多くの大物獣狩猟者に有効射程50メートル程度でスコープの必要性を聞けば
ほとんどの方が不要と答えるでしょう
ただしほとんどの方が狩猟専用のスラッグ銃身やハーフライフル銃身を使っていると思います。
短い銃身は強烈な爆薬の衝撃を早めに逃すことができます
リゲインもこの銃身が短く、照星と照門で構成されるライフル照準を備えたスラッグ銃身を注文しています、がなかなか銃身だけで売りに出ているものが少ないのです。
海外から輸入してもらえばいいのですが高くつきます。
国内で中古で買えば2-4万程度ですが輸入すれば7-10万くらいはかかってしまいます。
リゲインの使っているレミントン870についている銃身はリブ付の長い銃身で基本的にトラップ射撃か鳥撃ち専用の銃身なのです。
銃身の上部のリブは銃身の補強と光が目に入るのを防ぐ役割があります
チョークを使い何とかスラッグ弾も撃てていますが、酷使すると銃身が変形したり、破裂する恐れもあるので、狩猟専用の銃身は安全の為にも必須なのです。
こんな弾頭が薬室で炸裂した火薬で飛んで行くのですから怖いです
また、この長い銃身にさらにライフルドチョークをつけたのでさらに長くなり、銃身が重すぎて狙いを定めてもミリ単位で動いてしまいます。
スラッグ弾の練習をしていても的に当たらず、集弾もしないとストレスが溜まり、高い弾代も無駄です。
毎回これではイライラしますし、弾も無駄です
そこでライフル銃身が手に入るまで暫定的にスコープを試してみることにしました。
購入したのは3-9倍のBushenellのEngage(お約束)名前がいい!
正直こんな長い銃身でスコープを乗せて山の中を走り回るのは危険です。
この仕様は北海道のエゾシカ猟などで遠くの標的を狙える場所に限られます。
200m先のエゾシカのネックショッを狙うとスコープではこんな感じ
北海道などは他人の領地ですので勝手に忍び猟を行うのは難しいのでガイドを雇ってエゾシカ猟を行うことも可能です。(スキーに行くと思えばちょっと高いくらいの費用で現地にコネもできます)
http://www.outdoor-assist.jp/html/guide.html
またスコープは矢先(銃口の向いている方向)は構えた時によく見えるので間違って人を撃つリスクは減ると考えています。
で、新しい仕様、レミントン870にサドルマウントとスコープにライフルドチョークという構成でスコープの※ゼロイン調整を行いました。
20発ほど撃ちましたが何とかグルーピングできるように、あとはさらにブラッシュアップしていきます
ほとんどが8-9点に着弾、同じところに当たっているので真ん中周辺は的が無くなっています。
(ゼロイン調整)
※スコープは銃の上に乗っており銃身と並行位置関係にあります、従って山なりに飛んでいく弾の着弾点を確かめてスコープを調整し、着弾点と一致するようにスコープの照準の調整をするのです。