ロシアの体育館や道場には必ずといっていいほど、肋木とそれに引っ掛けるタイプの懸垂用のパー、ディップスのバー、天井からぶら下がっている太くて長いロープがあります。
ロシア人のトレーニング風景で一番ビックリしたのが、重量級の選手であっても、まるで猿の様に、するするとロープを登っていたことでした。足を絡めては当然すばやく登る事ができませんので、皆、腕だけで(足は自転車をこぐように、空中をバタバタさせ、反動として利用しますが)上手に登ります。
当時左手の薬指を骨折していたので、ロープ登りは見学し、チューブでのトレーニングをメインにしていた私ですが、日本に帰り、試しにロープ登りをしてみたところ、嘘のようにするすると登れるではありませんか。下から誰かに押してもらっているような感覚で、自分の体重が全く感じられないのです。
ロシア式トレーニングマニュアルは自宅で出来るようにしたものですから、ロープ登りは外してありますが、私の経験からチューブトレーニングでも、ロープ登りをしたのと同じくらい、鍛えられるというのは実証済みです。日本では危険な為か体育館のロープがないところもふえているようですが、もしお近くにロープがぶら下がっていたら、是非とも登ってみて下さい。これが自分の力なのかとビックリするはずです。
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