どんちゃんの田楽と狐のgooブログ

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中世豊嶋氏の最大勢力時の統治エリア

2012-06-21 18:30:45 | 地域
中世豊嶋氏の最大勢力時の統治エリア



『王子神社の田楽(王子田楽)』(東京都北区王子)の項で
「 鎌倉時代以降の300年間という長きにわたって豊嶋氏という統治者が、いまで言う東京地域のほとんどから南埼玉に至る広大な領域を治め、・・・」
と書きました。

豊嶋氏のことを書いた書の中に、豊嶋郡、足立郡、新座郡、多摩郡、児玉郡の五郡を領した、との記述もあります。五郡統治という記述は、後醍醐天皇の時期の記述に出てきます。

五郡統治ということとか、それ以外のこととか、長い長い豊嶋氏の歴史のなかでは実効支配の細目は時代時代で変わっているということもありますし、それぞれの地域に詳しい方の解説でお調べ下さい。

ここでは、実効支配としては豊嶋郡全域とその周辺から多摩の内部にも及んでいたという記述が多いということをお示ししておきます。そういうことをご理解のうえでご覧いただきたいのがこの地図です。中世豊嶋氏の最大勢力時の統治エリアとされているのを地図に色付けしてみました。

そこに王子を中心に近辺を同心円で漫然と囲ってみました。
こんくらいはいつも実行支配してたかな、なんて調子で丸をしただけですが。この範囲をみるだけでも広大なのが判ります。

ま、ともかく、中世豊嶋氏の最大勢力時の統治エリアの中心地が王子でした、とお示ししたいわけです。

王子権現は豊嶋氏の産土神としての地位であったとされます。

こういう豊嶋氏の庇護のもとの「王子田楽」だったのです。

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