goo blog サービス終了のお知らせ 

そのCDジャケットは、僕に何を思い出させるのだろう

女性ボーカルレビューサイト"my favorite female singers"と連動したブログ

The Doobie Brothers, "The Captain And Me" (1973)

2007-12-23 14:39:55 | この一枚(アルバム)
大学時代、Eaglesは死ぬほど聴いていたが、Doobieはさっぱり。デビュー盤であるこの一枚を聞いて、単なる食わず嫌いだったことを思い知らされる。おそらく、洋楽を聴き始めた頃は、Micheal McDonaldのソロが非常に売れていた頃で、(後期の)ちょっとむずかしめのサウンド=Doobieっていう思い込みがあったのだと思う。この一枚をツタヤで借りてきたのだが、失われた20年を呪うような内容だった。

2."Long Train Runnin'"、ひたすらギターが格好いいねえ。3."China Grove"も言わずと知れた名曲だ。5."Clear As The Driven Snow"みたいな、いかにも西海岸って音もいいなあ。こういう曲があることを知っていれば、見方はすっかり変わっていたはずなのだ。タイトル曲である10. "The Captain And Me"のコーラスワークも、教科書的な三度コーラスながらすごいなあ。Eaglesが「コーラスではDoobieに絶対勝てない」と思っていたというのが納得できる。

Silje Nergaard, "Darkness Out Of Blue" (2007)

2007-12-02 01:27:34 | この一枚(アルバム)
発売直後に購入したものの、レビューをさぼっていたアルバム。通常盤とミニフォトアルバム付きの限定盤が出たのだが、もちろん私は後者を購入してしまった。ファン心理とは恐ろしいものだ。

さて、ヨーロッパでジャズシンガーとしての地位を気づきつつあるSiljeだが、この作品には、デビュー当時に近いポップシンガーとしての彼女の色が強く出ている。曲はポップだが、バックの連中はジャズとしての解釈で演っているという、とても面白いバランスのアルバムで、そういう意味では一時期のJoni Mitchellっぽい感じもあるだろうか。

2."How Are You Gonna' Deal With It", 4. "Who Goes There", 7. "The Beachcomber"、8. "When Judy Falls", 10. "The Diner"など、いい曲がてんこもりだ。

一番気になったのが、タイトル曲でもある11. "Darkness Out Of Blue"。リズムの刻みに、Methenyの匂いがする。締めの12. "Paper Boats"も、すごいなあ。

変な意味で特筆に値するのが3."Before You Called Me Yours"。これはJoni Mitchellの"Circle game"に酷似していて、わざとやったとしか思えない曲です。

My favorite female singers中のSiljeのページ

Workshy, "Smile Again" (2007)

2007-12-02 01:06:14 | この一枚(アルバム)
前記事に記したように、Workshyの5年ぶりとなる新譜が出た。相変わらずの洗練されたサウンドは見事なのだ。しかし、前作"Mood"のように、心奪われるようなものにはなっていない。どうしてだろうかと考えてみたのだが、原因はどうやらChrysta Jonesのボーカルの声域にありそうだ。Workshyの初期は高音域を売りにした曲が多かったようだが、前作で私が心奪われたのは低中音域の豊かさだった。この作品は、その中低域を使った曲が非常に少なく、初期作品のように高音域にぶら下がったような曲が多い。これはもう生理的なものだとしかいいようがなく、アルバムの出来の評価の指標としては不適切なものなのだが。

いいなあ、と思った曲は、3."Publiceye", 7. "Breakthrough"のあたり。2."smile"や6."Call on me"なんかは、初期作品っぽい軽さというか、キラっとした派手さがある曲だ。

My favorite female singers中のChyrysta Jones (Workshy)のページ

EPO, "UVA" (1995)

2007-11-03 03:56:44 | この一枚(アルバム)
なかなか中古盤屋で遭遇しなかったので、iTune Storeでアルバム単位で購入してしまった。隠れ名盤というのが大方の評価じゃないかと思うのだけれど、僕的には?ですね。

確かに、POPS爆走路線を走り過ぎ、力が抜けたいい歌が聴けるのだ。そこにいるのは、EPOというよりは佐藤栄子さんなのだと思う。しかし、半数の曲がセルフカバーという作りはどうなんだろう?ライブ音源を編集している曲が多いから仕方ないのか?

自分をreconstructしていく作業自体は彼女にとって必要だったのだろう。その作業結果をそのままでアルバムとして世に出し、リスナーを付き合わせるかどうかは別問題じゃないかなあ。本作以降の90年代後半の彼女の作品の良さを知ってしまっているだけに、余計にそう思う。

My favorite female singers中のEPOのページ

鈴木祥子 "Candy Apple Red" (1997)

2007-09-21 22:38:40 | この一枚(アルバム)
鈴木祥子さんでもう一作。このアルバムもすごい。

女性らしい歌詞だな、と思って聴いていると、"もう降参だと言いなさい"というサビに流れ込むという思わぬ歌詞の展開を見せる4. 「恋のショットガン(懲りない二人)」がまず面白い。3. "Sulky Cat Strut"あたりも、(決して好きでは曲調でないにも関わらず)天才だなあ、と思ってしまう。単純なようで実はメロディーの作りが面白いのは8.「君の赤いシャツが」。9."Shelter"にも、何とも言えない深みを感じる。11. "Angel"も大好きな曲。ポップなメロディーと自然体の歌詞ながら、とても大事なことを伝えているように思える。あなたの”胸の中の天使”は、あなたにどう生きろとメッセージを送っていますか?

そしてそして、この人の天才ぶりを示す一曲が7. 「3月のせい」だと思う。私の拙い言葉をどう書き連ねようとこの世界を説明できない。ぜひあなた自身が聴いてみて下さい。

My favorite female singers中の鈴木祥子さんのページ

鈴木祥子 「あたらしい愛の詩」 (1999)

2007-09-21 21:53:13 | この一枚(アルバム)
ここ数カ月ほどハマっているのが鈴木祥子さんだ。この人は天才だと思う。SOYへの楽曲提供で知ってはいたのだが、ソロアルバムを聞くと、あらためて圧倒されてしまう。
本作は、80年代洋楽へのオマージュみたいなキャッチコピーがついていたと思うのだけれど、なるほどそれらしい仕上がりだ。1. 「この愛を」を書いたときに彼女の頭にあったのはBruce Hornsbyの"The way it is"だったに違いない。"二人はとても似ていたので恋することは簡単でした"から始まる歌詞も絶妙で、実らなかった若き日の自分の恋を思い出すのだった。
もう一曲佳曲を挙げておくと5. 「愛は甘くない」だろう。メロディーの運びも佐橋氏のギターも自然で心地よく、なにより文体を変えて"愛は甘くないんである"と歌詞を締め括るセンスがすごいのだ。必聴。

My favorite female singers中の鈴木祥子さんのページ


Norah Jones. "Not too late"

2007-04-09 22:39:13 | この一枚(アルバム)
Norah Jonesの三作目。売れているようだが、どうにも私にとってはつまらない作品。なぜそう感じてしまうかと言えば、アメリカンルーツミュージックに寄り過ぎて、ジャズっぽさが薄れたのが原因じゃないかと思う。"Thinking about you"はいい曲だと思うが、オリジナルだというのに、どうも誰かの(The Bandあたりかな?)カバーのような気がしてしまうのだよね。

LANPA, 「水の上のPEDESTRIAN」 (1990)

2007-03-20 20:14:37 | この一枚(アルバム)
平松八千代さんが在籍していた、いわゆる「イカ天バンド」の一つ。あの番組としては異色な大人系バンドだった。最も印象に残っていたのは、タイトル曲でもある、2. 「水の上のPEDESTRIAN」。CDを当時保有していたわけでもなく、ほんの数回しか聴いたことがなかったにも関わらず、このメロディーの運びは覚えていた。あらためてCDで聴いてみると、アレンジが泣きそうなほどつまらないのだけれど。他には、1. "LOCH SENU"なんかを聴くと、なんかPat Methenyっぽいなあ、ということがいきなり頭をよぎる。彼がこの曲で求めた音の拡がり感がメセニーっぽいものだったんだと思うのだけれど。あとは、10, 「あの時の私達は」あたりもいい曲かな、と思う。これにはFleetwood Macあたりが思い起こされるかなあ。正直なところ、全体的にはそれほど面白いアルバムではありませんでした。

しかし、八千代さんのボーカルは、この作品ではまだちょっと不安定が感じられる。Soyの時代に向けて歌唱力がすごくアップしたんだな、と感嘆。

My favorite female singers中の平松八千代(SOY)のページ

Journey, "Frontiers" (1983)

2007-03-14 21:53:49 | この一枚(アルバム)
高校卒業の春を猛烈に思い出すアルバムだ。アメリカ発売が2月で、日本発売は5月だったとwikipediaにはあるのだけれど、ベストヒットUSAなんかでは早くからオンエアされていたせいだろうか?

1. "Separate Ways (Worlds Apart)"が売れていました。ディスコでこの曲ががかかっていた記憶があるんだけれど、あれは札幌だったのか?東京だったのか?5. "Faithfully"(邦題:「時への誓い」)は、いいロックバラード。ロードムービーっぽいビデオクリップだったのが思い出される。2. "Send Her My Love"も耳にこびりついてる感じなんだよなあ。ハードロック趣味ではなかった僕の記憶にさえ残るのだから、やはり名盤なのでしょう。

The Eagles, "One Of These Nights" (1975)

2007-03-13 22:11:09 | この一枚(アルバム)
イーグルスがハード路線へと舵を切り出した作品。でも結構好きで、大学時代に良く聴いていた(もちろんリアルタイムではない)。タイトル曲である1. "One Of These Nights"のコーラスにはやられました。3. "Hollywood Waltz"のペダルスチールにも、はまったものだ。4. "Lyin Eyes"なんて、ウエストコーストサウンドの教科書的な乾いた音だ。5. "Take It To The Limit"は代表的なヒット曲。8. "After The Thrill Is Gone"とか9. "I Wish You Peace"も好きだったなあ。この手の音の話で盛り上がった、一緒にバンドをやっていた友の顔を思い出す。彼が亡くなってもう10年以上が経つんだな。

My favorite female singers中のEaglesのページ