麻薬はユダヤ・ハザールマフィアDSとカルト統一教会裏社会の主な原資の一つ。トランプ政権はどう立ち向かうのか、注目です。
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◆"史上最悪の麻薬"フェンタニル汚染急拡大にトランプはどう立ち向かう
大統領の座に返り咲いたトランプが直面する大きな課題のひとつ。それがアメリカ国内のフェンタニル汚染だ。多くの依存者・死者を出す"史上最悪の麻薬"を、トランプは止められるのか? そもそもフェンタニルとはなんなのか? 薬物問題に詳しい精神科医と、アメリカの外交問題に詳しい国際ジャーナリストに聞いた。 ■フェンタニルとはいったいなんなのか?
ついに幕を開けたアメリカのトランプ劇場「第2幕」。そのトランプ政権が内政で直面する重要な課題のひとつが、この10年ほど、アメリカ社会に深刻な影響を与えている合成麻薬「フェンタニル」汚染の問題だ。 アメリカでは一昨年、フェンタニルの乱用が原因で約7万3000人が死亡したといわれており、単純計算で1日に約200人以上がこの薬物によって命を落としていることになる。
2016年に57歳の若さでこの世を去ったミュージシャン、プリンスの死因もフェンタニルの過剰摂取だった。
フェンタニル依存症患者は都市部の貧困層にも広がっており、深刻な薬物汚染で知られるペンシルベニア州フィラデルフィアのケンジントン地区では、多くの薬物依存症患者が街中をゾンビのように徘徊することから、通称「ゾンビタウン」と呼ばれているという。
こうした中、トランプ新大統領は違法なフェンタニルが中国から、メキシコやカナダを経由してアメリカ国内に密輸されているとして「メキシコとカナダが違法移民と薬物の流入に有効な対策を取るまで、25%の関税を課すことを検討している」と発言。
フェンタニルの原料となる化学物質の供給源といわれる中国に対しても、密輸を食い止めるまで10%の追加関税を課す方針を示している。 長年アメリカに深刻な社会問題をもたらし、外交や通商問題にも発展しているフェンタニルとは、そもそも、どのような薬物なのか?
「フェンタニルはいわゆる『オピオイド系鎮痛剤』の中でも最も強力な薬物のひとつです」と語るのは、薬物依存の問題に詳しい国立精神・神経医療研究センター・精神保健研究所薬物依存研究部部長の松本俊彦医師だ。
「オピオイド系鎮痛剤とはアヘンやモルヒネ、ヘロインなども含む麻薬・鎮痛剤の総称です。ケシの実の樹液から作られるアヘンに始まり、19世紀に入るとその有効成分を抽出した鎮痛剤のモルヒネが開発され、さらに化学構造を少し変化させて、より強力なヘロインが生まれました。
(以下略)