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よしもとばなな 「デッドエンドの思い出」
よしもとばななの本は「キッチン」以来2冊目。
20代女性が主人公の短編集。若い頃の自分を思い出して恥ずかしくなる。
短編集だが、いずれの作品からも「暖かい家庭」というか「平々凡々でのんびりした家」に対する強い憧憬を感じた。それから「家族で作る味」「代々受け継がれる味」にも想いがあるようだ。とにかく「家族」が作者にとっては重要なテーマなのだと思った。
人と人との繋がりは運命的なものではなく、ちょっとしたタイミングの違いで幾千通りにも変わっていく奇跡のようなものだと感じた。
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