福島囲碁会館 (福島県福島市)

 囲碁の未経験者からのレッスンに力を入れている、福島県の碁会所です。。

復興イベント(追加)

2012-10-21 11:14:37 | 日記
   プロアマ公開連碁対局

 『週刊碁』にもありましたが、プロ5人vs県在住の女性愛好家9人の連碁対局。棋力、年齢幅広く、個性豊かな女性達。終盤戦間も無くの頃、解説の山田九段よりアドバイスあり。その一手を見事に活かし、
『アマ代表・判定勝ち』
 を勝ち取ったのです。
 そのうちの数名、実は約10年ほど前に宮沢吾朗・九段に挑戦された事があり、私はその時の棋譜を拝見しておりました。その方々は既に妙齢ではありますが、とにかくお元気で何よりでした。


   指導碁

 台風接近という予報もあり、3月末の復興支援イベントに比べ参加者は減ったようでした。それでも100名前後の方が駆けつけました。そのうち、小中学生は王景怡初段、高校生は宮崎六段の指導を受けていました。人数は、それぞれ10人近く。小学生の中には、王初段に勝った子もいるなど、確かな成長が感じられました。

   懇親会

 飯坂温泉の一つ、『いずみや』で行われた懇親会。参加者のおよそ3割は、昨年3月の震災・津波の為に避難をされている方で、当然ながら、原発事故のために長年住み慣れた我が家に近寄る事すら出来ない方もいらっしゃる。それでも、浜通りの皆さんはかつての暮らしを取り戻すため、大変元気に働いていらっしゃるようでした。

福島県で、東日本復興囲碁イベントがありました。

2012-10-21 11:14:19 | 日記
   ≪東日本復興囲碁イベント
      がんばろうふくしま・絆・こころの碁≫
 



 9月29日、福島で囲碁の復興イベントがありました。駆けつけて下さいましたプロ棋士は以下の通り。
 王景ひ、尾越一郎、神田英、平野則一、宮崎龍太郎、山田規三生の諸先生方。(あいうえお順)

 子細は10月7日頃に発売の『週刊碁』にて紹介されると思いますので、宜しければご覧下さい。



※この下の件は、 おそらくは週刊碁には書かれないと思いますので、ここで紹介させて頂きます。

 通常の復興囲碁イベントでは、午後からの公開対局と指導対局の二本立てなのですが、
「級位者への指導をお願いしたい」
 という地元関係者から日本棋院への意向があったそうで、それがきっかけで宮崎先生による大盤解説が午前の部で行われました。この時は小学生の大会の地方予選の棋譜解説。アシスタントは県代表クラスの男性でしたが、彼も気付かない着手や構想が紹介される等、濃厚な講義でした。小学生や級位者の碁だからと軽々しく扱ってはいけない、改めて思った企画でした。

 また当日、囲碁のフリーペーパー『碁的5号』の配布が行われました。イベントの二週間ほど前、
「碁的の最新号が発行されたので取り寄せましょうか」
 とお電話した所、
「それならイベントで配布したい」
 と、福島囲碁会館の宮腰紹子さんからのお話しがありました。私自信がそのつもりでしたで、早速発注依頼をしたのです。

 最後になりましたが、福島まで駆けつけて下さったプロ棋士の先生方、日本棋院の職員の皆様、そして福島県の囲碁関係者の皆様、深くお礼を申し上げます。


 ※読者の方からのご指摘により。一部訂正をいたしました。


福島県の囲碁歴史(昭和後期以降)

2012-10-21 10:45:57 | 福島県の囲碁歴史
【A】宮崎志摩子
 昭和63年:第10期女流鶴聖戦優勝  平成元年:棋聖戦二段戦優勝  第1期女流名人戦優勝
 平成3年:第13期女流鶴聖戦準優勝


【B】全国大会(女子団体戦)にて優勝
 平成 年 年 年   県立福島橘高校(旧・福島女子高校)


【C】新春特別指導碁企画(平成12年以降)
宮沢吾朗による、県在住アマへの指導碁。毎年元旦より2〜3月にかけ、福島民報新聞にて連載。

【D】東日本復興囲碁イベント

タケフ基金(全国の囲碁ファンより寄せられた義援金)による支援事業、

“こころの碁・絆・がんばろうふくしま”
が開催される。

   タケフ基金による復興支援事業は、下記の他にも行われました。
    全国の皆様からの温かいおこころに、深くお礼申し上げます。



2012/03/24(土) パルセいいざかにて

第一部 プロアマ公開対局
宮崎龍太郎(プロ六段)vs県代表(3子局)

第二部 プロ7人による指導対局(多面打ち)
宮沢吾朗 尾越一郎 平野則一  岡田結美子・ 宮崎龍太郎 武宮陽光・ 蘇耀国・


2012/09/29(土) パルセいいざかにて

先行企画 大盤解説会⇒宮崎龍太郎・六段による、小学生の県大会の寄付解説。
第一部 プロ5人vs県内女性アマによる連碁対局   (5子局 解説は山田規三生)
第二部 プロ6人による指導対局(多面打ち)
   神田英 山田規三生 尾越一郎 宮崎龍太郎  平野則一 王景怡

  ※段位・敬称は省略させていただきました。
 

福島県の囲碁歴史(江戸~昭和)

2012-10-21 10:33:38 | 福島県の囲碁歴史
【A】『天地明察』の時代

1≫保科正之(会津松平藩初代藩主)

囲碁の家元の子、安井算哲の才能に注目し、日本オリジナルの暦作りを命じる。

2≫安井算哲(のちの渋川春海)
天文学や和算の才能に恵まれた才人。日本人として初めて、日本オリジナルの暦を完成させる。

3≫『天地明察』の原作者・冲方丁(うぶかたとう)さんは、奥さまの出身地である福島県に移住し、作品を執筆・完成させた。

4≫平成24年09月15日に映画版が公開。
翌25年放送開始の大河ドラマ『八重の桜』と共に、福島県や会津若松市の地域活性化の起爆剤として期待がされている。


【B】碁将棋名順訴訟事件のころ。

1≫大岡越前守忠相
2≫本因坊秀伯(8代目・福島県飯坂町出身)
3≫安井仙角(代目家元・福島県会津出身)

「将棋の家元と囲碁の家元は同格であるべき」
という将棋家元から意見が出るが、
「従来通り、囲碁の家元は将棋の家元より各上」
と結論を出したのは大岡越前であった。


【C】宮下秀洋

お寺の子として生まれ、本因坊秀哉名人の門下生となる。
対局相手をひねり潰す様な恐るべき戦闘力から、「福島の猛牛」と呼ばれた。


【D】安永一(やすながはじめ)氏の功績

昭和の囲碁に新風を吹き込んだ名作『新布石法』の執筆者。彼は囲碁普及の為、日本各地を旅していた。その折毎に福島県に達より、県在住の愛棋士を鍛える。
彼に鍛えられた愛棋家が競い合う場として、

≪福島県アマ本因坊戦≫

が始まった。