分譲住宅の第三者検査

こんにちは。
「新築分譲住宅って欠陥住宅や手抜き工事があるのではないか？？」
と心配している方に聞いていただきたいお話です。

先日、分譲住宅の引き渡し前の立ち会い（※）に、住宅の検査をすることを
仕事にしているホームインスペクターさんに来ていただく機会がありました。


ホームインスペクターの菊池照明氏
～気さくな感じの方ですが、とても熱心かつ丁寧に依頼者の方に対応されていました～

ホームインスペクターとは文字通り住宅の検査をしてくれる方です。

もちろん、有料なので、物件購入者の方のご希望で依頼したものです。
購入者の方から中立的な検査をできる方を紹介して欲しいと依頼されたので、
業界の草分け的存在の　株式会社さくら事務所　さんをご紹介して、
菊池照明さん（二級建築士）に来て調査をしていただきました。

結果的に、住宅に問題はなく（あっては困るのです）、仕上げの仕方で
「ここにペンキが付着している」「ここの仕上げをもう少し綺麗に」という
ような指摘を受けた程度でした。こういう指摘は、通常の立ち会いでも
購入者や仲介業者から指摘が出るようなものですから、特別なものでは
ありません。

ただ、購入者の方には一通り見てもらって問題が無かったという安心材料には
なったと思います。

新築物件なのか、中古物件なのかによって検査内容も変わるのかもしれませんが、
新築分譲住宅ですでに完成している物件なので、調査内容はざっと以下のような
形でした。
☆料金は１０万円弱、検査時間は２～３時間、後日レポートが届きます。
☆設計図通りになっているかどうかの確認であって、もっとこうすべき、という
　ような指摘はありません。そんなこと言われたら限が無いので当然ですが。
☆床下、小屋裏はそれぞれ点検口から目視で確認します。壁の内側は見えないので
　見ません。


検査の様子
～「欠陥があったら全社を揺るがす大事件です。ありえません」by 分譲会社のご担当者様～

立ち会っていて感じたのですが、
☆新築分譲住宅の完成物件でインスペクターに見てもらうのは費用対効果という点で
　メリットは無い。インスペクターが口を挟む余地が無いからです。
☆注文住宅等で建築途中の段階からチェックしてもらうのなら、とても価値がある
☆中古住宅の場合も、新築分譲住宅の完成物件程ではないにしても大してメリットは無い。
　気になる部分があるなら、検査などせずに補修・補強リフォームをした方が意味があるし、
　結局はその費用を織り込んだ上で、物件価格が高いか安いかと言う話になるだけである。

新築分譲住宅の場合、かつての欠陥マンション、欠陥住宅の問題以来、規制強化されていて
分譲主の責任で保険にはいったり、法務局に供託金を１０年間預け入れたりしないと分譲事業が
できなくなっていますし、これだけ情報が筒抜けの社会でしょっちゅうクレームを起こして
いては分譲事業などすぐに続けることができなくなってしまいますから、少なくとも、意図的に
手抜き工事をする分譲業者は居ないと思います。

私としては、建物に関しては信頼して、物件を取り巻く環境、特に周辺隣地に空き地が有る場合には、
将来建築物が建築される可能性が高いと考えて、その時に日当りや眺望はどうなるのか？とか、
近隣に騒音、悪臭、交通渋滞の原因になるようなものは無いだろうか？とかいうことに
気を配った方が良いだろうなと思っています。

最後に今回お世話になった株式会社さくら事務所さんの連絡先を書いておきます。
実はホームインスペクターの登録リストの中からいくつかの会社に問い合わせを
してみたのですが、結局、さくら事務所さんの説明が一番詳しかったのでこちらを
お客様にご紹介した次第です。どこに依頼しようか迷っている方は１度連絡してみては
いかがですか？

株式会社さくら事務所
東京都中央区日本橋茅場町3-12-9　ＮＩビル3F
TEL03-3661-5277
URL http://www.sakurajimusyo.com
※購入者、分譲会社の担当者、仲介業者の3者が物件完成後お引き渡し前に
　傷や汚れのチェック、住宅機器の使い方の確認をするために物件に集まる
　イベントです

柏市不動産なら
スマイル・リンク株式会社　柏店
柏市あけぼの1丁目4番16号
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URL http://www.sl-kashiwa.jp/
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