プロ家庭教師 俵屋の日記

気になること あれこれ

食塩水の問題5 面積図で解く④

2016年03月03日 | 算数
今日はひなまつりですね。


今回は面積図で解く食塩水の問題のラスト、
④食塩水+食塩水
です。


問:6%の食塩水が300gあります。この食塩水を10%にするには、20%の食塩水を何g加えればよいですか。

まず、今までと同じように、6%の食塩水300gの図をかきます。


次に加える20%の食塩水をかき込みます。

こんな感じですかね。
加えた食塩水の重さは不明なので□gとしておきます。

前回と同じように、2つの長方形の面積を足した長方形を、重ねてかき込みます。


黒太の線の長方形が、2つの長方形の面積を足したもの、
つまりできあがった10%の食塩水になります。
横の長さは重さを表していて、できあがった食塩水の重さは2つの食塩水を足したものになるので
このような感じになります。

面積が同じ部分に色をつけて、分かりやすくします。

実際にかくときには、斜線を引きましょう。

ここからの出し方は、前回同様2通りあります。

1:長方形の面積を計算して出す方法
 □の長さは色のついた右上の長方形の横の長さです。
 この長方形の縦の長さは出せますが、面積は出せません。
 色のついた2つの長方形は同じ面積なので、左下の長方形の面積を出して使います。
  10ー6=4(縦)
  4×300=1200(面積)
 右側の長方形の縦の長さは 20ー10=10 なので
  1200÷10=120    120g 

2:比を使って出す方法
 色のついた2つの長方形の面積は同じなので
 「同じ面積の長方形の縦と横の長さの比は逆比になる」を使います。
 縦の長さは、右上の長方形が 20-10=10
 左下の長方形が10-6=4 なので
 縦の長さの比は 右上:左下=10:4=5:2 になります。
 
 図にかき込みます。


 横の長さは逆比になるので、右上:左下=2:5になります。
 これも図にかき込みます。



 比を書き間違わないように注意!!

 図より、比の5の長さは300、2の長さは□とわかるので比例式をつくって解いていきます。
 5:2=300:□
 □=120     120g 


いかがでしたか?
食塩水の問題は、『食塩水に何かを足したり引いたりする』ときには
面積図が便利ですよ!

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