Ⅲ シングル/ペア要素の+GOE採点ガイドラインの更新(プラス面)
これらのガイドラインは、マイナスGOE採点表と一緒に利用されるためのものである。
これらのガイドラインは、マイナスGOE採点表と一緒に利用されるためのものである。
プラス面およびマイナス面の両評価により、実施された要素の最終のGOEを決定する。
重要なことは、要素の最終のGOEに、エラーによる引き下げだけではなくプラス面が反映されていることである。
最終のGOEを計算するためには、まず始めに要素のプラス面を考慮し、これがGOE評価の起点となる。
次に、ジャッジはあり得るエラーのガイドラインに従ってGOEを引き下げ、その結果が最終のGOEとなる。
起点となる(プラス面の)GOEを確立するために、ジャッジは各要素に対して次の項目を考慮しなければならない。
GOEの等級に対する項目の数は各ジャッジの裁量によるが、一般的には以下を推奨する。
+1:2項目 +2:4項目 +3:6項目またはそれ以上
《ステップシークエンス》
①エネルギーが十分で焦点の定まった演技。
②シークエンス中のスピード、またはスピードの加速が十分。
③十分に明確で正確。
④深いはっきりとしたエッジ(全てのターンの入りと出を含む)。
⑤全身が関わり十分にコントロールされた正確なステップ。
⑥独創的でオリジナリティがある。
⑦開始から終了まで無駄な力が全く無い。
⑧音楽構造に要素が合っている。
《スパイラルシークエンス》
①流れがよく、エネルギーが十分で焦点の定まった演技。
②シークエンス中のスピードが十分。
③身体のラインが良く(四肢が)完全に伸びている。
④スパイラル姿勢間の無駄な動きが最小限。
⑤柔軟性が十分。
⑥独創的でオリジナリティがある。
⑦スパイラル姿勢や変形姿勢に素早く楽々と達している。
⑧音楽構造に要素が合っている。