雪山の山頂付近の木には、昨夜からしんしんと降った粉雪に枝をやさしく覆われていた。柔らかい粉雪をまとった木々は綿毛のような花を咲かせているように見えた。時折吹く風に綿毛はさらさらと流されていき、午前9時を過ぎるころにはほとんどの花は散ってしまった。(Fuji RDPIII)
通りが良く、真円で、年輪が緻密、木肌が白くなめらか、割れにくいなど特徴をもつ京都の北山杉は数奇屋建築には欠かせないものです。室町時代の茶道の隆盛とともにに始まったその歴史は現代まで約600年間、営々と受け継がれています。(FUJI RDPIII)
最近は茅葺の民家でも、室内で囲炉裏や薪を使った煮炊きをしなくなり、茅の防腐剤になっていた煙が無くなって、茅の持ちが悪くなっているそうです。茅葺民家を維持するためには相当な覚悟が要るようです。早朝の美山町は薪の匂いが立ち込めていたので、まだまだ囲炉裏が残っていそうです。(FUJI RDPIII)