7/31の夜
Flyerを届けてそのままジョアンで一杯やっていたらいつもの如く金田ヒサ登場
いつものノリで杯を重ねていたのだが
『曼荼羅の四人工LiveのCDが家にあったんだけどあれってAMAが編集した奴だよな?』
『フェードインとかしてるし』
去年の6月の四人工最終リハをLIVE RECした奴のことでした
『あぁ~どうりで拍手もざわめきも無くて静かな訳だよな』
『あの時、歌ってどうしてたの?』
あくまでリハが基本でRECはおまけだったので一旦全部の楽器を卓に取り込んでからボーカルのみスタジオGIGのPAに送って通常のリハと同条件を作り上げたのでした
無論ボーカル用にGIGのモニターにはしっかりチューニングは施した訳ですがね(ハウると録音に影響しますので)
どうやら金田氏この音気に入ったらしく585でもこんな風に録れれば理想だよな~との事(あくまで一体感のあるグルーヴが出ているって話ですが)
この手法、数年前記事でみたストーンズのTATOO YOUのレコーディングの手法を模倣しているだけなので気に入るのは当然と言えば当然なんですが
基本的にストーンズは一発同録であります。
ツアーの合間にパリの倉庫を借りて録ったセッションはメンバーを円弧型に配置し各楽器の間にパーテーションを配置してセパレートする
チャーリー・ワッツとミック・ジャガーの立ち位置は対面で歌が無いと進行が判らなくなるチャーリーの為にボーカルをPAして出すと言うもの
わざわざPAしている位だからヘッドフォンは使ってないのかな?
これが仮歌なのか本テイクなのかも判らないけど
U2やJACK JOHNSONのSLEEP THROUGH THE STATICのセッション風景を見ても同じような光景
(U2はヘッドフォンを使用してたがJACK JOHNSONは最終的に外してやったらしい)
BANDが一緒に音を出す…心地よいグルーヴを出す為には当たり前の環境ですね
とはいってもメジャーアーティストと違いこっちは零細インディーズでありますので製作環境には大きな違いがあります
リハスタとしては広いスタジオGIGも40畳程でカブリは避けられない…
かと言ってセパレートし過ぎると楽器間の音が聴き難い(事実、四人工セッションでギリギリの線だからきちんとセパレ-トすると尚更だろうね)
ヘッドフォン使用の是非とカブリのコントロールここらが肝かもね
セパレートして音質は向上してもプレイヤーがノレないと好いパフォーマンスは引き出せないですからね~
1年前にお蔵入りとなったこの音源が次のセッションの大ヒントなのは確かなのかも