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ひとりごとです

映画 ◾️◾️コール・ジェーン-女性たちの秘密の電話-◾️◾️

2024年03月27日 | 映画
アメリカの今度の大統領選でも
争点となる中絶問題

中絶が違法だった1968年アメリカで
妊娠がきっかけで
持病の心臓病が悪化したジョイ
赤ちゃんを諦めないと母子共に命が危ない

しかし
地元の病院の責任者たち(全員男性)は
全員中絶することを許可しなかった
(つまり母子共に死んでしまえと
言ってるのね)


根気強い活動の末に
1973年にようやく中絶が
合法となった

しかし今また違法に戻す動きが
アメリカでは顕著になってきている
(性的暴行による妊娠さえも
中絶は認められない州もある)
日本人からすると
信じられないことであるが
いくつかの州ではすでに違法となり
その州に住んでいる
中絶を希望する人は
近隣の州の病院に行かなくてはならない
(神奈川から東京に行くのとは訳が違う)


映画 ◾️◾️コール・ジェーン-女性たちの秘密の電話-◾️◾️

⭐️⭐️⭐️☆☆

日本の参政権もそうだけど
それを実現するのにどれだけ大変だったか
生まれた時から既に
権利を手にしている人たちは
そのありがたさが分かってないんだよな…
と、思った

この映画は
中絶が違法だった時に
秘密裏に中絶手術を斡旋する
女性たちのグループ「ジェーン」の話

共和党支持者で
保守的な家庭で暮らしていたジョイ
でも自分の妊娠をきっかけに
「ジェーン」の活動を
サポートするようになる


ネタバレ感想

ジョイが中絶手術を担当したり
他の「ジェーン」のメンバーに
手術の手解きをして
「中絶手術は簡単だ」と言うのが
日本の産婦人科医が聞いたら
激怒するわと思った

妊婦さんだって受け入れられないだろう
「妊娠は命懸けなんだから」

ジェーンでの
医師免許を持たない人による中絶手術は
事故は1件もなかった…と
書いてあったけど
いやいやいやー

医学の進んだ今でも
それは無理でしょう

ましてやあんな
衛生的に問題のあるやり方で…


日本人は「悪法もまた法なり」
と、信じている人が多いから
人として正しい道だとしても
違法行為を推進していく活動は
すごく抵抗を感じるんだよね
なかなか共感できない

でも彼女たちの活動のおかげで
合法化を達成したのだから
そこは素晴らしいこと

あと
いくら中絶を望んでいるからとはいえ
皆さん、中絶することに罪悪感が
感じられないのはありえん!
もっと逡巡するものでは?
自分の中にいる生命を断つ時には
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