山屋敷山荘日記

23年落ちで購入した中古ログハウス(山屋敷山荘)
の四季、山行記録、蝶や花の観察記録を紹介していきます。

ガレージ工事の進捗(10)

2015-06-23 10:06:37 | 山荘日記
ガレージ工事も進捗(10)で終了予定であったが、追加工事が入ることになったので少なくとも(11)まではいくことになった。
 
今回は電気工事の終了と薪棚の設置および排水の方向性について報告したい。なお、goo ブログシステムが勝手に変更になってタイトルの写真がきちんと表示されなくなっているが、現在修復に努めています。しばらくお時間をいただきます。

 梅雨入りはしていないが、なんだか雨が降り出しそうな天候が続いている中、H氏の知人で電気工事士の方が16日(火)に山荘まできてくれた。先週、道筋をつけておいたコードの経路を使って母屋からの配線が行われた


母屋からは予定通り大きなログからガレージの屋根の袖部分に電気コードを誘導(6/18)。


こちらはログハウス側の導出部(6/18)。


こちらはガレージ側の導入部(6/18)。


入口付近のコンセントはコードを壁内に隠してある(6/18)。


ガレージに入ってからの分配機(6/18)。


ドア脇のコンセントはと室内ブレーカー。この部分は後にコードを被覆する様だ(6/18)。


梁の上を渡してあるコードとソケットの仮固定。いずれきちんと場所を決めたらコードは隠す予定(6/18)。


数日後にはH氏が人感センサー付き、3分後自動消灯のLEDランプを購入してくれて電球も設置してくれた。


ソケットを装着する梁の間に渡す木材もちょっと洒落た形にしてくれた。バックで車を入れたときの事を考えて、中心線よりやや運転席側に電球の位置を決めてある。奧の電球は昼間でもやや暗いので人感センサーで点灯してしまうが、LEDなので電力は気にならない(6/20)。

6/18の夕方は実は大雨と言うほどではないがそこそこの雨が降っていた。もちろん軒の端からジャージャーを雨が落ちてくるほどでもなく、露出したガレージ周囲の地面に水たまりができている程でもないが、この位の雨(つまり地面にしみ込んだ程度の雨)でドア付近からの漏水はどうなのかをチェックしてみた。


やはりドアをつけた際に生コン部分の上に自前のコンクリートを流した部分との間に境目ができているが、そこから漏水しているがわかる(6/18)。

大雨だとこの漏水+ドアとコンクリートの隙間からオーバーフローした水が室内に流れ込んで来るようだ。この画像をH氏にも送信したが、もちろん状況は把握済みで既にいくつかの対策を練ることになっていた。


漏水対策の第一はまずは地面の傾斜を調節してガレージおよび母屋の屋根から落下してきた水がドアのインターロッキング領域を避けて流れるようにすること。


15cm位は土を削ったガレージ北側の地面。排水溝の枡が浮き上がっている(6/20)。


地面に近い高さで道路側から敷地内を写したところ。インターロッキング部分が一番低くなってはいないと思う(6/20)。


第2の作戦はインターロッキングブロックの北側にU字溝を埋め込んでそこに集まった水を地中に暗渠した塩ビ管で道路の側溝まで流すこと。


そのためのU字溝が2個用意された(6/21)。


これは暗渠する予定の塩ビ管(6/21)。


恐らくこの方向でU字溝と塩ビ管を用いて道路の側溝に雨水を誘導すれば良さそうだ(6/21)。

第3の作戦は、少なくともドア付近から後方の屋根からの雨水をカバーする雨樋をつけて、その水はインターロッキングブロックには落下しないようにすること。


これはそのための雨樋。長さは軒の全長である必要はない。既に専用の固定金具も購入済みだ(6/21)。

第4の作戦は一旦インターロッキングブロックを外し、基礎部分の外壁に沿って地面を再度掘り起こし(ここは重要なダクト類はないことは確認済み)、基礎外面を露出。その後、そこに接してさらに外側に枠を組んで板状にコンクリートを流し込んで一枚の防水板を作成。さらに内面からは生コンとの境目をコーキングしながらモルタルで仕上げる。これは結構な労力を要すると思われるが、たしかに漏水対策はそこまでやれば確実だと思われるので、H氏にお願いする事にした。


H氏が応急的に内側からコンクリートの境目にコーキング剤を注入したところ(6/20)。


これをもう一回外すのは大変だが、矢っ張り必要な作業になりそう(6/20)。

21日の日曜日は本来は遠征予定であったが、どうも全国的に雷雨、落雷注意報が出ていたので、やはりここは自粛しましょう、と言う事になった。その時間を利用して先週残骸を撤去した部分に薪棚をつくることになった。当初の作戦は2x4の木材を利用して棚をつくる予定であったが、H氏の提案で耐久性、耐荷重性能を考慮して単管でやりましょうと言う事になった。午前中は何とか天気がもちそうで作業を開始したが、正午過ぎに雨が降り出した。今日はここまでと一旦作業を中止したが、程なく止んで天気が回復。頑張って13:00過ぎには屋根の部分を残して新しい薪棚ができた。これもやはり一人では厳しい作業だ。また、H氏の様に単管のストックがある人はほとんどいないわけだし、単管をカットする電動カッターを所有する素人さんもほとんどいないわけだから、しっかり寸法を定めてカット済みの単管を購入してくるしかないのが普通だろう。今回は、H氏の手持ちの単管を持持ち込んでいただき、しかも現場で適切な長さにカットして、直行ジョイントもフリージョイントも持参していただき一気に作成する事ができた。


まず土台は母屋のウッドデッキが腐った部分を取り壊した際に露出してきた土台石を利用する事にした。


ウッドデッキはこのように雨の当たる部分はしっかり腐っている。デッキの下に入れてある木材もいずれカットして薪にしてしまおう(6/21)。


土台石はこんな感じで10個あった。結構重い(6/21)。


土台石を外したあとはこの位の穴が出現。半分くらいは埋まっていたようだ(6/21)。


まずは土地の境界側に土台石2個を少し地面に埋め込んで240cm間隔でもう2組設置。これを埋め込む際には土地全体がわずかながら道路側に傾斜しているので、2x4の木材で水平を取りながら、埋め込む深さを調節しておく(6/21)。


土地の境界側の土台石にボンドを塗った単管用のスタンドを立てる(6/21)。


次にそこに単管を立ててみる。長さは余り高くなっても重い玉切り丸太は持ち上げきれないので170cmにする事にした。


今度はジョイントを使って土台石部分で立ててある2本の単管を横の単管で固定。これを3組の土台石について行うと6本の単管が3本の横の単管で土台石上で固定されることになる。


次に薪棚の底部分を形成する長い単管を先ほど渡した横の単管の上に乗っけてジョイントで固定していく。この際、立てた単管の内側端間の距離がいずれも37cmになる様に調節して固定する。これから固定を始めるところ。


単管の長さは480cmはないので途中で延長用連結器を使って長くする。


これは管腔に挿入する前の延長用連結器。挿入してねじを締めていくと中で広がってしっかり固定される(6/21)。


これらの作業が終わると今度は天井部分も同様に横方向の単管を固定した後、その上に長い単管を延長連結器を利用して同様に渡してジョイントで固定する。この際、垂直の単管の内側端間の距離が37cmになる様に調節しながら固定する。


それが終わって、筋交いを2方向に入れる事にした。


これは正面から見た筋交い(6/21)。


これは横方向から見た筋交い(6/21)。本当は正面以以外のあらゆる四角形の面に筋交いを入れたい(つまりあと3面)のだが単管とジョイントもそこをついてきたのでここでストップ。


その後、各部位の水平と垂直を取りながらジョイントの微調整を行い完成。


ただし、底になる単管はかなりの重さが掛かることが予想されるので、さらに土台石を4つ利用して連結器付近と一番真ん中のたわみが大きくなる部分に支えをおくことにした。土台石と単管の間に挿入する物は何にするか悩んだが、単管を適当なサイズに切ってこれを立ててインサートした。

合計3時間半の作業だったが、立派な薪棚ができた。後ほど、2x4木材を利用してH氏が屋根をつけてくれることになっている。それが終了したら、隣の土地におかせてもらっている玉切丸太を運んでしまおう。しかし、この薪棚だけではブルーシートをかぶっている山荘の庭においてある玉切丸太は処理しきれないと思われる。この丸太はどうにも邪魔なので何とかもう一つの薪棚をつくる執拗があるかもしれないし、早めに薪割をやってしまい道路側のログラックに収納してしまうしかない。そうすればウッドデッキ前の地面がすっきりするのだが。


庭の栗の花も既に最盛期は過ぎている(6/21)。


替わって、アイズシモツケの花が咲き始めた(6/21)。一気に夏のシーズンだ。噂ではゼフの発生は例年より1週間は進んでいるとのことだから、フタスジチョウなどもいつもよりは早いはずだ。来週末だとちょっと遅いかな?


本日から山荘の備品に加わった電波式デジタル時計(6/21)。右下に気温と湿度が出るがこれが結構正確。既に梅雨に入った様な気候が続いているが、それでも湿度61%ということなので、今年は例年6月~9月まで24時間運転している除湿器を稼働させないで様子を見ることにした。やはり自分の土地もそうだが周りの伐採も進んでいるのでかなり湿気がなくなってきている実感がある。これが本来の姿だろう。


向かい側に建設中の家は定住のようだが、基礎ができて雨よけのブルーシートがかけられている。きれいさっぱり敷地内の樹を切っておかないと家の中が湿気ますよ、とアドバイスしたいところ。しかし、三井ホームの家は湿気知らずなのかもしれないが....。