山屋敷山荘日記

23年落ちで購入した中古ログハウス(山屋敷山荘)
の四季、山行記録、蝶や花の観察記録を紹介していきます。

ネズミ族への逆襲→ガレージ工事開始→シーズン突入準備

2015-03-22 22:40:30 | 山荘日記+虫日記

 春分の日も過ぎて、すっかり春めいてきたが、毎年のことながら今の時期は仕事がとにかく忙しい。と言うわけで、いくつかの出来事をまとめてブログアップすることにする。

 まずは、ネズミ掃討作戦の経過。前回プロ仕様ではない粘着シートを使用したところ、餌だけだべられて逃げられてしまうと言う失態を犯したため、3つの逆襲作戦を展開することにした。
 まずは、プロ仕様の粘着シートの効果について。新聞紙を敷いてから、5枚の粘着紙シートをセットしておき、中心部分にクルミを餌としておいた。翌週来てみるとついにネズミをゲット。ついにやった。粘着剤で動けず、すでに絶命したネズミ。やはり糞のサイズから想像したようにハツカネズミに間違いない。
もう一匹別のシートにて捕捉。やはりすでに絶命していた。

 次に、プロ仕様の殺鼠剤「デスモア」の効果。この手の殺鼠剤はまずはネズミが食べないと意味がないので、袋タイプからトレータイプに変更して、しかも毒々しい紫色の殺鼠剤に大好物のゴマをたっぷり混ぜてキッチン周りに設置しておいた。流しのコーナーに置いてあった殺鼠剤のトレーはほとんどすべてからになって、その周りにごまの殻と糞が区別できない感じで散らばっていた。何匹のネズミが食べたのか分からないが、少なくとも複数のネズミであることは間違いない。何しろ、この殺鼠剤はアース製薬では過去最高の殺鼠能力で一口でも食べれば必殺の効果を持っている。食べたネズミはすべて死に至った筈である。


 トレーはごまを残して殺鼠剤はにほぼ食いきっている。やっぱりゴマ混入の効果は大だ。相当数のネズミが集まってきたと見えて、かなりの糞が散らばっている。


リビングの窓際の床に小さいネズミが死んでいた。最初に網膜出血を起こすので、視力障害をおこして明るい方に集まってくるため、窓際に出てきて死んだものと思われる。粘着シートにかかったネズミも含めて写真は撮ったのだが手違いで削除してしまったでのアップできずに残念。

 しかし、これだけではまだ安心できないので、デスモア第2ラウンドを設置。その翌週にチェックしたところほぼゴマとともに全部食べていた。これでおおよそはやっつけたと思うがさらにキッチン周りに第3、第4のデスモアトレータイプをセットしてとりあえずデスモア作戦はこれで終了。実はその次の週には餌は食べていないことが判明したが、ほぼ殺鼠剤でネズミがいなくなったのか、それともネズミが賢くなったのか、それは今の所は不明。


デスモア第2弾(3/13)。殺鼠剤は一週後にすべて食べられていることを確認。



デスモア第3弾、第4弾を設置。これはその後食べられたことを確認できていない。


 この段階で超音波、電磁波による忌避機器を取り付けることにした。設置に先立ち、すべてのキッチン周りの糞、ゴマの食べ残しをダイソンで吸引し、新たにネズミが出現すれば新しい糞を検出することで残存ネズミの活動を確認できるようにした。忌避機器設置作戦が有効かどうかは分からないが、とにかくやらないよりはましだろう。3,000円以上はするのだが、確かに効き目は少々眉唾。

ここまでやってきてこちら側の逆襲作戦は一区切りつくが、そう簡単にネズミ族を完全に一掃できるとも思えないので、とりあえず、戦いが続くことを前提として、食器乾燥機も購入することにした。と言うのも先日、キッチン脇においてある食器を入れる水切り容器の上に掛けてあるふきんにネズミの糞を発見して愕然としたことがあったためだ。さすがに食器の周りをうろうろされては飯も食えない。ということで、食器乾燥機で食器を乾燥させたあと、原則としてすべての食器を食器棚の引き出しにしまうことにした。これならどうやってもネズミは食器に近づけない。


アマゾンから購入した象印の食器乾燥機。丁度、冷蔵庫の上に乗っかるサイズでかなりの量の食器が入る。使用電力は330W。価格も定価の1/3くらいの9,000円位で入手できた。


食器はこの食器棚の引き出し部分に入れることに。


実際はこんな感じで食器が入る。これで食器とネズミの接触は絶たれるし、冷蔵庫に食べ物を入れておけば、表面上はネズミがいたとしても人間と共生可能かな?

本当はネズミの進入口を見つけてそこをふさいでしまう必要もあるのだが、とりあえずこちら側の逆襲ここまでとして一旦様子を見ることにしよう。

 さて、ガレージ建計画の流れだが、蝶友のH氏の全面的サポートもあり、雪解け次第工事を開始する運びとなった。まずは、3/13の夕方に現地に集合して工事開始前の最終確認。ところが、そこでまずいことが発覚。何と床に当たる部分にマンホールがあったのだ、調べて見ると、どうやら下水溝の枡部分の様だ。道路から高さの差がかなりあるので、この枡部分をガレージの床に取り込むにはどうしても枡の上部を切り取って低くする必要がある。これは予想外の展開。一気にユンボで土を掘りだしてしまうつもりだったが、余計な作業が必要になった。但し、管はかなり深いところを通っているようなのでこのくらいの土の掘り出しでは壊すことはなさそう。そのほか、水道管の走行も確認したがなんとかガレージ部分は引っかからない模様。
 その後、H氏の個人用小型ユンボで土の掘り出しが始まったのだが、次なる問題が発覚。一昨年に伐採したコナラの大木の根っこ部分が2カ所ガレージの床面に含まれることが分かった。片方は切り株の直径が40cmくらいもあって半端でなく地中に根を広げている。3/21の朝にH氏が作業をしてくれている現場に行ってみたが、この切り株はちょっと厳しい。小さい方はその日夕方行ってみたら、H氏が自分のユンボで掘りおこしてくれていた。はやり大きい方は下水管など傷つけける可能性もあるので慎重に根っこを切りながら掘りおこしていく以外にない。助っ人とチェーンソーも動員して削りながらはずして行く作戦だとのこと。思った以上に手間暇がかかる作業になってしまい恐縮している。
 とにかく、土を削って、砂利を敷いて、生コンを流して土台ができるまでが大変そうだが、そこから先はどんどん進められるようなので、よろしくお願いしたいと思う。竣工は何時ごろになるかまだ分からないが、4月になればH氏も虫が忙しくなるので、時間を見つけての作業になるだろう。


土の掘り出しが始まったガレージ建設予定区域。H氏の小型ユンボが常駐となった。


床面部分に入ってくる下水溝の枡。この枡を20cm位は低くする必要がある。


大きい方の切り株。小さいユンボではびくともしない。


小さい方の隣接地に接した切り株はH氏が時間を掛けて掘りおこしてくれた。それでも結構大きい。


すっかり雪が消えて春らしくなった玄関へのアプローチ。フキノトウが1個だけ顔を出していた。


本日(3/22)午後は宇都宮の蝶友Y氏から電話がはいり、自宅で越冬させていたギフチョウの♂が羽化したとのこと。当家は先週日曜日に屋外に出してある越冬卵、幼虫、蛹などをすべて冷蔵庫に取り込んである。宇都宮ではウスバサイシンが芽吹いたようだが、こっちはまだ2週はかかるだろう。本日は格納してあった虫小屋の屋根を取り付け、チョウセンアカシジミ用のトネリコの鉢植えなどを手入れして、春を迎える準備を行った。


屋根部分の網戸をとりつけた虫小屋。


ちょっと整理した虫小屋の中身。


ツメレンゲのロゼットも緑色になって来た。


ユキヤナギは3/21で芽がここまでふくらんでいる。


当家の梅は3/21でまだつぼみだが、南の方では鹿児島と名古屋でソメイヨシノの開花宣言がなされた、いよいよ蝶のシーズンに入っていく。


ネズミ族の逆襲

2015-03-04 00:20:35 | 山荘日記
アウトランダーの修理は確実に進んでいるが、事故の責任比率の問題はその後も解決していない。相変わらず、90:10でこちらの10%責任ということである。流石にこれは到底受け入れられない。これがまかり通るならまっすぐの道路を普通に走ることが出来ないと言う事だ。現場における4者面談を相手の保険会社の担当者が拒否したので、こちらも納得しないとつっぱね、当方の保険会社担当のT氏に今後は任せる事にした。今週末には車が修理から上がってくるかもしれないので、支払いの面でもコンセンサスが得られていないとまずいのだが、さりとて「ハイ分かりました」と引き下がるのも腹立たしい。そもそも、こちらはぶつけられたお陰で、すべて新品と部品交換になるので、事故車扱いになり、今後の査定価格が大幅にダウンするのである。そこは全く評価されないこちらにとってはとんでもないマイナスポイントだし、相手のスズキエブリーバンは買い換え時期にさしかかった状況だったのとは訳が違う。まずは現場での4者面談までは持って行きたいと思っている。
  
さて、山荘の方はといえば、実は昨年夏のネズミ掃討作戦以来、食物類はすべて冷蔵庫に収納して、食べられるものといえば鯖の缶詰以外は室内に出ていない状況だから、ネズミに関してもまずは一件落着と思っていた。ところが、年が明けてから気が付くようになって来たのだが、ネズミの糞らしきものが再三みられる様になって来た。キッチンの上の棚状になった部分、つまり前回かじられたゴマ塩のビンが置いてあった棚部分であるが、ポロポロと糞らしいものが散見される。しかし、前回のようにガサゴソとネズミが動き回る気配は全くしていなかったので、最初は本当に糞なのか半信半疑だった。


腹が立つことに殺鼠剤の上にまで糞がみられる。こんな殺鼠剤を誰が食べるか、といわんばかりだ。


床面においた殺鼠材は端っこがかじられ、穴があいているが中身を食べた気配はなく、とにかく挑戦的である。


棚のコーナー部分には多数の糞がみられる。ネズミが活動を再開しているのは間違いない。

ネズミ族の逆襲、挑戦だ。糞サイズからすればハツカネズミ系だと思うが、クマネズミの線も否定しきれない。絶対に壊滅してしまわないと気が済まない。最近は一人鍋をやるものだから、キッチンのシンクで野菜を洗う必要があるのだが、そのたびに棚の上に糞が目に入るので一層腹立たしい。
 実は、先日風呂用のシャンプーがなくなりそうだったので詰め替え用(青森のヒバシャンプー)のパックを押し入れから出そうとしたら、何とシャンプーが漏れ出して直径30cm位の円形に押し入れの床面に広がっている。なんだなんだ、蓋でも外れているのか?と思った。しかし、新品だからそんなはずはないだろうと調べてみると、かなり厚い袋の一部に穴が開いて中身が漏れ出していた。最初は不良品?かと思ったが、すぐにネズミの仕業であるとわかった。これが夏にやられていたら、気温が高いので押し入れの床面全体に漏れたシャンプーが広がってしまい、大変なことになっていたはずだ。幸い、寒いシーズンであるが故に、漏れの面積の直径が30cm程度で済んだ。しかし、5㎜くらいの厚さになってかたまっているシャンプーを掃除するのは結構大変で、かなりの時間を要した。雑巾で拭いて拭いても泡が出てきていつまで経っても仕事が終わらない。
 既にこの事件以来、ネズミ族の一掃を誓っていたのだが、その後よくみるとあちこちにネズミの糞がばらまかれていることに気づき始めた。怒りのレベルは糞の発見とともに炎上していく。


その後、掃除が済んだ押し入れの床面で発見した糞。


なんと、就寝用のマットレスを入れておく押し入れの中にはかなり大量の糞があることを新たに発見。

 これが本当の「くそー」だ。頭に来たので、マットレスは押し入れから出して保管することにした。なんだか山荘中にネズミがうようよ生息していそうで胸くそ悪い。

一体何匹いるのかわからないが、以下のように戦略を立てることにした。

1) まずは、粘着式ネズミ取り(罠)で数頭捕獲してネズミの正体を明らかにする。
2) 次に、これまでの殺鼠剤はバカにして食べないのがほぼ明らかなので、絶対に食べてしまう強力な殺鼠剤をばらまく。
3) 次に、キッチン廻りなどは忌避剤を配置してあらたに近づけない様にする。
4) その後、念のためにコンセントに差し込むタイプの超音波・電磁波式忌避機器を設置する。

最初はネズミホイホイの類の罠を買ってきた。大量に購入しても最初にうまく行かないとバカらしいので、まずは2つ入りの箱を買ってきた。内部には餌としてチーカマをいれたので、間違いなく食べるはずで、仕掛けはばっちりだ。日常的な通り道と思われるシンク上の棚の上にセット。ここにセットすればこの中を通る以外になく、必ずキャッチできるはず。もう一個は明らかに床面の通り道であり、挑戦的にも袋をかじっただけの殺鼠剤の脇にセット。これも必ず引っかかるはず。

一週後、山荘を訪れて、もがき苦しんだ上にもう死んでいるだろうと期待しながら電灯のスイッチをつけてみると、ちょっとおかしい。棚の上の罠は生体が入っている気配はなく、糞が沢山あったコーナーには罠のボール紙をかじった際に発生したゴミが大量に散らばっている。床面にセットした罠の位置はずれていないがやはりボール紙をかじった残骸のゴミが付近に散らばっている。まだ生きていると困るので、おそるおそる中身を覗いてみると、いずれも餌が食い荒らされているだけで、もぬけの殻。どうやら、この程度の罠の粘着力では簡単に脱出できるようだ。


もぬけの空の罠。


よく見たらシンクにまで糞がある。


棚のコーナー部分は罠のボール紙を食いちぎったゴミが散乱。


中においたチーカマは食い散らかされてばらばらに。側壁にへばりついたネズミの体毛がわずかに確認できるのみ。


床面においた罠も同様の状況。餌はたべられて、周囲にゴミが散らかって、ネズミは逃げたあと。

 ここへ至って、怒り心頭に発す。絶対に許せない。1)の追加作戦と2)の作戦を同時に行い、4)の作戦まで完結できるように新たに武器を購入した。

1) については業務用、プロ仕様の粘着罠(5個入り)を購入した。今度はサイズも大きく、粘着ペーストはめちゃくちゃ強力である。粘着剤が手についたらとんでもないことになる。餌は1週間でも腐らないようにクルミを使用する事にした。殺鼠剤は、これまでに史上最強力と言われる(アース製薬にとって)その名もズバリ「デスモアプロシリーズ」のトレータイプと天井裏への投げ込みタイプ。何しろこれまでの抗凝固作用の300倍も強いらしく一口食べれば必ず3日以内には死んでしまうというヤツだ。餌には大好物であるはずの黒ゴマを混ぜて食いつきをよくすることにした。3)の忌避剤は有効期間が短いものが多い様なのでとりあえず、採用せず、4)のコンセント挿し込み型の忌避機器にした。しかし、これはネットで利用者の声をみると有効と無効が半分くらいなので、もしかして有効だとネズミが近づかずに罠にも掛からない可能性がある。ということで、まずは一旦やっつけてから、その後近づかないようにしたほうがよいと考えて最初は使わない方針とした。


用意したネズミ族一掃作戦3点セット


広げたままでセットしたプロ仕様の罠。赤い部分は粘着剤がないところで、ここへ餌のクルミを乗せた。


これをシンクやガス台下の床面沿いに合計4個セット。捕獲した際に暴れて汚くなると困るので新聞紙を敷いた。


シンク上の棚には罠を展開せずに折って四角柱の筒状にしてセット。すべての内面が粘着剤でコーティングされていることになる。もちろん内部にはクルミを餌としてセット。暴れてシンクを汚くされるといやなのでシンクとガス台の上も新聞紙でカバーした。


デスモアプロのトレータイプ。いかにも毒々しい色をしているが、そこへ煎りゴマ(黒)を混ぜ込んでネズミの食欲をそそる。


デスモアプロ、トレータイプのセット状況。

さらに、糞だらけだった押し入れ床面には投げ込み型のデスモアプロをセット。

これらのセッティングに先立ち、ダイソン掃除機で腹立たしいネズミの糞を目につくものは全部吸引した。情けないことにダイソン掃除機がこういう形で役に立つとは思わなかった。

本来、真冬は家の中でネズミが活動するはずないと思っていたが、やはり外部で餌がなくなる冬にむしろ活動は活溌なのかもしれない。そもそも、2年くらい前はまずは気にならなかったので、最近住みつき始めた可能性がある。とすると、どこからから入り込んできたことになるが、ログハウスなので、入り込める隙間というのものは満載といえば満載だろう。やはり、ネズミ族の逆襲と捉え、ここは一つ受けて立ちましょう。必ずや殲滅に追い込んでやるぞ。次回の来訪が楽しみである。

 自宅に戻って、殲滅へむけたさらなる戦略を求めることにした。ネットで「猫の尿」を探してみた。実は、妹の家の庭に野生の狸の親子が住み着いた際、オオカミの尿製品を庭に撒いたら一瞬にしてタヌキの親子が居なくなってしまったと言う事を聞いていたから、ネズミに対する猫の尿も最終兵器としてあるはずだと思って探してみた。あった、アニマルピーNo. 3と言い、これはアメリカ山猫の尿のようだ。最後の手段はこれだ、と思って大喜びしていたら、娘達に、「猫飼って、山荘に行くとき連れて行けば」との助言あり。確かにその通りかも。まだ寒い時期だが、熱い戦いが始まった。


最後にワンカット。自宅でも御殿場桜の盆栽が満開になった。春はすでに始まっている。