かけがえのない天使

「障害児」ではなく「1人の子供」として。。。

脳性まひの子供から教えられた事

クリスマス

2007年12月26日 | 私の天使 
れんはまだまだサンタさんを信じています。

だから、れんにとってクリスマスはとっても特別な日


れんは甘いものが苦手でケーキが食べれないぶん

毎年れんと一緒にケーキを作ります

れんもケーキを作るのが大好きだから。。。


自分のお願いしたプレゼントをサンタさんからもらって

ご満悦の様子でした

舞台に上がる!?

2007年12月25日 | 私の天使 
れんと2人でゴスペルコンサートに行って来ました。


最初は

「ゴスペルなんて知らんし。。。」とちょっと不機嫌なれん。


だけど、元から音楽が好きなれんは

曲が始まって2、3曲もすると


「お母さんごめんな~。やっぱ楽しいわ


とノリノリに。

立ちあがって身体をくねらせ踊っていました。

すんごく目立ってたと思います。


だから、コンサートの終わりのほうに係りの方が来られて


「コンサートの最後に出演者の方に花束を持って行ってもらえませんか?」


とお声がかかりました


そしてれんは舞台の上に。


お~、れんすごいやん!!!

花束渡してるで~

席に帰ってきたれんに

「舞台上がってどうやった?緊張した?」

と聞くと

「初め緊張したけど、舞台に上がって気持ち良かった!」

と嬉しそうでした

れんは大物になるかも。。。


またまた、貴重な経験ができました


ちょっと見難いけど中央の車いすに乗っているのがれんです。

花束で顔がぜんぜんみえないけど

みんなで食べたらおいしいな~

2007年12月20日 | 私の天使 
先日の給食の時間の事。

うどんにとろろ昆布が出たそうなんですが

子供達にはそのとろろ昆布が好評で班のみんなは

「おいしい!おいしい!」と食べていたけど

れんだけは

「いらん・・・入れんといて」と言ったそうです。

だけどあまりにみんなが

「これが嫌いな子供はおらんで!」とか

「もっとおかわりできたらいいのに!」という言葉に動かされたらしく

「俺も食べるわ~」と食べたそうです。

そしてみんなに

「れんどうや?気に入るやろ?美味しいやろ?」

と言われ最高の笑顔だったようです。


先生も

「れん君はいつも

 『みんなで食べたらおいしいな~』

  と言っていますが、みんなで食べたら本当に美味しいんだなって

   れん君の笑顔を見ていて感じました」とおっしゃっていました。


今までみんなと一緒に食べていて

本当に好き嫌いが減りました。

小さい頃の偏食がうそのようです。

一緒にやってみると・・・

2007年12月13日 | 学校
給食当番を3日もやっていると

子供達から


「れんがビニール取りやすいように途中まで取っておくわ」とか


「ビニール取るだけじゃなく、れんの横と前の机位は

     れんも牛乳配れるんと違うかな?

  他の子にここだけはれんが配るから配らんといてって言うとくわ!」


などなど積極的な案が子供達から次々と出てきたそうです。

担任の先生が「れんに給食当番をやらす」というきっかけを作るだけで

子供の持っている柔軟性と発想でどんどん広がっていく。

子供って本当にすごいな~


そして、もうれんの給食当番は当たり前の事で

介助の先生がいなくても子供達で白衣を着せて

ちゃんと給食当番をしているそうです!


こんなにも早く子供達の中に

「れん君の給食当番」が根付くなんてビックリしましたと

なかよしの先生もおっしゃっていました。


やってみるとそんなもんなんだけど

きっと大人は深く考え過ぎるんでしょうね。


特に先生は・・・

念願の給食当番

2007年12月11日 | 学校
れんが白衣を着て給食当番を初めてしたそうです!


白衣を着るときの満面の笑顔をお母さんにも見てもらいたかったと

なかよしの先生がおしゃって下さっていました。


そして、れんは牛乳のビニールをとる役割りをしたそうです。


帰ってきてから給食当番の事を話すれんの顔はニコニコ顔!


牛乳のビニールをとるだけの当番は

れんにとって少し物足りないようでしたが

白衣を着て自分も「給食当番」をできた事がとても嬉しかったようです。


周りの子も

「れん、どうやって給食当番するん?」とか

「これやったら給食当番できるな!」とか

「手伝おうか?」と反応もいろいろだったそうです。

面白いな~と思いました。


なんでもこういうことの積み重ねかなと思います。

1つ1つみんなで一緒に経験を積みながら理解しあう。

れんにだって一緒にできる事もたくさんあることに・・・

先生ももう少し気付いてくれたらいいんだけどな~








先生の役割

2007年12月06日 | 学校
この前の周りの子供達への意識付けに対して

嬉しいことがありました!


となりのクラスの障害をもっている子のお母さんに

れんの給食当番の件の話をしました。

するとそのお母さんは

「それでか~!!

  うちの担任の先生が急に

   『今週からNちゃんにも給食当番をやってもらおうと思うのですが
  
       いいですか?』って聞かれてん。

   もちろんいいですって言ってんけど何で急にそんな事

    言わはるんかな~と思っててん。

     Nすごい喜んでてん!れんありがとうな~」って。


そうなんや~!!

すごい!すごい!



れんのクラスの先生はまだ何もなく

れんは給食当番はやれていないけど

周りを少しずつ変えていけてるって素晴らしい!

自分の事だけでなく同じ障害をもった子の事も変えれたよ~


これはまさしく担任の先生にしかできない役割!

障害を持っている子にも給食当番をさせるかさせないか。。。

その子にあった役割を見つけてもらえたらな~と思うのでした。

自分の役割

2007年12月05日 | 私の天使 
「れんだけずるい~」の事をなかよしノートに書いてみました。

この事だけに限らず「車いすに乗っていて歩かなくてずるい」とかも

言われたことがあったので、

これは私の力だけではどうにもできないので

周りの子の意識に対して何かよい手立てを協力して欲しいと。


するとなかよしの先生が

「れん君に今日

  『もし給食当番するんやったら何がいい?』と聞いたんです。

 そしたられん君が

  『(給食室から)缶を持ってあがるのは出来ないから
  
    みんなのお盆配るのやったらできると思うねん』

  と言うんです。私は正直ビックリしました。

   れん君はずっと給食当番を見ていて

    これは自分にはできない、

    これだったら自分もできるかもっというのを

      自分なりに考えていた事に・・・

   だから、担任の先生とちょっと考えてみます!

    そして、意識づけの事は2年の先生方全員にお話しておきました」と。


私もビックリしました!

自分のできる事とできない事を

れんなりに何となくだけど考えてるってことに。。。


そして、れんの担任だけでなく

2年の先生全員に投げかけてもらえたことも

とても有難かったです。


先生の意識も変わってくれたらと願うのですが。。。



やりたいけどできないのに・・・

2007年12月04日 | 学校
珍しく寝る前にれんが

「あのな・・・今日O君が俺に

  『れんだけ給食当番しなくてずるいわ~!!』

   って言われてん・・・れんだって給食当番したいのに・・・」

と落ち込んでいました。


「それで、れんは何て言ったん?

  れんもほんとは給食当番したいけどできないって事

   O君に言えたん?」と聞くと


「言われへんかった・・・」と。


周りの子の理解って本当に難しい。

子供はいろんな意味でストレートだから。。。

ある意味、れんを特別な存在だと思っていないから

れんだけ給食当番をしないのはずるいという発想になるんだろうけど

ほんとは自分もやりたいのに我慢しているれんにとって

「れんだけずるい」という言葉はとても辛かったし

悔しかったんだと思います。


でも、そこは先生の力が必要かなって思います。


1番いいのはれんにできる仕事を見つけて一緒にやれるのが1番いいんだけど

でも、絶対できないことだってある。

そんな時、大人のもって行き方で

周りの子のれんに対する理解がかなり違ってくると思います。


やりたいけどできない辛さ・・・

そんな事も周りの子に分かってもらえたらな~と思うのですが。