その後、いろいろとあり過ぎまして・・・。
今年初の更新は、私にとっては、嬉しいニュースです!
<毎日新聞より>
『プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(6試合制)は19日、セ・パ両リーグとも第3戦が行われた。
パ・リーグは、日本ハムが本拠地の札幌ドームでソフトバンクを4-2で降し、リーグ優勝による1勝のアドバンテージを含む対戦成績を無傷の4勝として、3年ぶり6回目(前身の東映時代を含む)の日本シリーズ進出を決めた。
27日に始まる日本シリーズで、6年ぶり3回目(同)の日本一を目指す。日本ハムは一回、中田の適時打などで3点を先取し、先発のウルフが七回途中1失点と好投した。CSの最優秀選手には、糸井が選ばれた。~『
東日本大震災以降、都内在住の私でさえ、日常は一変しました。ようやく、日常を“取り戻しつつあるかな?”と感じたのは、5月の連休明のことです。
震災後、所属する町内、勤務先、取引先、子供が通う学校、学校のクラブ、更にはコンサート会場や馴染みの飲食店でも、それぞれの思いで義援金を募っており、その都度、分相応に参加してきました。少しでも何かのお役に立つことを願って・・・。
さて。子供が昨年から吹奏楽を始め、クラリネットを担当しているのですが、この夏休みを利用して、トップ・アーティストの方の演奏に触れさせたいなと思っておりました。いろいろと調べましたところ、日本のクラリネット界の草分け的存在である大御所=北村英治さんが、“震災チャリティコンサート”を提唱されていました。
これは、東京会場をメインに大阪・仙台とインターネット中継で結び、最後には参加者全員でスウィングジャズの名曲『Sing Sing Sing』を合奏して、被災地にエールを送ろう!という主旨のものです。(詳細は、こちらからどうぞ!)
生業の夏休みの狭間でもあり、迷うことなくエントリーさせていただきました。娘は数日間チャレンジしていましたが、結局、現在の力量ではクラリネット・パートは難しく、リコーダー・パートに変更しての参加となりました。
会場は大森ベルポート。大森駅の改札を出たところから、Tシャツを着たスタッフの方が、フライヤーを持って要所要所でナビゲートしてくださいます。きっと皆さん、ボランティア=無報酬なのでしょうが、この心配り。皆さんの、このコンサートへの意気込みを強く感じました。
会場受付で歓迎していただき、演奏に参加する娘は前方の席へ。手拍子参加の私共家族は、後方へと陣取ります。会場を見渡しますと、木管・金管楽器だけでなく、ウッドベースやエレキギター、ボンゴを持ち込まれている方もいて、驚きました。開演前は、「音出し」はできないのですが、皆さん譜面台を立てシュミレーションされていて、既に物凄い熱気です。
昼食もそこそこに席に戻ると、会場は満席になっていて、立ち見?否、“立ち演奏者”で溢れていました。凄い・・・!
間もなく開演となり、第一部のスタートです。司会の方のご挨拶に続き、北村さんのス
テージです。 “あえてマイクを使いません”と言い切った北村さんの意気込みは素晴らしく、熟練と品格を感じる、引き込まれるようなステージでした。そして、クラリネット本来の魅力を存分に堪能させていただきました。
後半は、須川展也さん。私、初体験でしたが、まさしく“目標的存在”と言うべき、圧巻のプレイでした。そして、北村さんと須川さんの協演は、この日の宝物となりました。
ここで休憩となります。休憩中、娘に「どうだった?」と訊きにいくと、「すごい!最高!」と目を輝かせていました。子供が“目を輝かせる”こと、大切にしたいです。おっと、こうしてはいられません。これから、「Sing Sing Sing」の合同練習が始まるのです。あちこちで音出しとチューニングが始まり、娘も急いでウォーミング・アップを。さながら、ブラスバンドの“ブルペン”というような状態でした(微笑)。
谷口英治さんも到着され、いよいよ練習開始です。まずは、いきなり三会場同時の演奏です。私、インターネットは勿論、映像関係も無知なのですが、この日のインターネット中継システムは秀逸で、スクリーンでは常に一体感がありました。しかし、この1回目の演奏、リズムのズレが気になります。大丈夫かなあ・・・?
須川さんが進行され、各パート、各会場の指導が始まります。私、音符とか譜面とかも全く解らないのですが、とても解りやすい的確なご指導だったと思います。瞬く間に、各パートが磨かれ、各会場のテンションが上がり、そして三つの会場がひとつになっていきます。
そして迎えた本番・・・・。
何という迫力!何という一体感!何という爽快感!音楽を作り上げていくことの楽しさ、音楽でひとつになれることの素晴らしさ、そして音楽に参加できる喜びを確認させてくれた、素晴らしい、画期的な演奏でした!このエール、きっと届いたことでしょう!
終演後、真先に拍手喝采をしたのは、楽器を直ぐには放せない演奏者よりも、「手拍子」担当の我々であったこと、ちょっと嬉しかったです(微笑)。
今後とも、「お盆はJAZZで、Sing Sing Singの日」、是非、定着させてください!
そして、発起人であられる北村英治先生、素敵な1日を、ありがとうございました!
昨年を振り返れば、ダンディズムを貫いた大投手・小林繁氏の急逝、サンゴリアスまさかの日本選手権1回戦敗退と清宮監督の退任、新刊を毎回楽しみにしていた推理作家・北森鴻氏の急逝、大沢親分・・・と、個人的には、失うものの多い1年でした。特に大沢親分は、私がファイターズ・ファンになる切欠となった81年・後楽園決戦時の監督です。たまたま9月の「サンデーモーニング」を観たとき、お痩せになったなあと案じておりました。喪失感は、大きいです。
逆に、得たものは・・・?趣味で出逢った本音を語り合える友人、シーバス釣りの楽しさ、キング・カズのゴール、子供の瞠目するほどの成長、そんな感じでしょうか(微笑)。
ということで、喪中につき、新年のご挨拶は控えさせていただきますが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。 今年は、もう少し、まめに更新したいと思います!(汗)