山猫の黄金のどんぐり

日々の生活の中で見つけた、黄金のどんぐり拾っています

ポーランド飛行機事故

2010年04月13日 | ポーランド

おはようございます。

今日は曇っていて、暖かい朝です。でも明日の予報は雨で、その後は少し寒くなるようです。目まぐるしく天候が変わるので、服装もとっかえひっかえしています。

2日間かなりの量の雨が降り続いたせいか、山からの落石があり、昨日昼過ぎから3時間ほどJRが不通になりました。職場の近くだったんですが、昼間だったせいもあり、帰宅には影響ありませんでした。ただ、落ちてきた石の中には1mくらいのものがあり、怪我人がいなくてよかったです。

忙しくて仕事の後はクタクタになる中、大変な事故がありました。ポーランドの大統領が専用機墜落で死亡した事件です。「カチンの森」の追悼式典に向かう途中だったそうです。

カチンでお父さんを殺された人は、カチンの森での虐殺の真相を早く解明するようにという、天からのメッセージではないか、と言っていました。

それにしても、大統領の名前が「カチンスキー」ですか…。あまりにもでき過ぎていますね。「スキー」という言葉は、「人」という意味だそうで、日本人のことを「ヤポンスキー」とか「ヤパンスキー」というそうです。

大統領が乗る飛行機くらい20年もたった古いものではなく、最新式の安全なものにすれば良かったのに、と思います。同型機は事故を続発させているらしいですね。でも、今回の飛行機は大統領のお気に入りで、どうしてもこの飛行機を使うと大統領が主張したそうです。

この事故で、ポーランドの大統領をはじめ、中央銀行総裁、軍首脳その他80人以上の政官界の要人が失われたことは、ポーランドにとり計り知れない損失です。

私の周囲の人の中には、モタモタして支持率が最近落ちているどこかの国の首相も一緒に乗っていれば良かったのにと、不謹慎なことを言っていました。でも、その国の政治家は国民のレベルを反映しているものだし、政治家を選出する仕組みが変わらなければ、一人の首相がいなくなっても、顔が変わっただけで中身は同じ人がとって変わるだけでしょう。

そう考えると、日本という国には本当の意味での選挙権はない、と考えてもいいのではないでしょうか?顔は違っても、似たり寄ったりの中身の人ばかりで、投票したいと思う候補者がいないのであれば、投票できないことと同じです。

ポーランドの飛行機事故から、日本の選挙権の話になってしまいました。


いよいよ出発

2010年03月27日 | ポーランド

おはようございます。

今日も、いいお天気です。でも、寒い!冬がまた戻ったようです。昨日、職場に来たお客さんの中には、冷たくて強い風にさらされたせいか、頬が赤くなっている人がいました。昨日もほとんど室内で仕事をしていて、外を見ると春らしい陽射しの明るさでした。でも、空気は冷たかったようです。


ワルシャワの話の続きです。

朝食後、部屋に戻って出かける準備を始めました。しばらくして友人から連絡があり、夕方に迎えに来てくれるということでした。部屋には貴重品以外のものを残したら、びっくりするくらい身軽になりました。

ホテルを出ると、明るい光に包まれました。昨日の雨が嘘のようです。こんな晴れた明るい日は、ポーランドではほとんどないと思っていたので、意外でした。気分まで晴々としました。

歩いて10分くらいの、ワルシャワ大学に行ってみることにしました。昨日見た立派な門をくぐると、あちこちに校舎が見えました。どこに行ったらいいか、迷いました。門の近くにはディスプレイがあって、敷地内の校舎の案内を見ることができるようでした。しかし、操作の方法も、書かれている言葉もわからなかったので、お手上げでした。

仕方なく、正面の典雅な建物に入ってみることにしました。他の建物は講義棟のように見えて、入りづらかったからです。その正面の建物にしても、大きなドアは閉ざされ、時折人が出入りするくらいで、勝手に入ったらつまみ出されるかも知れません。

その建物に行く途中で、ベンチに座った銅像があり、有名な人なのかなと思いました。後で友人に聞きましたが、モデルは知らないということでした。

思いきって建物の中にはいると、中はガランとしたホールになっていました。

そこから少し歩くと、なんとそこでは京都の写真展をしていました。偶然とは言え、びっくりです。ポーランドの人の、日本に対する関心の高さを感じました。

典型的な京都の写真が並んでいましたが、写真の人の服装から判断して、2、30年前の時代のものだったと思います。

正面は大きなガラス張りになっていて、落ち葉が敷き詰められた庭が見えました。そこで腰掛けてのんびりしていると、日本から何千キロも離れた場所にいるような感じはしませんでした。

(つづく)


ワルシャワのホテルの朝食

2010年03月24日 | ポーランド

こんばんは。

今日も雨。薄暗い一日でした。明日も雨だそうで、気温もあまり上がらないそうです。特に東日本では、明日は雨が雪混じりになることもあるそうです。

昨日、降っている雨を見ながら、最近は梅雨でもこんなに雨が続くことは少ないなあと思いました。これで、当分水不足になることはないでしょう。砂漠化が進んでいる国があるというのに、ありがたいことです。


ワルシャワの話の続きです。

バイキングだと、根っからの貧乏性の私はいつも食べ過ぎてしまいます。ワルシャワ滞在中は、豪華な朝食だったので、太ってしまうのではないかと心配するほど食べました。ただ、旅行中はよく歩くので、取り越し苦労でした。

旅行中は、平均して2万歩以上歩きます。歩くのが好き、ということもあります。でも、それ以上に歩いたらいろんな面白い発見があるのを、今までの経験で知っているからです。

ただ、歩き過ぎると、1週間くらいの滞在のうち1日くらい、疲れて動けないことがあります。だから、交通機関を時には利用するというのが理想的なんですが…。

海外旅行中も、和食でないとダメという人が身近にいます。でも、私は洋食が10日続いても、全然平気です。ただ、和食の方が健康的なので、日本にいる時はほとんど洋食をとりません。

ワルシャワ滞在初めての朝食にとても満足して、ホールを後にしました。


(つづく)


ワルシャワのホテルで朝食

2010年03月23日 | ポーランド

おはようございます。

今日は、細かい雨が降っています。昨日とは、大違いです。今週は、雨が続くみたいですね。

昨日の大阪旅行は思った以上に疲れて、朝起きるのに苦労しました。これから忙しい日が続くのに、思いやられます。

ワルシャワの話の続きです。

ホテルで朝食をとる大ホールに行ってみると、時間が早かったせいか他の人がおらず、貸し切り状態でした。

バイキングだったので、トースト・トマトを半分に切り、チーズをその上にのせてオーブンで焼いてとろけさせたもの・ソーセージ・クロワッサン・カマンベールチーズを大きな皿に取って、きれいにセットされたテーブルにつきました。

ワルシャワでは、毎日のようにチーズを食べました。日本ではほとんど和食なので、チーズは食べません。ポーランドにいたおよそ10日間で、日本にいる時の2、3年分のチーズを食べたような気がします。カマンベールが大好きなので、天国のようでした。

早速ウエイターの人が、飲み物の注文を取りに来ました。私はコーヒーを飲まないので、レモンティーにしました。

「ミネラルウォーターは?」と尋ねてくれたので、お願いしました。もちろん、炭酸抜きです。"without gas"と言うと、理解してくれたみたいでした。目の前に、緑のガラスのボトルに入った500ccくらいのミネラルウォーターが、静かに置かれました。ミネラルウォーターも、出始めはこんなだったんだろうな、と思わせるクラシカルなデザインのラベルでした。

テーブルの上にセットされたものを見ると、壮観でした。今までの旅行の中で、最も豪華な朝食です。さすがに、宿泊費が高かったことはあります。

半分に切ったトマトの上にチーズを載せて焼いたものは、毎日食べました。トマトの酸味、チーズのクリーミーな味は一緒にフランクフルトを食べると絶妙の味のバランスです。この後、バターとジャムをたっぷり載せたトーストを食べると、その甘さがたまりませんでした。

(つづく)


ワルシャワのホテルのプールで泳ぐ

2010年03月19日 | ポーランド

おはようございます。

今日も、いいお天気です。昨日は朝晴れていたのに、お昼に急に雨が降り、夕方にはまた日が射すという、目まぐるしいお天気でした。今日は一日晴れているみたいですが、明日からの3連休はまた不安定なお天気になるそうです。「安定しているのは、金曜だけです。」と天気予報のお姉さんが言っていました。

明日から3連休。何か予定はありますか?私は今週一生懸命仕事に頑張ったので、なんとかまるまる休めそうです。ただ来週からは、本格的に年度末・年度始めに向けて忙しくなります。


ワルシャワの話の続きです。

友人と会ってホテルに帰ると、またどっと疲れが出ました。入浴してすぐに眠くなり、あっという間に眠り込んでしまいました。19時なっていたか、いなかったかだったと思います。

次の日起きてみると、すでに朝の6時でした。すっきりとして起きると、地下のプールに行くことにしました。

7時過ぎに地下に行って見ると、フロントにはスタッフがいませんでした。わけがわからないまま、更衣室に行きました。誰もいません。着替えてプールに行っても、誰もいません。こんな朝早くから泳ぐ物好きはいないのかな、と思いました。

プールの大きさは縦が15メートルで、横は10メートルくらい。念のために手をつけてみると、温水ではありませんでした。ああ、こんなことならプール付きのホテルにこだわるんじゃなかった、と少し後悔しました。

プールのある部屋は明るく、ヘルシンキのホテルのプールより豪華な内装です。それでも、スタッフも他のお客さんもいないプールで泳ぐのは変な気分でした。

そろりそろりと冷たい水に入ると、ゆっくり泳ぎ始めました。いつもは25メートルプールなので、すぐにターンするような感じです。25メートルプールでも泳ぐのはかなり単調で内省的な作業なのに、15メートルだとなおさらだと思いました。それでもせっかく泳ぐのだから、と思い直し、なんとか1キロ泳ぎました。

部屋に戻って、着替えました。そしていよいよ、朝食をとる1階大ホールに行きました。

(つづく)


ワルシャワで友人と食事

2010年03月17日 | ポーランド

おはようございます。


今日は、朝からよく晴れています。寒さもそれほどではありません。昨日、残業して帰っていると、風が冷たかったですが。


ワルシャワの話の続きです。

ホテルで友人とおちあった時もう夕方が近かったので、食事に行くことにしました。友人が切符を渡してくれて、バスに乗りました。

バスに乗っても、どこに連れて行ってくれているのか、さっぱりわかりませんでした。窓から見える街の様子は、今まで旅をした元西側のヨーロッパと変わらないように見えました。

かえって私の働いている所の方が、無味乾燥で、社会主義的風景に近いかも知れないな、とぼんやり感じました。無味乾燥ですが、ゴチャゴチャと乱雑に看板とか表示があるので、それだけが社会主義風景とは異なるのかも知れません。

好き勝手なことを考えていると、すぐにバスを降りる場所に着きました。そこは、ワルシャワでも有名なレストランやお店が並んでいる場所だそうです。この時もクリスマスだったので、偶然にも3年連続して外国のクリスマスを経験することになりました。

以前にも書きましたが、ヨーロッパの国々の文化の底流には共通したものがあると何回も感じたことがあります。友人に案内してもらったワルシャワの街にも、フランスで見たクリスマス・シーズンの街そっくりの飾りがしてありました。何か、デジャヴュを感じているような、タイムスリップしてもう一度同じ風景を見ているような、妙な気分になりました。

また、友人とワルシャワの街に一緒にいるということも違和感を感じました。友人とは、日本では時々会っていて、ワルシャワで会うなんて、あまり想像もしていなかったからです。友人がもともとはワルシャワの出身なんだから、ワルシャワで会うのは当然と言えば当然なんですが。以前にも書いたとおり、友人をポーランド人とは全く意識していないせいかもしれません。

ワルシャワで一番有名だといわれているらしい、ポーランド料理の店に着きました。

ポーランド料理で有名なのが、カツレツです。そこで、それを注文しました。出てきたものは、日本で見るトンカツよりは薄いですが、面積はかなり大きいです。初めて見る日本人には、かなり大きく見えるかも知れません。でも、友人がたくさんのステーキを料理していたのを見たことがあったので、そんなには驚きませんでした。

疲れのせいか、昼にたくさん食べたせいか、カツレツを食べるペースは上がりませんでした。ただ、疲れた体にスープの酸味が体に沁み入るようだったのは、今でも鮮明に覚えています。酸味のある温かいスープを飲むと、体の疲れが取れるようでした。

食後には、食料品の買い出しに行きました。その店は小規模なスーパーマーケットでしたが、そこもかつては共産主義だったことを感じさせず、日本のごく普通の店と変わりませんでした。共産主義が崩壊してから20年たつのだから、当然といえば当然なんですが。

ただ困ったのは、レジ袋をくれなかったことでした。少々の買い物だったらレジ袋を断る私も、例によってミネラルウォーターのペットボトル2本と、パンを買い込んでいたので、持ち帰るのにかなり苦しい思いをしました。

その店から歩いてすぐの停留所で、友人と別れました。切符をまたもらい、降りる停留所も教えてもらいました。でも、よくわかりませんでした。全く子供なみだなと、自分に呆れてしまいました。

街は暗闇に包まれており、いろいろな店からきらびやかな光がもれています。その明かりは、やはりヨーロッパのもので、バスから眺めていると、まるで夢の中にいるように美しいものでした。

その様子に見とれていると、友人に教えてもらった停留所も、通過したのかどうか全くわかりませんでした。言葉がわからない、地理もわからない、街の風景は昼間と全く違った表情を見せている、ということでお手上げでした。

きらびやかな光に彩られた街並みを見ていると、このままずっとバスに乗っていたいような気持ちになりました。しかし、駅から遠い距離を歩いてやっとホテルに着いたことを考えると、その二の舞は避けたいと思いました。

確信は持てなかったんですが、思いきって降りてみると、見覚えのあるホテルの建物が綺麗にライトアップされて目の前にありました。それは、まるで生き物のようでした。

(つづく)


ワルシャワのホテルで友人と遭遇

2010年03月13日 | ポーランド

こんにちは。

今日は、今にも雨が降りそうな、晴れそうな、変な天気です。それほど、寒くはありません。

今日から2日間のお休み。おそらく、これから仕事が忙しくなるので、まるまる2日間の休みを取るのは難しくなると思います。多くの他の仕事もそうだと思いますが、私の仕事は3月・4月が一番忙しい季節です。


ワルシャワの話の続きです。

ホテルに到着し、昼食後、全く理解できないポーランド語のテレビを見ていたら、知らない間に眠っていました。その日は、朝の3時半頃に起きていて、雨の中濡れながら1時間近く歩き続けたので、暖かい部屋にいると眠くてたまりませんでした。

昼過ぎに、部屋の受話器が鳴りました。半分寝ぼけて出てみると、友人からでした。私がホテルに着く前に、何回か連絡してくれたそうです。「遅かったね。」と友人は言いました。

考えてみたら、荷物の受け取りで遅れ、バスがホテルまで直通なのに途中で降りてしまって遅れ、傘を探して遅れ、本屋さんで道草をして遅れていました。おそらく、順調に着いたときと比べて2時間くらいはよけいにかかっていると思います。

友人は、4時くらいに迎えに来てくれる、とのことでした。電話の後また眠り込み、目が覚めたのは友人からホテルに着いたと連絡があった時でした。急いで身仕度をして、下に降りました。

久しぶりにホテルのロビーで友人に会った時、何か違和感がありました。なんでここに友人がいるんだろう、という思いです。友人は金髪です。そして、ポーランド人。でも、あまりにも日本語がうまくて、長い付き合いなので、頭では友人がポーランド人だとわかっていても、そのことをあまり意識していないからだと思います。

友人が今行っているワルシャワ大学院は、ホテルのすぐそばにあります。でも、ホテルのロビーさえ入ったのは初めてだと言っていました。

(つづく)


ワルシャワのホテルのトイレ

2010年03月05日 | ポーランド

おはようございます。

今日、朝早くは霧が出て暗かったんですが、今は次第に明るくなっています。今日はとても暖かくなるそうで、20℃近くにまでなると、予報では言っていました。でも、来週始めは寒さが戻るそうです。

今日は、金曜日。なんとか、この週も終わりです。リラックスしたい気分ではあるんですが、明日はできたら車で遠出をしたいと思っているので、夜更かしはやめようと思っています。

ワルシャワの話の続きです。

部屋の窓からは、今歩いてきた道が見えました。ホテルの道を挟んで隣は公園で、銅像があるのが見えました。窓は、ガラス戸が二重になっています。

雨が上がったとはいえ、日本と比べたら陰鬱な景色です。公園の木立が葉を落とし、寒々としています。私の好きな風景です。

私が旅行に行くことが多いのは、寒い所ばかりです。それも寒い季節。年末・年始に休みが取りやすいということも、関係しているかも知れません。でも、南のリゾート地には、あまり行く気がしません。前世は寒い所で生活していたのかなあ、と時々思います。

見るからに寒そうな風景を、暖かい部屋の窓から見た後、バスルームに行きました。

バスルームも、思っていた以上に豪華でした。壁には、真っ白でフカフカのバスローブがかけてありました。一人しか宿泊しないのに、バスタオルも、これでもか、とばかりに置いています。大きなバスタブの近くには、レトロな感じのシャワーヘッドがピカピカ光っています。

その雰囲気に少し圧倒されながら、トイレを使いました。使用後、ハタと困りました。水の流し方がわからなかったからです。便器に向かって立ち、周囲を見回しましたが、何も見つかりません。目の前には、シルバーのパネルがあるだけです。どうもこれが怪しい、と思いながら引っ張ってみましたが、動きません。便器の横や下、周囲の壁まで見回しましたが、何も見つかりませんでした。

仕方ないから、フロントに連絡しようかと思いました。でも、やはりシルバーのパネルが怪しいと思い、引いてダメなら押してみよう、とばかりに押してみました。すると、水が涼やかな音をたてて流れました。

(つづく)


ワルシャワのホテルの部屋は暖かい

2010年03月03日 | ポーランド

おはようございます。

今日も、まずまずのお天気です。昨日より、暖かいです。

新しい携帯に、かなり慣れました。タッチパネルだということは知らなかったので、買ってからその便利さに驚いています。

ただ、新しいキーボード配列には、まだ少し慣れが必要です。キーが小さいので、押し間違えることもあります。


昨日の続きです。

びしょびしょの服のままでしたが、ホテルに着く頃は床を濡らすほどではありませんでした。それでも、汚れたスーツケースの車輪が、ピカピカに磨きあげられた床を汚すのではないかと、かなり気になりました。

ゴージャスなエレベーターで4階まで上がり、自分の部屋のドアまで来ると、カードキーを差し込みました。背が高いドアは、重々しく開きました。

外の寒さが嘘のように、部屋の中は暖かくなっていました。ドアを入ってすぐ右側にはバスルーム、左側はクローゼット、ガラスをはめた格子ドアの向こうは、ベッドルームでした。広くはありませんが、贅沢な部屋です。おそらく、それまでで宿泊したホテルの中で最も豪華なものの一つでしょう。

部屋のテレビをつけると、「ようこそ、~様」と自分の名前が液晶画面に表示されたのには、びっくりしました。

ベッドの上にも、様々なメッセージが入ったパンフレットがきれいにディスプレイされていました。

(つづく)


ワルシャワのホテルに到着

2010年03月02日 | ポーランド

おはようございます。

今日は、いいお天気になりました。昨日は、よく降りましたね。仕事で外出しようとしていたんですが、雨が降っていたのでやめました。これから、三寒四温の季節に移るのでしょうか?

ワルシャワの話の続きです。

ゆったりした歩道を、ホテルに向かって歩きました。ワルシャワがポーランドの首都だと考えると、道行く人の数の少なさには驚きます。それに高層ビルの少なさ。ワルシャワ駅近くにはそれなりにありますが、その他の場所にはそんなにありません。京都のように広い空を楽しめます。でも、これから経済発展して、高層ビルが増えると思うと残念です。東京ほど、圧迫感がある都市にはならないとは思いますが。

そんなことをぼんやりと考えながら歩いていていると、いつの間にかホテルに着いていました。

入口の両側には、恰幅のいいドアマンが立っていました。入ろうとすると、ニッコリとしてドアを開けてくれました。中に入ると、ロビーは天井こそ高いものの、思ったより狭く感じました。でも、有名なホテルだけあって、大理石で彩られたその意匠は、ため息が出るくらい立派でした。

私の目を一番ひいたのは、レトロなスタイルのエレベーターです。ゴールドのフレームは見るからに豪華で、これぞヨーロッパのエレベーターという感じでした。しかし乗ってみると意外に新しく、滑らかに動きました。

フロントの女性スタッフに、自分は今日から宿泊をする予約をしている…と話そうとしたら、「日本からの~様ですね。」といきなり私の名前を言ったのには、びっくりしました。宿泊するアジア系の人は少ないのかな、と思いました。でも、彼女の説明によると、何回か私の友人から電話がかかってきたそうです。友人が気にしてくれていたんだと思うと、少し嬉しかったです。

(つづく)