びわ湖・勝手気ままな日々!

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近江を愛し 近江に眠る 芭蕉と大津巡り

2016年12月01日 | 先人の足跡に学ぶ

発 行:大津の京阪電車を愛する会
発行日:2016年10月1日 (丁度2ヶ月前)
実は昨日に明日都の1階ギャラリーでこの広報誌と巡り合いました。(抜粋)


 過ぎた10月12日は芭蕉忌(1694年のこの日)松尾芭蕉は旅先
の大阪で亡くなった。数え51歳。遺体を「木曽塚に送るべし」と遺言し、
木曽義仲の眠る義仲寺に埋葬された。芭蕉は永眠の地として、江戸でも
故郷(1644年、伊賀上野生まれ)でもなく、近江を選んだ。悲運の
武将への共感もあったようだ。

芭蕉が初めて近江に滞在したのは1685年。前年から旅の暮らしを始め、
旅の詩人となっていく。以来、死ぬまでの9年間に何度も何度も近江に
やって来た。門人に「貴境 旧里のごとくに存ぜられ候・・・・・」と書き送り
合計すると1年近い日数を近江各地で過ごした。生涯約1千句のうち約1
割を近江で詠んだ事が知られている。

 近江の風光に包まれ、近江の門人たちと交わるのが好きだった。そういう
句も残した。1690年、湖上に舟を浮かべ『行く春を 近江の人と 惜しみ
ける』と詠んだ。

大津市内に芭蕉の句とともにゆかりの地を訪ね、句碑の所在地や石山駅に建
つ芭蕉像(没後300年を前にした1993年に地元自治会の建立)を大津
在住の1人として、つくづく眺める。


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堅田
病雁の 夜寒に落ちて 旅寝かな
1690年・住職が門人の本福寺滞在中、芭蕉は風邪をひいて寝込んだ

浮御堂
鎖明けて 月さし入れよ 浮御堂
1691年・せっかく十六夜の月、扉を開けて月光を堂内に

坂本
月さびよ 明智が妻の はなしせむ
1689年・明智一族の墓のある西教寺にこの句碑が建つ

湖と比叡
海は晴れて 比叡降り残す 五月かな
1688年・琵琶湖の雨は止んだが、比叡では降り続いているのか見えない

唐崎神社
辛崎の 松は花より 朧にて
1685年・桜花の朧オボロも良いが、それより唐崎の松の朧は何とも言えない

三井寺
三井寺の 門敲かばや 今日の月(モンタタ)
1691年・無名庵で名月の句会が盛り上がり舟を出した

小関越え
山路来て 何やらゆかし 菫草(スミレソウ)
1685年・京都と結ぶ小関越え、この道を辿って初めて大津に来た時の句

膳所
湖や 暑さを惜しむ 雲の峰
1694年・夕方の湖を涼風渡る、湖上は昼間の暑さ惜しむ入道雲

酒楽堂(戒琳庵)
四方より 花吹き入れて 鳰の波(ニホ)
1690年・膳所の医師浜田珍碩に招かれた芭蕉はこの句を添えた俳文「酒楽堂記」贈った

幻住庵
先ず頼む 椎の木も有り 夏木立
1690年・奥の細道の翌年、門人曲翠に国分山の草庵を提供され、幻住庵と名付け4ヶ月滞在、この句で終わる俳文「幻住庵記」が生まれた

瀬田の唐橋
五月雨に 隠れぬものや 瀬田の橋
1688年・煙雨で見えないが、唐橋だけは隠れず水墨画の様に見える

大津絵
大津絵の 筆のはじめは 何仏
1691年・1月4日大津絵書き始め、どの仏から描くのかと詠んだ

能太夫
ひらひらと 挙ぐる扇や 雲の峰
1694年・門人の能太夫の舞う姿を褒め称える本間宅あとに扇型の碑

義仲寺
行く春を 近江の人と 惜しみける
古池や 蛙とびこむ 水の音
旅に病んで 夢は枯野を かけ廻る
草の戸や 日暮れてくれし 菊の酒
1686年作・古池や・・芭風俳諧開眼の句とされ、「旅に病んで」は死の4日前の句

石山寺
石山の 石にたばしる 霰かな(アラレ)
1690年・冬の作、巨大な硅灰石、寺の名由来

曙は まだ紫に ほととぎす
1690年・4月1日早朝参詣し「源氏の間」見学、ホトトギスの声聞いた驚き

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【歩きメモ】
4776歩・2.39km・28m・25.6g・1866kcal

日記風川柳
「今朝ほども びわ湖歩きの 余韻有り」「腰回り 深くに走る 腱疲れ」
「下手な句も 毎日4句 芭蕉超」「2万にも 日記風句を 読み続け」

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