辻村深月 「ハケンアニメ!」
巻末に辻村深月さんと新房昭之監督との対談あり。
アニメは世界に誇る日本文化として市民権を得ているが、ファンはまだ日陰にいる意識があるのでは。
人付き合いの苦手な人が逃避する場所という偏見がある。
しかしアニメを企画、製作しプロモーションする過程は様々な人とコミュニケーションする能力が不可欠で共に働く人が何を求めているのか感情の機微を察する能力も必要。
別々の持ち場で働く人達の力を一気に結集させる文化祭的盛り上がりが爽快。
自信のなさやアニメに対する偏見への怒りなど鬱屈した感情を作品創りに昇華する様は美しい。
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