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ひとりごとです

夏目漱石 「文鳥・夢十夜」

2021年07月18日 | 読書

夏目漱石 「文鳥・夢十夜」 

 
随筆、私小説、フィクション、様々な短編が並ぶ。
 
トラファルガー広場の描写が、名前を出さずに描かれているが、これを読んでそれと気づく読者は、当時殆どいなかったのでは?
 
明治時代の女性の平均識字率は30%前後だそうなので、もし私が同時代に生きていたら、多分この本を読むことは出来なかっただろう。
 
漱石は49歳で永眠。
現代なら70代80代の人達が現役で活躍しているから、まだまだヒヨッコの年齢。
40代であの円熟味をどうやって?
当時は寿命が短かったからみんな脇目も振らず恐ろしいスピードで完成され熟成していったのだろうか。
 
「どうしたら下宿へ帰れるかしらん」
の一文が好き
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