そりゃ普通の神経で考えたらそうですよね、という動きがようやく大阪で起こってきました。
メタンガスの爆発事故が起こった万博会場へ子どもを連れて行くことは「安全が保証されていない」として、大阪府の教職員組合が万博への子ども招待の事業中止を大阪府に要請したそうです。
驚いたのが、教職員の方々が事前に下見ができないとのこと。小学校や中学校の遠足などの行事の前には、教師の方が下見にいき、行程や安全制の確認をしていると思うのですが、万博はそれすらさせてもらえないんですね。
それでよくも子どもを招待とか言えたなとあきれてしまいます。
また実際に爆発事故が起こっているにもかかわらず、今もまだ避難計画が作成されていないんですって!
これ、子どもだけじゃなくて大人だっていきたくないですよね。
夢洲って海の上ですよ。いちおう陸路はあるけど、四方八方に逃げ道があるわけではないですし。
教職員の方々の中止要請は、ごくまっとうなことだと思います。
それでも万博に行きたいという場合は、希望者が家族や友だちと一緒に行けばいいだけのことで、学校で「遠足」などの半強制的な行事として行く必要は無いはずです。
また、今回の子ども招待には罠があって、万博の入場料は無料ですが、交通費は自己負担になるとのこと。今回の万博招待に不参加を表明した交野市長が公表していますが、交野市の場合、一人5,000円の交通費が必要になるそうです。
市が負担すればという人もいるかもしれませんが、市の予算だって決まってるのに、安全制が不透明な万博に強制参加させられるのに市の予算を使うのは、万博に行かない人からしてみれば、明らかに不公平ですよね。
また交野市長は、万博への参加を表明していない市町村に対し、追い込みメールが届いたことも明かしています。
あまりにもやり方が強引すぎて、維新の色が濃く出ているなと思います。
今回の万博で、大阪の方々が維新の問題点に気づいた方も多いのではないでしょうか。