Seriously?

ひとりごとです

映画 ■■東京の合唱■■

2017年08月17日 | 映画
最寄り駅から急行で二つ目の駅近くに
名画座っぽい映画館があります
ありがたや~

ネットで座席予約出来ないのが
不便なのです
わざわざ行って、売り切れだと悲しい...

先日、鑑賞券が1000円になるレディースデイに
行ってみたけど満席にはなっておらず

この日もメンズデイで
直前にチケット買ったけど
まだ余裕がありました

予約できないけど
売り切れることは
あまりなさそうとみた...

人気の映画だと
当日、早く行って買った方が良さそうだけど



映画 ■■東京の合唱■■





小津安二郎のサイレント映画ですよ!
1931年

小津安二郎にサイレント映画があったとは知らなかった
私が見たことあるのは
戦後のものばかり

内容は淡々と淡々と
解雇された男とその家族の様子を伝えている



感動よりも
「ああ、映画はこの時代から
技術が恐ろしく進歩して
ちょっとやそっとのことでは
驚かなくなって
お金もべらぼうにかかるようになったよな〜」
という思いが…

テクニックもドラマも
今の映画に比べるとスケールが小さい

テレビもなかった時代だから
みんなわざわざ観に行って
釘付けになっていたんだろうな
そして大いに
泣いたり笑ったりしていたのだろう



子どもに
自転車をポンと買ってあげられないような
経済状況でも
子どもは3人

保育園などない
子どもは近所の川で遊び
お母さんは着物に割烹着
お父さんは
仕事から帰ったら浴衣に着替える

トイレだって水洗じゃない
洗濯機もない時代
毎日着たものを全部洗濯なんて
しなかったろう

シラミだかノミだか分からないけど
見つけて潰したり
掻いたりしているシーン
ちょっと驚き

何という未開の地(^^;



そんなふうに
ストーリーよりも
当時の暮らしぶりの描写の方に
気を取られた



体育の授業をサボったり
いい加減な性格を見せるけど
後に退けない正義感の強さや
上手く立ち回っていけない不器用さのある主人公

師を敬い
仲間を大切に思う義理堅さ

家族愛

などなど、ほっこりするものはあるのだが
もの足らなかった



ハリウッドの膨大なお金を使って作られた
壮大なスケールの映画が
月額いくらの会費で見放題になってしまう今
いろいろ見尽くして
感動しなくなってきたなあ
これから映画はどうなっていくんだろう
と、思いながら観た



シンプル過ぎるとは思ったけれど
映画が生まれたばかりで
いろいろ工夫を重ね
「これからもっともっと面白くなるぞ」
という映画の未来に対する期待に満ち
躍動感に溢れていると感じました



電子ピアノの即興の伴奏付きで
なかなか良かった
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