Slow Dance

星屑のステージ4~乳がん転移ダイアリー

オドルンダヨ。オンガクノツヅクカギリ。

夫からの3つの提案

2019-07-21 23:00:00 | 日記
夫からの提案がすぐにあった。
彼なりにいろいろ考え調べていたらしい。

・にんじんジュースを1日2リットル飲むこと。
・高濃度ビタミンCの点滴をすること。
・糖質を控えること。

彼は本やネットで調べて、効果があるかもしれない理由を、
私にわかりやすく説明した。
病院の標準治療でよいと思うものを選択しつつ、別のことも試してみよう、
ということになった。

癌という病気はまだまだ未解明なことが多い。
昨年、私の父は肺がん(スモーカーであった)で亡くなった。
抗がん剤のフルコース(オプチーボを含む)で治療をしての末だった。
父が苦しんだのは、肺がんという病の症状より、抗がん剤の副作用の方だった。
しかし父は抗がん剤投与を希望した。治療の選択はもちろん本人がするべきである。
ま、これは別の話。

で、まぁよさそうなことはやってみましょうかということになり、
スロージューサーをAmazonで買い、無農薬の人参を箱買いし、
高濃度ビタミンCの点滴をしている医院を探して、点滴を開始し、
糖質(炭水化物、糖類等)を控える食生活を始めた。

夫に話すということ

2019-07-20 23:00:00 | 日記
そろそろ夫に話す時である。
彼が知ることは、私が医師から告知されることより辛い。
100倍辛い。想像するだけで辛い。
でも話さないわけにはいかない。

夕飯の後、唐突にここ1カ月の経過を全て話す。
夫は表情を変えない。私の大好きな表情でじっと聞いている。
・・というわけなのです。話すの遅くなってごめんね。
まだ表情を変えない。
・・びっくりした?
ううん。
・・なんでよ。
そうだと思ってた。
・・え。なんでよ。
パソコンの検索ワードが。
・・なるほど。・・てかそんなオチかよ!(笑)

そして、大丈夫だよ、と言う。
二人でがんばれば大丈夫だよ、と言う。
なにをどうがんばるかは、このあと続く。

頭痛と吐き気とめまい

2019-07-16 23:00:00 | 日記
ここ1週間の頭痛と吐き気が半端ない。
もともと頭痛もちなので、疲れるとすぐに頭痛がするのだが、
今回あまりにもひどい。
そして、経験したことのない吐き気とめまいである。
ストレスだろうか。
私なりにストレスを受けているのだろうかと思いたいも、
脳への転移という不安がどっと押し寄せる。
予約外ですぐに病院である(そういうところ。

いまの症状を医師に伝えると、
「一応PETでは脳の所見はなかったけれど、
PETでは脳の詳細はわかりませんので・・」
「脳のMRI検査お願いします!!」(食い気味で。笑

この3日後、脳のMRI検査をする。
その1週間後、結果。異常なし。

とりあえずほっとするが、この先こういう不安を抱えていくのかなぁと、
また新たな懸念事項を確認することになる。
が、このあと、脳転移ではなかったと思うにつれ、症状は軽くなっていき、
すぐに頭痛も吐き気もめまいも軽くなり、懸念事項は忘れていく(笑)

我ながら不思議な数週間であった。病は気からのリアル体験である。
これはとても教訓になった。
気が私の体を作っている。

がん相談支援センター

2019-07-16 23:00:00 | 日記
通っている大学病院のがん相談支援センターに行った。
予約なしでふらっと立ち寄ったのだが、ちょうどタイミングよく、
あと5分程で前の方が終わるとのことでお願いすることに。
以下4点を聞きたかったので、説明をしてもらう。

・高額医療費(そろそろ夫に話さないと申請できないなぁ)
・介護保険(主治医経由で調査員からの調査、ケアマネージャがつくという流れ)
・在宅医療(通院しながらも可能。主治医経由でソーシャルワーカーを紹介してもらう)
・ホスピス・緩和医療(乳腺外科との併行も可能。心や生活面の相談もできる)

なんとなく知ってはいたが、直接説明を受けてすっきりした。
担当してくれた方は、私より少し年上くらいのやさしい女性で、
ゆっくりじっくり私の話を聞いてくれて、ほっとする。

夫にもまだ話していない、かわいそうで話すことができないと伝えると、
そうなんですか、と目に涙をためて私のことをじっとみる。
そっか、告知からもう1か月が経つのにまだ夫に話してないなんて、
私、気の毒な49歳にみえるのかなと思った。
ちなみに実母にも妹にも子らにもまだ誰にも話していない。
私は肝心なことはあまり人に話さない。
でも夫にはそろそろ話さなくては。

私は自分でも想像を絶するくらいに夫を愛している。
そして困ったことにおそらく夫も私のことを愛している。