今日、千里ライフサイエンス財団主催の「新適塾」というのに行ってきた。
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「脳と社会」シリーズ第4回
自閉症スペクトラムに対する
臨床の最先端と研究の最前線
日 時: 平成23年12月22日(木) 17:30〜20:00
場 所: 千里ライフサイエンスセンタービル
(講演会) 6階 千里ルームA (17:30〜19:00)
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本田 秀夫
山梨県立こころの発達総合支援センター
自閉症やアスペルガー症候群に代表される自閉症スペクトラムは,対人交流,コミュニケーション,および興味と行動のパターンの3領域における質的異常を特徴とし,乳幼児期以降の発達の過程を通じて様々な適応の問題を呈する発達障害です。自閉症スペクトラムは,臨床医学(精神医学,小児科学)のみならず神経科学,分子生物学,心理学,教育学,社会学などさまざまな領域で大きなトピックとなっております。
自閉症スペクトラムの研究の歴史は,「誤解」や「神話」との戦いの連続でした。たとえば,1960年代まで自閉症は「冷蔵庫のように冷たい母親」に育てられたことに対する子どもの情緒反応であるという説が優勢でした。これは1970年代に否定されましたが,その後も自閉症の原因について様々な仮説が立てられ,その仮説に基づく治療が試みられ,やがて否定されるということが繰り返されています。
科学技術がいくら進歩しても,臨床医が何らかの病理現象を見出し,観察しなければ医学研究は始まりません。その意味で,医学研究の最先端は常に臨床現場にあるといえます。最先端の臨床医が観察したデータが発端となって,さまざまな領域の研究が活性化するというのが,通常の医学研究のプロセスです。臨床医には,正確な観察と適切な仮説呈示が求められます。臨床医の呈示した仮説に誤りがあると,後に続く科学者たちがいかに高度な技術を用いても「誤解の上塗り」になってしまいます。しかし,臨床現場の観察は,他の多くの自然科学に比して,データ収集の統制がとりにくく偏りが生じやすいものです。何十例,何百例と積み重ねていく医師の経験は非常に貴重なものとはいえ,そこから適切な科学的推論抜きに仮説を導き出すとすれば,それは単なるエミネンス(eminence;高位,著名,高名)に過ぎません。臨床研究とは,デザインのよく練られた研究によって日常の臨床経験の中から的確なエビデンス(evidence;証拠)を導き出す作業といえます。
本セミナーでは,自閉症スペクトラムの研究の歴史においていかにエミネンスが生じ,臨床研究がその誤謬をいかに正してエビデンスを残してきたのかを紹介します。さらに,演者らが開発している最先端の臨床システムと,その中で明らかになってきた最新の臨床的エビデンスを示すとともに,今後の自閉症スペクトラム研究の展望について述べます。
【講師略歴】
「学歴・職歴」
1988年 東京大学医学部卒
1988年 東京大学医学部附属病院精神神経科
1990年 国立精神・神経センター武蔵病院精神科
1991年 横浜市総合リハビリテーションセンター発達精神科
2009年 横浜市西部地域療育センター長を兼務
2010年 山梨県中央児童相談所
2011年 山梨県立こころの発達総合支援センター所長
「所属学会」
日本児童青年精神医学会(評議員)
日本小児精神神経学会
日本発達障害学
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「脳と社会」の分野の最新研究だという。
もともとカナ―が提唱した自閉症に加えて
現在はその周辺領域にまで広げて
発達障害の人もみんな
自閉症スペクトラムと呼ぶ。
皆さんのまわりにも
空気が読めない人、
冗談が通じない人
物事に強くこだわる人がいるでしょう。
それらの人はみんな自閉症スペクトラムの人なんです。と講師の人。
(あ、それわたしや。。。(苦笑い))
たくさん数字を出して
このような分析は今までの日本ではされてこなかった。
もともと自閉症のひとは
0.04〜0.05パーセントの人だと言われていたけれど
実際には自閉性障害や広汎性発達障害の人を加えると
もっと増える。
横浜市の学校では
実際に
学習と行動に著しい困難を示す児童生徒の割合が
9.3%いる。
自閉症スペクトラムにおける発達の特徴は
*起点となるべき正常な精神構造を有する時期がみられない。
*乳幼児期から独特な精神構造を有し、それが成長とともに
あたかもフラクタル図形のように同形性をもって発達していく。
そして精神病理学への影響として、
*「精神構造の発達の多様性」という視点の追加
*類型分類の限界の再認識とディメンジョン診断の促進
あげられていた。
要は境界がはっきりしない状況で
実用面からの補完をしていくということらしいが
なんのことかよくわからない。
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あくまでも
自閉性スペクトラム研究の方向性と展望についての話だった。
こうして専門家は
研究のための研究を積み重ねていく。