さてさてRMクラフトのフォーミュラーシャーシに合わせるホィールをどうするか?
この画像はさかつうが葉巻フォーミュラー用として販売していた両面がくぼんだ形状のホィール。
フォーミュラー用のホィールには直径と幅が異なる前輪用と後輪用の2種類があり画像はその前輪用です。
残念ながら既に販売は終了、自分の手持ちもこの前輪用だけ。
もし前/後輪用が揃っていても3リッターになってからのマシンを想定して製造していたホィールなので1.5リッターのフェラーリ158にはサイズが合わず使えませんでしたが・・
う~ん・・困ったな~、なんて悩みながらホィールの在庫を引っ掻き回していると出てきたのが、
このホィール。
左はさかつうのスーパー7用後輪ホィール、右はメーカー不明の古いものでどちらもボス無し。
このホィール、小さい方の外径と大きい方の内径が同じ。
合わせて見ると、
こんな感じになりました。
上手くホィールが重なるって事は?
大きいほうのホィールからリムを切り出して小さいホィールのお尻にに被せれば見た目に両側がくぼんだホィールが出来る?
いや、きっと出来る筈!
必要だったら作っちゃうしか無いでしょう。
思い立ったが吉日とばかりにさっさと大きいホィールを縦に切り4個のリングを作りました。
内側にはめ込む方の小さいホィールは前輪に使う2個を少し薄く削っておいて切り出したリングと重ねてみれば・・お~、いい感じ!
ここまで来てまた悩むのは切り出したリムとホィールの固着。
ホィール材質はアルミなのでハンダ付けがききません!
然らば・・
固着の強度にやや不安は残りますが瞬間接着剤で固めてしまえ~!
かくして幅9mmの前輪用と幅11mmの後輪用ホィールが出来上がり!!
ホィールが出来たらさっさとタイヤをくっつけちゃいましょう。
前輪に使う硬いスポンジタイヤは元々幅が狭く削りシロが少ないのでホィールの接着する段階で路面に対して垂直方向のブレを極力少なくしておきたい。
なので画像のタイヤ接着用の冶具を用いてホィールを廻しながらタイヤを接着、接着剤が乾くまでに微調整を繰り返し縦振れの無い位置を探します。
後輪用のタイヤはかなり幅広なのでホィールを中にもぐりこませる様に接着しておいてから内/外側の余ったところを切り飛ばせば冶具を使わなくても縦振れの無いタイヤが作れます。
あとはボール盤にかませてひたすら削る・・削る・・削る・・
ボール盤に向かい奮闘すること半日、削りカスにまみれながら前輪の直径が27mm、後輪が28mmまで整形した姿がこれです。
タイヤがむき出しのフォーミュラーマシンはタイヤ内側の縦面まで丸みを付けながら削るので整形に時間がかかります。
ボディーとのバランスも悪くないし苦労の甲斐はあった!
と悦に入っていたら・・なにやら定形外の郵便物が・・
差出人はと見れば・・rm_craftと書いてある・・フォーミュラーシャーシの製造元から何が届いたの?
開けた封筒からは、
袋分けされた2種類のホィールが・・
あれ?このホィール両側がくぼんでるぞ!
次回、衝撃の展開に・・ならんな・・