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そのCDジャケットは、僕に何を思い出させるのだろう

女性ボーカルレビューサイト"my favorite female singers"と連動したブログ

Perfume, "Electro World"

2008-05-18 18:45:10 | この一曲(シングル)
40を過ぎた中年男としては、「十代の女性など意に介さない」という態度を貫くべきかとは思うが、この人たちはどうにも気になります。昨年からのNHKの環境CMで「何者だ、こいつら?」とは思っていたのだが、先月のトップランナーを見てから「ひょっとすると、こいつら結構すごいかも」との感想を持った。「わーっ」という感じで見てしまったのが、この番組での"Electro World"という曲のライブパフォーマンス [YouTubeで観る]。「勢いあるなー。地力もバカに出来無そう。」という感じと、「曲面白いじゃん」という両面が、ないがませ。

そんな中で、当該番組でのインタビューと、日経トレンディの記事が理解の助けになった。YMOとか決して好きではなかったけど、テクノが当たり前に耳に入ってきてた我々の世代には、響くものがあるのかも。中田ヤスタカ氏をプロデューサーとするサウンド集団、という感じでみるのが正解のよう。トップランナー中の中田氏のインタビューというのが面白く、「三人それぞれの個性は?」という問いに対しての答えが、すべて声質に関するものだった。要は三人を「楽器」として捉えているということ。レコーディングでもこの指示が徹底されるらしい(熱唱しないように、椅子に座らされてレコーディングさせられる、など)。また、本人たちも、自分たちの役割がよくわかっていて、アーティスト然としていないところが面白い。

小室哲哉にしろ、つんくにしろ、プロデューサー・仕掛け人として成功して、そして飽きられていった人たちというのは過去にいて、今回もやがてはそうなっていくのだろうけれど、彼女たちにはいいパフォーマンス見せてほしいなあ。

ところで、中田ヤスタカさんは、金沢のご出身のよう。あの街からこういう人が出てくるのも、結構意外な気がしてます。

鈴木祥子 「優しい雨」 

2008-01-13 14:57:40 | この一曲(シングル)
非常に好きな曲です。作詞が小泉今日子、作曲が鈴木祥子さん。小泉今日子が歌ったバージョンは、1993年のTBS系ドラマ「愛するということ」の主題歌として使われ、オリコンの最高位は2位だったようだ。祥子さんはこの曲をアルバムとシングルB面で出しているらしいが、まだ聴いたことはない。

今日YouTubeで、鈴木祥子さんがライブでこの曲を歌っている映像を見つけた。一人でキーボードで弾き語っているのだが、ぞくっと来るような素晴らしいものなので、皆さんにもこの感動を是非。

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荒井由実、ハイファイセット 「卒業写真」

2007-03-21 21:31:03 | この一曲(シングル)
例年この時期になると、「卒業写真」のキーワードから検索して、私のウェブサイトを訪れる人が急増する。ハイファイセットのデビュー盤として発売されたのが1975年2月5日、ヒットから間が浅かったぼくらの時代はそんな事態にはなっていなかったのだけれど、、30年以上の時を経て学校教育では定番の合唱曲なんかにもなってしまったようだ。荒井由実バージョンは、バックのアレンジが秀逸。ハイファイセットバージョンは、やはり新居潤子(山本潤子)さんのボーカルが素晴らしい。

『あのころの生き方をあなたは忘れないで』というフレーズがこの曲にある。今日の午後、中学時代の同級生の訃報を伝えるメールが回ってきてた。全国紙の「おくやみ」欄に訃報が出るまでに有名人になった彼は、他の同級生たちのような収まり方とはほど遠いところで、決して平坦ではない人生を太く短く駆け抜け切ってしまった感がある。札幌を離れてから会ったのは一度だけ、新宿で集まって飲んだのは7-8年前だったろうか。彼の「あの頃の生き方」と、現在がどうつながっていたのだろう、とふと考え込む。彼の冥福を祈りたい。

加藤いづみ、「好きになって、よかった」 (1993)

2007-03-05 20:50:29 | この一曲(シングル)
それなりにヒットした曲だったと思うのだけれど、オンタイムでの記憶がない。アメリカに渡った直後の1995年春、「北の国から '95 秘密」のビデオを日本から送ってもらい、郷愁心をそそられながら見ていた。その中の雪印のCMで使われていたのがこの曲。どうにも気になり、LAまで買出しに行ったときに"Sweet Love Songs"というアルバムを仕入れた。アルバム自体はとてもつまらなかったが、この曲だけはやはり別物。未だに時々聞く曲だ。

CASCADA 「いつでもタッチ」

2006-05-14 01:39:01 | この一曲(シングル)
Tower records横浜駅西口モア店内にて、聞き覚えのある曲がかかっていた。Maggie Reillyの"Everytime we touch"のカバーなんだけど、私の苦手なユーロビートテイストで、聴くも無残な状況。ドイツのCASCADAというグループによるものらしいが、それ以前の問題としてこの邦題はなんとかならんのか?しかしこれがそれなりにマーケットでは当たったようだ。非常に複雑な心境なのだが、これを機にMaggie Reillyの名盤"Echoes"が再発でもされて、より多くの耳に止まりますよう。

あと、どこでも店頭でのKT Tunstallのプロモーションが盛んだ。新譜が出たのかと思ってあせって見てみると、そうではない。"Eye to the Telescope"の邦盤が、今頃になって東芝EMIから発売されたようだ。ずいぶん前に買った気がすると思うので調べてみると、UKでは'04/11の発売だった。それでもやはり、良い音楽がより多くの人に届くのはうれしいもの、日本での売れ行きに注視したい。

"My revolution"by 渡辺美里

2006-01-01 02:13:05 | この一曲(シングル)
 この曲の発売は1986.1.22、石野陽子が出ていたTBSドラマの「セーラー服通り」で使われた曲だ。この曲を初めて聴いたときの衝撃は忘れ得ない。PV以外のテレビで渡辺美里を最初に見たときのことは、はっきりと覚えている。当時のランキング番組の最高峰だったTBSの「ザ・ベストテン」初出演のときだ。発売直後が最高で上位からは2-3週で消えてしまうような現在とは違い、当時のチャートアクションはゆっくり上がり、ゆっくり下がっていくのが主流。渡辺美里はランクインした最初の数回は出演拒否をしてから、何週目かにどこかのライブ会場から初登場したのだが、緊張のあまりがちがちになっていたのがテレビでもはっきりと見てとれ、歌の出来も芳しいものではなかった。強がっている19歳、という感じだったが、それでも初めて見た動く渡辺美里には感動したものだ。

 それから20年、初出場の紅白でこの曲を聴いてから三時間と経過していない。その時間だけチャンネルを譲ってくれた嫁に感謝。デビュー20周年だった2005年を締めくくるにはふさわしい舞台だったのだろうと思う。久々にテレビで歌っていることを聴いたけれど、その堂々とした様子に、ダメダメだったあの日のベストテンのことをふと思い出した。最近セールスがちょっと持ち直してきている彼女も、先人の白井貴子EPOのように、売れた時期を過ぎても歌い続けたことで、静かだが強いメッセージを送ることが出来るようになったということか。しばらく渡辺美里ウォッチをさぼっていた僕だが、また注意を向けてみようと思う。 

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「一本の音楽」 by 村田和人

2005-12-25 01:12:50 | この一曲(シングル)
一言で言えば、「旅に音楽を持ち歩くことは欠かせない」、といった内容の歌だ。この曲を聴くと痛切に思い出すのが、1995年の夏のことだ。僕はこのとき海外修行中で、この夏はイギリス南部のブライトンという町に滞在していた。ある週末、どうしても北の方に行ってみたくなり旅に出た。本当はスコットランドに足を踏み入れたかったのだけれど、夏は宿を取るのが大変だとのことで、イングランド最北端のDurhamという町で引き返してきた。Durhamの駅で南へ戻る列車を待っていたときに駅で聞いていたのがMDに入れておいたこの曲、イギリスらしからぬ暑い日だったのを痛烈に覚えている。

なんでこんなことを書いているかというと、僕も最近遅ればせながらiPod族の仲間入りしたのがきっかけだ。この曲は1983年の発売、日立マクセルのカセットテープのCMで使われていたので耳にすることは多かった。実家の弟がこの曲にどっぷりの時期を過ごしたこともあり、10年前の春に帰省したときにこの曲をMDに録音した。それが海外に出る直前のこと。今の若い人は、「一本の音楽」という言葉から何を思うだろう?メモリースティックだろうか?カセットのことだとは思わないのは確かだと思う。最近、旅(というか出張だけれど)に出ることが多い。この曲をiPodに入れて持ち歩こうと思う。カセット・MD・デジタルオーディオと、自分の関わったテクノロジーも何世代にも渡るようになってきたなと実感することで、自分の軌跡も感じてみようと思う。歌詞のように、「昨日までのわずらわしさ、破り捨ててしまえ」とはいかない現実とともに。

"Voice" by Paris Match

2005-12-02 01:48:24 | この一曲(シングル)
11/23にシングルが発売になった直後だそう。先週末にFMで何回か聞いて興味を持った。これ以前の作品をまったく知らないし、DJが「クラブシーンで・・・」と言いかけた途端に別の局に移ってしまうというほど邦楽のクラブ系に拒否反応が強い僕なのだけれど、この曲はいいね。思わずシングル買いました。

杉山洋介と古澤大の音の作りは、かっちりと計算されていて心地よい。オリジナルラブの田島氏がプロデュースしたアンナバナナの"high dive"あたりを思い出す。ドリカム的でもあるとも言えるかな。(ということは、Swing out Sisterっぽくもあるのか)。

でも、やはり決め手は、ボーカルのミズノマキの声だろう。独特の透明感と、ふっとファルセットに抜く歌い方、理屈抜きにいいと思える。弱点はといえば、残念ながら歌詞が意識に残らないこと。適切な表現ではないかもしれないけれど、インストものとして聞いているっていう感じだろうか。ミズノマキの声が楽器として優れていると言えるかもしれない。

まあとにもかくにも、以前の作品も聞いてみようかという気に、ちょっとなったのだ。

「ミスターサマータイム」(サーカス)

2005-11-04 23:29:03 | この一曲(シングル)
ある午後、カーステで「ミスターサマータイム」を聞いていたときの、妻との会話。

妻「だいたい、ミスターサマータイムって誰だよ?」
私「要するにこの歌詞、ナンパされてやっちゃいました、ごめんなさい、って内容なんだよね」
妻「なんだ、尻の軽い女の話か」(と吐き捨てる)
妻・私「げらげらげら」

「海を見ていた午後」(荒井由美)

2005-11-04 23:25:56 | この一曲(シングル)
ある午後、カーステで荒井由美の「海を見ていた午後」を聞いていたときの、妻(はまっこ)との会話。

私「この歌詞に(山手のドルフィンに)『坂を上ってひとり今日も来てしまった』ってあるけど、これは根岸の方から登ったってことかね。」
妻「そうじゃないの」
私「えらく急だよね。あの坂。歩いて登ると。」
妻「ご苦労さんなこって」
私「まったくご苦労さんなことで」
妻・私「げらげらげら」