?あんたにいってんのよ、レジのおねーさん」
(…はい?ワタシデスカ?(汗))
そりゃさっき軽く財布に目を留めましたが、正直珍しいなとも思いますが、レジ仕事中は目も合わせてませんよ。それはそれでレジ係として問題有るのですが、私レジ中九割五分伏目で、手元しか見ません。人自体が苦手なもので。
「聞いてんの?さっきからじろじろべらべらとさぁ。」
どうやら目をつけられたのは私の後ろ二人のようです。
フォローしておきますが、二人はいくら暇だからってさすがに客が入ってる最中に話したりはしてません。見てたかどうかは背後のことなんでよくわかりませんが、まぁレジに客が居たらそっち見るでしょう。あるいは、新人でミスが多いトラブルに弱い私の方を監督していたかもしれません。
「なぁ。珍しいのはわかるけど失礼ってもんやろ」
ここでまさかの『ママ』加勢。ちょっと待て、普通はなだめないか?
「せっかく○○○に来てやったのにさぁ。感じ悪い」
…オマエモナー。(心の中でツッコミ)
「あんたらバイトやろ?大学生やからってそんなにえらいん?レジ係としていかんやろ」
あんたこそ客だからって狼藉自由なわけじゃないですよとツッコミ返したいですが、まぁそれこそ『バイト』で『レジ係』な立場上は言えませんね。
「なんとか言いぃや?へらへら笑ってんじゃないよ」
お客様、背後なんで見えませんがそれはたぶん日本人の習性です。欧米人にはかなり不可解らしい困り笑いです。文化的な反射、むしろ顔面痙攣みたいなモノです。
「えーと…ひゃくじ、120円のお返しとスタンプとレシートになります」
「ねぇお姉さん、あの二人の名前何?」
「え、えーと…私に聞かれましても」
かばってるの半分、こんなテンパった状態で聞かれたって思い出せませんっていうの半分。
つーかなんでさっきから私を挟んで喧嘩になってんですかかんべんしてください。すぐそこなんで中継させずに直で聞いてください。
「お姉さん、名前は?」
「…○○です」「○○です」
「○○と○○やな。明日電話かけるからな」
「ねぇ、何で見とったん?何で見とったんって聞いとるんよ!」
「……!………!」
「…!………!」
以下、なんか記憶が不明瞭です。
とりあえず無我の境地に至ろうとしていたような覚えはあります。
私は嵐に吹かれる子リス。あるいは柳の葉。嵐が過ぎ去るのを待つしかない存在。耐えろ耐えろそのうち帰る(ぶつぶつ)
「何で見とったんって聞いとるんよ!言ってみぃよ!」
……。
『お客様が美しかったからです。みんなが目を奪われて当然です。いわば羨望のまなざしです。』
とでも言ってやれば帰るかなぁ。
『私のようにださくてセンスのない人間にとってはあこがれの存在だからです。あなたの前では月も隠れ、花は閉じ、魚や雁も恥じらって姿を隠すでしょう』
…いや、これじゃパンチが弱いかな。いっそ、
『一目惚れしました、お姉様と呼ばせてください。本当に美しいものに性別なんて関係ありませんよね』
とか電波に走ってみるとかすればキモがって帰るかな。
まぁともかくさっさと帰れや帰れ帰れ帰れ帰れどっかいけいなくなれ。
私は多分怯えたリスというよりは、死んだ魚の目をしていたと思います。
ともかく二人はお帰りになり。
ほっと一息つこうとしたのですが。
「何笑っとるんか?あ?」
ちょ、再 来 !?
「「「わ、笑ってませんよ!?」」」
ここまで来ると被害妄想か電波です。店外まで聞こえるような馬鹿笑いしてるような奴は一人もいません。
これに対抗しようと思ったらS県月宮並の電波でなければ無理かもしれないな…
しかし月夜ばかりと思うなよ(届け私の毒電波)
その後あの母子が本当にクレーム電話かけてきたかどうかは知りません。
とりあえずもう来ないで欲しいです。
シラフであれなら相当だ。
というか、そんなに視線が気になるならさぞ生きづらかろうと思うのですが。
人混みとか歩いたらかなりな視線に晒されると思うのですが。
気にしないことにするか、もっと人目をひかない周囲にとけ込む服装をすることをお勧めします。
あなた自身の平穏のために。
そんなもんにつきあってられんわという方はレッツブラウザバック。
明後日分のテスト勉強(明日はない)の前に、昨日予告した困ったさん事件(惨事件と一発変換されたが間違いでもないと思う)についての話を。
しようというところですが一夜にしてだいぶ記憶が曖昧になりかけてます。たぶん、心理的な防衛とかで無意識に忘却しようと脳が処理したんだと思います。
閉店30分前、人気もまばらで正直バイト達も気が抜けてきた頃合いにいらっしゃったその女性は、まぁなんと言うか人目を引くタイプでした。
がっつりとアイライン(睫毛が当社比2倍の濃さと長さ)、
金色になるまでブリーチしてパーマもかけたロングヘア(メッシュ入り)
ごってりと真っ赤なルージュ+グロス、
遠目にもなんかすげぇネイル、
露出多めの服に、
なんかすごいラメのバック、
地黒だか塗ってるんだかわからないけど小麦色の肌。
まぁ要するに、1サイクルか2サイクルぐらい前のイケギャル様。
当時から山口みたいな田舎じゃ珍しいタイプですが、今となっちゃぁ都会ですら少数派。
無論アクセサリーもじゃらじゃら。
趣味は人それぞれではあるのですが、なんというか
(うわきっついな)
…と思ったところでじろじろ見たりあからさまに目で追ったりなんていうのは、客と店員の立場でなくとも失礼ですからしませんよ。
毛色は違えど変わった格好のお客さんとか、変わった買い方のお客様とかいらっしゃいますしね。ラッキョウ漬けをダース買いとか(段ボール一箱相当買い占め)。スイカの賞味期限を聞いたりだとか(青果担当に聞いてください)。
頭弱そうなタイプだよなぁ…いやいや、偏見はいかんよ自分。
ひととなりは外見に少なからず現れるというのも経験上の事実だけど。
はからずも暇な時間帯。
後ろのレジに入ってる人は、やれる仕事がなくなったもう一人と軽く話しながら、刺身とか入れるしゃかしゃかしたビニール袋を折る作業。
うちの店では、あの袋を広げやすいように折っておくのもレジの仕事の一部だったりします。
で、私もしゃかしゃかやりつつ、客(例の彼女だけではなく、全体的に)の動きを伺いつつ。
彼女は、レジ付近をうろうろしながら携帯で電話をかけていました。
「あ、もしもし?今?○○○(店名)だけど~。え?ママも来るの?」
(その年でママはどうかと思う)
余談トリビアですが、元々ママ、パパっていうのはフランス語に由来するっていう話を聞いたことがあります。昔、アメリカだったかイギリスだったかでは『フランス語を使う』ことが一種の教養、ステータスであり積極的に会話や英語そのものに取り込んでいったとか。ラテン語みたいな感じでですかね。子供達に『ママ』、『パパ』と呼ばせるっていうのはある種の上流家庭のステータスだったわけです。
でもどうもこれガセビアっぽいです。例えば「ママ」について見てみると、媽媽(中国語)、mere(フランス語)、madre(スペイン語・イタリア語)、mae(ポルトガル語)、Mutter(ドイツ語)、moeder(オランダ語)、moder(スウェーデン語・デンマーク語)、mor(ノルウェー語)、mitir(ギリシア語)、mam(ウェールズ語)、mat'(ロシア語)、mama(スワヒリ語)、umama(ズールー語)、imeh(ヘブライ語)、man(ヒンディー語・ウルドゥー語)、me(ベトナム語)となっていて、『ママ』あるいはそれに似た感じの発音になる国が多いんだとか。これらすべてがマネをしたとは思えませんしねぇ。
あと、最近ではアメリカでは「パパ、ママ」とは言わないそうで。「マム&ダッド」もしくは「マミー&ダディ」が普通だとか。「パパはローマ法王の愛称で、ママなんて、大昔の言葉」…だそうです。ほとんど又聞き情報だから信憑性アレですけど。
でもって彼女は一旦切った電話をまたかけ直し、
「どこにいるん?○○○の中にいるっていってるやん?」
合流がうまくいかずに苛立っている模様。
とりあえず会計を先に済ませてはどうだろう(まさか財布『ママ』持ちか?)。レジ回りうろうろされるといつ来るのかわからなくて気になるんだよなぁ…
数分後いかにも振り回されていそうな『ママ』到着。
いろいろとお疲れな風情です。ご苦労様です。
で、ようやっと会計ですよ。時間帯が時間帯なのでレジは4台中2台しか開いていなく、母子は私のレジに。
「いらっしゃいませー」
…ピンクのシャネルの財布か。何ていうかいかにもだなぁ。ああいかんいかん雑念禁止。
ぴ。
ぴ。
ぴ。
最近、できるだけレジを手打ちにせずにバーコード通せっていうお達しがあったのですが、鮮魚と総菜が登録エラーを連発するんですよね。激しく二度手間なので勘弁して欲しいです。
ぴ。
「ねぇ、何見とるん?」
ぴ。
「何見とるん?って。そんなに珍しいか。あ?」
「?」
「聞いてる?あんたにいってんのよ、レジのおねーさん」
(…はい?ワタシデスカ?(汗))
そりゃさっき軽く財布に目を留めましたが、正直珍しいなとも思いますが、レジ仕事中は目も合わせてませんよ。それはそれでレジ係として問題有るのですが、私レジ中九割五分伏目で、手元しか見ません。人自体が苦手なもので。
「聞いてんの?さっきからじろじろべらべらとさぁ。」
どうやら目をつけられたのは私の後ろ二人のようです。
フォローしておきますが、二人はいくら暇だからってさすがに客が入ってる最中に話したりはしてません。見てたかどうかは背後のことなんでよくわかりませんが、まぁレジに客が居たらそっち見るでしょう。あるいは、新人でミスが多いトラブルに弱い私の方を監督していたかもしれません。
「なぁ。珍しいのはわかるけど失礼ってもんやろ」
ここでまさかの『ママ』加勢。ちょっと待て、普通はなだめないか?
「せっかく○○○に来てやったのにさぁ。感じ悪い」
…オマエモナー。(心の中でツッコミ)
「あんたらバイトやろ?大学生やからってそんなにえらいん?レジ係としていかんやろ」
あんたこそ客だからって狼藉自由なわけじゃないですよとツッコミ返したいですが、まぁそれこそ『バイト』で『レジ係』な立場上は言えませんね。
「なんとか言いぃや?へらへら笑ってんじゃないよ」
お客様、背後なんで見えませんがそれはたぶん日本人の習性です。欧米人にはかなり不可解らしい困り笑いです。文化的な反射、むしろ顔面痙攣みたいなモノです。
「えーと…ひゃくじ、120円のお返しとスタンプとレシートになります」
「ねぇお姉さん、あの二人の名前何?」
「え、えーと…私に聞かれましても」
かばってるの半分、こんなテンパった状態で聞かれたって思い出せませんっていうの半分。
つーかなんでさっきから私を挟んで喧嘩になってんですかかんべんしてください。すぐそこなんで中継させずに直で聞いてください。
「お姉さん、名前は?」
「…○○です」「○○です」
「○○と○○やな。明日電話かけるからな」
「ねぇ、何で見とったん?何で見とったんって聞いとるんよ!」
「……!………!」
「…!………!」
以下、なんか記憶が不明瞭です。
とりあえず無我の境地に至ろうとしていたような覚えはあります。
私は嵐に吹かれる子リス。あるいは柳の葉。嵐が過ぎ去るのを待つしかない存在。耐えろ耐えろそのうち帰る(ぶつぶつ)
「何で見とったんって聞いとるんよ!言ってみぃよ!」
……。
『お客様が美しかったからです。みんなが目を奪われて当然です。いわば羨望のまなざしです。』
とでも言ってやれば帰るかなぁ。
『私のようにださくてセンスのない人間にとってはあこがれの存在だからです。あなたの前では月も隠れ、花は閉じ、魚や雁も恥じらって姿を隠すでしょう』
…いや、これじゃパンチが弱いかな。いっそ、
『一目惚れしました、お姉様と呼ばせてください。本当に美しいものに性別なんて関係ありませんよね』
とか電波に走ってみるとかすればキモがって帰るかな。
まぁともかくさっさと帰れや帰れ帰れ帰れ帰れどっかいけいなくなれ。
私は多分怯えたリスというよりは、死んだ魚の目をしていたと思います。
ともかく二人はお帰りになり。
ほっと一息つこうとしたのですが。
「何笑っとるんか?あ?」
ちょ、再 来 !?
「「「わ、笑ってませんよ!?」」」
ここまで来ると被害妄想か電波です。店外まで聞こえるような馬鹿笑いしてるような奴は一人もいません。
これに対抗しようと思ったらS県月宮並の電波でなければ無理かもしれないな…
しかし月夜ばかりと思うなよ(届け私の毒電波)
その後あの母子が本当にクレーム電話かけてきたかどうかは知りません。
とりあえずもう来ないで欲しいです。
シラフであれなら相当だ。
というか、そんなに視線が気になるならさぞ生きづらかろうと思うのですが。
人混みとか歩いたらかなりな視線に晒されると思うのですが。
気にしないことにするか、もっと人目をひかない周囲にとけ込む服装をすることをお勧めします。
あなた自身の平穏のために。