私は深夜のテレビで、通販のCMをよく観ます。同じ事を繰り返しやっているので退屈になり、あれを観ることによって、すぐに眠ることが出来るからです。
昨日もなんとなく通販のCMを観ていましたが、腹筋を鍛えるマシンが次から次へと新しくなり、ある意味感動します。
腹筋をダイレクトに刺激するマシン。「ホント、よく考えるなー」と思います。
しかし、今まで私のブログをご覧になった方には、あのようなマシンが格闘技には全く意味のないものだと理解出来ると思いますが、どうでしょうか?
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昔ながらの腹筋運動は「腹直筋への効果が薄く、腸腰筋のトレーニングになっている」との理由で、何も考えていない指導者はクランチの様に腹筋をより刺激するトレーニング法を指導しています。ウエイトトレーニング的には正しい考えですが、少なくともサンボでこの様なトレーニングを教える人は、サンボを全く理解してないと言わざるを得ません。
ロシアでは一見すると昔ながらの腹筋運動を行っています。しかし、それは腹筋を鍛える意味でやっているのではなく、一つの理由として脚の使い方(膝の使い方)を強化する為にやっているのです。
脚の使い方については様々な筋肉や関節の動きが複雑に絡んできますので、あくまで一部なんですが、股関節の屈曲は結構大事です。
そして、股関節を屈曲させる筋肉もいろいろありますが、主に縫工筋と腸腰筋が挙げられます。
そのうち縫工筋については二関節筋で起始と停止の間に股関節と膝関節をはさみ、膝関節の屈曲にも関与しています。(椅子に座って脚を組む場合、身体を少し後ろに傾けますが、これはこの筋肉の起始を引き上げて筋肉の長さを伸ばし、屈曲筋としての機能を高め、楽に脚を組めるようにする為です。)ところが、縫工筋は、この2つの動きが同時に生じる場合(サンボ流に脚を使う場合)にはその働きが弱くなってしまう為、股関節の屈曲は特に腸腰筋に頼る形となってしまうのです。
サンボでは腸腰筋も大事なのです。
従来の腹筋運動が腹筋ではなく、主に腸腰筋に効くので他のトレーニングに切り替えてしまうのが、サンボ独特の動きを理解していない、安易な発想によるもの、というのが、おわかりいただけたでしょうか?
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サンボラボ初級編の腹筋運動は、「1つの理由として~」と言ったようにその他、4月1日書いた股関節への意識であるとか、様々な事を考え採用しています。
テキストには解剖学や運動生理学・力学的な解説は一切ぬきで、ポイントだけを絞って書きました。なぜなら、全て解説すると、1つのトレーニング法について1冊の本になる位、量が多くなってしまうからなのです。
サンボラボのトレーニング法を試そうかと悩んでいる人に私は「とりあえずやってみれば」と言いますし、「何でこの運動・動作なんですか?」と言う質問に対し「書いてある事をキチンと守って、とりあえずやってみれば」というのは以上の様な理由があるからだと、ご理解ください。
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ロシアに留学した際、恩師のクーリックさんは、その大きな身体に似合わない小さな文字でびっしり埋まった、分厚いノートを持ち歩かれていました。ある時、「それは何が書いてあるのですか?」と聞くと、「ヒロ(私)の練習スケジュール」と答えが返ってきました。私の練習や生活など全てを考えた上で、どの様な技術を練習し、どの様なトレーニングをし、どの様な生活をすればいいか等、細かい点まで分析し考えられていた訳です。
「言われた通りにやっていれば良い」と言うと冷たく、そして、傲慢に聞こえるかも知れません。ですが、「理屈を考える暇があったら、とりあえず動いて下さい」というのが私の考えです。強くなる為には動くしかありませんし、時間がもったいないですから。
理屈として考えなければいけないことは、指導者が一生懸命考えれば良いのです。かつて、師が私にしてくれたように・・・。
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腹筋をダイレクトに刺激するマシン。「ホント、よく考えるなー」と思います。
しかし、今まで私のブログをご覧になった方には、あのようなマシンが格闘技には全く意味のないものだと理解出来ると思いますが、どうでしょうか?
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昔ながらの腹筋運動は「腹直筋への効果が薄く、腸腰筋のトレーニングになっている」との理由で、何も考えていない指導者はクランチの様に腹筋をより刺激するトレーニング法を指導しています。ウエイトトレーニング的には正しい考えですが、少なくともサンボでこの様なトレーニングを教える人は、サンボを全く理解してないと言わざるを得ません。
ロシアでは一見すると昔ながらの腹筋運動を行っています。しかし、それは腹筋を鍛える意味でやっているのではなく、一つの理由として脚の使い方(膝の使い方)を強化する為にやっているのです。
脚の使い方については様々な筋肉や関節の動きが複雑に絡んできますので、あくまで一部なんですが、股関節の屈曲は結構大事です。
そして、股関節を屈曲させる筋肉もいろいろありますが、主に縫工筋と腸腰筋が挙げられます。
そのうち縫工筋については二関節筋で起始と停止の間に股関節と膝関節をはさみ、膝関節の屈曲にも関与しています。(椅子に座って脚を組む場合、身体を少し後ろに傾けますが、これはこの筋肉の起始を引き上げて筋肉の長さを伸ばし、屈曲筋としての機能を高め、楽に脚を組めるようにする為です。)ところが、縫工筋は、この2つの動きが同時に生じる場合(サンボ流に脚を使う場合)にはその働きが弱くなってしまう為、股関節の屈曲は特に腸腰筋に頼る形となってしまうのです。
サンボでは腸腰筋も大事なのです。
従来の腹筋運動が腹筋ではなく、主に腸腰筋に効くので他のトレーニングに切り替えてしまうのが、サンボ独特の動きを理解していない、安易な発想によるもの、というのが、おわかりいただけたでしょうか?
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サンボラボ初級編の腹筋運動は、「1つの理由として~」と言ったようにその他、4月1日書いた股関節への意識であるとか、様々な事を考え採用しています。
テキストには解剖学や運動生理学・力学的な解説は一切ぬきで、ポイントだけを絞って書きました。なぜなら、全て解説すると、1つのトレーニング法について1冊の本になる位、量が多くなってしまうからなのです。
サンボラボのトレーニング法を試そうかと悩んでいる人に私は「とりあえずやってみれば」と言いますし、「何でこの運動・動作なんですか?」と言う質問に対し「書いてある事をキチンと守って、とりあえずやってみれば」というのは以上の様な理由があるからだと、ご理解ください。
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ロシアに留学した際、恩師のクーリックさんは、その大きな身体に似合わない小さな文字でびっしり埋まった、分厚いノートを持ち歩かれていました。ある時、「それは何が書いてあるのですか?」と聞くと、「ヒロ(私)の練習スケジュール」と答えが返ってきました。私の練習や生活など全てを考えた上で、どの様な技術を練習し、どの様なトレーニングをし、どの様な生活をすればいいか等、細かい点まで分析し考えられていた訳です。
「言われた通りにやっていれば良い」と言うと冷たく、そして、傲慢に聞こえるかも知れません。ですが、「理屈を考える暇があったら、とりあえず動いて下さい」というのが私の考えです。強くなる為には動くしかありませんし、時間がもったいないですから。
理屈として考えなければいけないことは、指導者が一生懸命考えれば良いのです。かつて、師が私にしてくれたように・・・。
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